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「人を信用するのがあまり得意じゃない」「やっぱり怖い」下北沢の女子大生社長あいりさん(20)が古着屋で“大成功”しても抱え続けた“苦悩”《個人経営のムズカシさ》

『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん

『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん

 小学生の頃から「経営者になる」という夢を抱いて高校卒業と同時に上京、両親から借金して下北沢で古着屋「Elpaso」をオープンしたあいりさん(20)。なんと中学生の頃から、すでに夢のために動き出していたという。「運がよかっただけ」。そう、あっけらかんと語る女子大生オーナーの秘められた努力の歴史とは──。【全3回中の第3回。第1回から読む

 * * *
──古着屋「Elpaso」は内装も素敵ですよね。壁紙や商品棚なども、あいりさんが手掛けたんですか?

「壁紙は、この場所を前に借りていたオーナーさんの趣味ですね。壁沿いの商品棚は前のオーナーさんから譲ってもらったものですが、入口の棚は実家から持ってきたものです。実家が田舎だからか、使えそうなものはなんでも溜め込む癖があって。元は建築系の足場だったものを実家の倉庫で見つけて『これ使えるじゃん』って、ペンキで塗って棚にしました」

──商品は全部で何着ぐらいあるんですか?

「ちゃんと数えたことないんですけど、2000着ぐらいはあります」

──出演した『ザ・ノンフィクション ボクと古着と下北沢~夢と現実のヴィンテージ~』(フジテレビ系)でも、貴重なビンテージ古着は高価格で取引されていると放送されましたが、店舗に置いてある1000着以上の中で一番高い商品はなんですか?

「レジ裏で展示しているデニムジャケットが19万5800円で、いま販売しているものの中だと一番高価ですね。もともと店頭には出してなかったんですけど、『ザ・ノンフィクション』に出演したことでビンテージ好きのお客さんが来るかもしれないと思って、倉庫から引っ張り出してきたうちの一着です」

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