国内

《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長

六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長

 4月26日、指定暴力団・稲川会の清田次郎総裁の葬儀が、神奈川県川崎市内の傘下組織事務所にて執り行なわれた。

「清田総裁は川崎市内の病院に数年前から入院し、闘病中でしたが、21日に84歳で亡くなりました。病死と見られています。2010年に五代目会長に就任し、2019年に六代目総裁に就任。一線こそ退いていましたが、内堀和也会長の相談役として組織をまとめ上げた。対外的にも六代目山口組、住吉会とのトップ会談を初めて実施させてきた。“ヤクザのドン”の一人で間違いないでしょう」(実話誌記者)

 清田総裁が亡くなった翌日には親戚団体にある六代目山口組の司忍組長、新しく若頭に就任した竹内照明若頭、前若頭で分裂抗争を指揮したといわれる高山清司相談役の“トップ3”が急遽、横浜に来訪し弔問に訪れている。

「六代目側の一方的な終結宣言で事実上の抗争が終結したとはいえ、抗争相手である神戸山口組や池田組、絆會らの動向は不透明なまま。“万が一”を警戒し、横浜駅には多数の警官が配置された。六代目側もボディガードをつけ、3人とも時間をずらして行動していた」(全国紙社会部記者)

 清田総裁の死去翌日に真っ先に動いた山口組だが、近年、稲川会とは密接な関係にある。

「山口組との親戚関係は1970年代から続いていて、三代目山口組の山本健一若頭と稲川会の石井隆匡理事長が兄弟盃を交わしたことがきっかけと言われている。関係が危ぶまれた時期もありましたが、ここ数年は非常に強く、今回の分裂抗争終結においても内堀会長が住吉会・小川修司会長と共に動いている。

 組織間の関係が良好なのは、竹内若頭と内堀会長が五分の兄弟盃を交わしているのがひとつの理由だと言われています。亡くなった清田総裁は昨年末に容態が急変していますが、竹内若頭は山口組の恒例行事である餅つきを欠席して、関東で待機していたというほど。両者とも組織を率いる立場になったため、今後も関係を強めていくでしょう」(同前)

関連記事

トピックス

2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗、直近は「マスク姿で元気がなさそう…」スイミングスクールの保護者が目撃
NEWSポストセブン
娘たちとの関係に悩まれる紀子さま(2025年6月、東京・港区。撮影/JMPA)
《眞子さんは出席拒否の見込み》紀子さま、悠仁さま成年式を控えて深まる憂慮 寄り添い合う雅子さまと愛子さまの姿に“焦り”が募る状況、“30度”への違和感指摘する声も
女性セブン
電撃結婚を発表したカズレーザー(左)と二階堂ふみ
「以前と比べて体重が減少…」電撃結婚のカズレーザー、「野菜嫌い」公言の偏食ぶりに変化 「ペスカタリアン」二階堂ふみの影響で健康的な食生活に様変わりか
週刊ポスト
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「ローションに溶かして…」レーサム元会長が法廷で語った“薬物漬けパーティー”のきっかけ「ホテルに呼んだ女性に勧められた」【懲役2年、執行猶予4年】
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
「なぜ熊を殺した」「行くのが間違い」役場に抗議100件…地元猟友会は「人を襲うのは稀」も対策を求める《羅臼岳ヒグマ死亡事故》
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《北島康介に不倫報道》元ガルネク・千紗「アラフォーでも美ボディ」スタートさせていた“第2の人生”…最中で起きた波紋
NEWSポストセブン
駒大苫小牧との決勝再試合で力投する早稲田実業の斎藤佑樹投手(2006年/時事通信フォト)
【甲子園・完投エース列伝】早実・斎藤佑樹「甲子園最多記録948球」直後に語った「不思議とそれだけの球数を投げた疲労感はない」、集中力の源は伝統校ならではの校風か
週刊ポスト
音楽業界の頂点に君臨し続けるマドンナ(Instagramより)
〈やっと60代に見えたよ〉マドンナ(67)の“驚愕の激変”にファンが思わず安堵… 賛否を呼んだ“還暦越えの透け透けドレス”からの変化
NEWSポストセブン
反日映画「731」のポスターと、中国黒竜江省ハルビン市郊外の731部隊跡地に設置された石碑(時事通信フォト)
中国で“反日”映画が記録的大ヒット「赤ちゃんを地面に叩きつけ…旧日本軍による残虐行為を殊更に強調」、現地日本人は「何が起こりるかわからない恐怖」
NEWSポストセブン
石破茂・首相の退陣を求めているのは誰か(時事通信フォト)
自民党内で広がる“石破おろし”の陰で暗躍する旧安倍派4人衆 大臣手形をバラ撒いて多数派工作、次期政権の“入閣リスト”も流れる事態に
週刊ポスト
クマ外傷の専門書が出版された(画像はgetty image、右は中永氏提供)
《クマは鋭い爪と強い腕力で顔をえぐる》専門家が明かすクマ被害のあまりに壮絶な医療現場「顔面中央部を上唇にかけて剥ぎ取られ、鼻がとれた状態」
NEWSポストセブン
小島瑠璃子(時事通信フォト)
《亡き夫の“遺産”と向き合う》小島瑠璃子、サウナ事業を継ぎながら歩む「女性社長」「母」としての道…芸能界復帰にも“後ろ向きではない”との証言も
NEWSポストセブン