今いるスタッフは信用できるように
──「大好きな古着を扱うお店を持つ」という“夢”を叶えたあいりさんですが、過去には運営の面で悩んでいたと聞きました。
「最初にお店を開いた時は、店舗も狭かったので全部の業務を1人でこなしていたんです。でも、立地とか規模とかいろんな理由があって、今の場所に移転してきたんですけど、店が広くなったぶん、新しくスタッフを入れないと営業が回んなくなっちゃって。でも、人を信用するのがあまり得意じゃないので、当時はかなり悩みました」
──人を信用するのが得意じゃないとのことですが、過去に裏切られたことがあったんですか?
「いや、特にないんですけど、被害妄想みたいな。知り合いの古着屋さんから、『スタッフは、レジ金盗らなきゃ優秀』『商品盗らなきゃ優秀』ってよく言われるんですよ。個人経営だとそういうことが起きるかもしれない世界なんだ、って思うとやっぱり怖いですよね。それで、いざ採用してもお店を任せるのは結構怖かったんですけど、もう今いるスタッフは信用できるようになりました。新しい人を入れるってなったら、ちょっと時間はかかるかもしれないですけど」
