仕入れはアメリカの知り合いから全て送ってもらっている
──そこまで信用できる関係性ってすごいですね。どのように知り合ったんですか。
「中学生の頃に知り合った人の友達なんですよ、仕入れ先の方が。中学生の時に、海外の方と交流する機会があって、外国人の方と知り合いたいと思っていた時期だったので、仲良くなってたまにメッセージでやり取りしていたんです。それで、その人に『実は古着屋やりたいんですよね』みたいな話をしたところ、いろいろ人脈を繋げてもらって。古着だけじゃなくて、雑貨の仕入れ先も紹介してもらい、現在に至るという感じですね」
──人生の目標を達成するために、中学生の時から積み重ねてきたということですね。
「運がよかっただけです。なんか『うまくいきすぎてない?』とはよく言われるんですけど、運でうまくいきすぎました、多分。もちろん、両親に借金していましたし『親の力使ってるだろ』ってなるとは思いますけど、お金以外はほぼ関与されていないです。特に、父親は古着好きじゃないですし、今は月にいくらか実家に仕送りもできるようになりました」
──お父さん、古着好きじゃないんですか?
「ほんとに好きじゃないんですよ、古着。ユニクロとかファストファッションの方が、よほど機能性も優れているし生地もいいし、ってタイプで」
──では、あいりさんは古着のどこに魅力を感じたんですか?
「高校生の時に好きになった理由は、まず『人と被んないから』でした。古着着ておけば基本被んないだろう、みたいな。それに可愛いデザインも多いし、新品で買うよりも安く買えるとか、そういう部分じゃないですかね」
