王鵬(時事通信フォト)

王鵬(時事通信フォト)

 王鵬は32回の優勝を誇る横綱・大鵬の孫として知られ、大関・琴櫻に続く3世代三役を達成している。

「埼玉栄の先輩である琴櫻を慕っており、大の里のことは倒すべき相手と認識しているとされます。王鵬は埼玉栄時代に国体の個人と団体で優勝しているが、学年がひとつ下の大の里が新潟・海洋高だった時代に1度だけ対戦があって、王鵬が敗れている。中学2年まではレギュラーにもなれなかった大の里ですが、海洋高1年でインターハイ準優勝したのをはじめ、高校時代に頭角を現わし、日体大で大きく進化した。

 高校を卒業後に角界入りし、たたき上げで出世した王鵬の最近の頑張りの源は、大学を出て幕下10枚目格付け出しデビューからスピード出世した大の里の存在にあると言えるでしょう」(同前)

 大の里、王鵬を含むミレニアム世代では、大の里とは1年間で2勝2敗の平戸海、日体大の同級生で4年時のインカレ決勝で大の里を破って学生横綱になった阿武剋、骨折で幕下筆頭まで番付を落としているが高校横綱など5冠で大の里とは高校時代に5勝1敗と圧倒して高卒後に入門した北の若などがいる。超スピード出世で同世代を置き去りにした大の里だが、ここにきて同世代にストップをかけられるのか。

※週刊ポスト2025年5月23日号

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