恋愛リアリティ番組「ラブ・アイランド」に出演したインフルエンサーにもドバイ案件の話が持ちかけられたという(Xより)
たとえば、イギリスの公共放送『BBC』は2020年の時点で、すでに類似の実態を報じている。同国の恋愛リアリティ番組「ラブ・アイランド」に出演した若手インフルエンサーたちが、番組終了後すぐにドバイでの“おいしい仕事”を持ちかけられたというのだ。
BBCに登場した女性は、ドバイでの5泊で5万ポンド(約1000万円)という破格の報酬、さらに別のケースでは年収10万ポンド(約2000万円)と高級ブランドの服とバッグ付きといった条件で、現地の富豪の付き添い役になるよう持ちかけられたと証言している。彼女たちに提示された契約書には秘密保持条項が含まれており、仕事内容の詳細は開示されないまま、ただ高額な報酬だけが強調されていたという。
最近、こうした“ドバイ案件”は「Porta Potty Party(ポータポッティ・パーティー)」という名で注目を集めている。ポータポッティは本来、野外イベントなどで使われる簡易トイレのことだが、SNS上ではまったく別の意味で使われている。そこでは、女性が“人間トイレ”のように扱われるパーティーを指し、高額な報酬と引き換えに過激な性行為を強要される、裏ビジネスの隠語とされているのだ。
アメリカのオンラインメディア『Vox』は、贅沢な暮らしを夢見る若いモデルたちの排泄物をアラブの富豪たちやラクダに食べさせたり、反対にラクダの排出物を食べるよう要求されると報じている。