マジックミラー号を使った逆ナン企画も再生回数が伸びた(YouTubeより)
てとぅ「昔、Twitter(現X)で“暇な女子大生”というアカウントがバズっていたじゃないですか。マッチングアプリで知り合ったエリートとの行為をレポートするっていう。僕はずっとネットマーケティングの仕事をしていて、動画制作は素人だったんですが、『あれをYouTubeでやったらおもしろいだろうな』という構想をずっと抱えていました。ただ、肝心の演者が見つからず……。友達のしろちゃんに相談したら、めしあを連れてきてくれました」
──めしあさんとしろさんは、もともと友人だったんですか?
しろちゃん「てとぅから相談を受けた半年くらい前、知り合いの男の人ふたりとカップル喫茶に行こうとしたとき、『もうひとり女の子ほしいね』という流れになって、女性同士をマッチさせるアプリで募集をかけてみたんです。それでやってきたのがめしあでした。」
めしあ「その女性同士をマッチさせるアプリっていうのは、普通は合コンとかの人数合わせで使われているものなんですよ。カップル喫茶の募集なんて初めて見たから、『おもしろい! 行くしかない!』と即返信しました」
しろちゃん「初対面のとき、めしあが『私って本当に“行為”が好きで~』とすごく楽しそうに話していて、男友達も『逸材を連れてきたな!』と盛り上がっていました(笑)。それから合コンを開いたり、イケメンをパスしあったり、半年で4回くらい会ったかな。それで、『あの子ならいいんじゃない?』と思って、てとぅにめしあを紹介しました」
ゴキブリ駆除業者と関係を持った話。
──めしあさんは、性について語るYouTuberになることにためらいはなかったですか?
めしあ「当時の私は社会人1年目だったんですが、職場がめちゃくちゃ酷い環境で……。もう退職することは決めていたものの、『じゃあ次はどうしよう?』と考えているタイミングでした。そんな時期にてとぅとの打ち合わせに参加してみた結果、『これをやろう!』と。昔からYouTuberにあこがれていたし、自分でもひそかに『私ってトーク上手いな』と思っていたので(笑)、思い切って挑戦してみることにしました」
──てとぅさんとの打ち合わせで、どんな話をしたんですか?
めしあ「打ち合わせのときにテストとして動画を回していて、『あ。試されてるな』と感じました。『じゃあ、あのネタだ!』とゴキブリ駆除業者と関係を持った話をしました。社会人1年目のときに住んでいた社宅がゴキブリの出るところで、駆除業者を呼ぶことにしたんですよ。ふと、業者とそうなってみたい気持ちが湧いてきて……。
駆除に来たのが若くて清潔感のある人だったので、自分から隙を作るじゃないけど、タメ語で雑談を振ってみたりしているうちに、相手がキッチンにあるお酒の缶を見て、『めっちゃ飲むんだ~』とタメ語で返してきたので、こりゃいけるぞと(笑)。」
てとぅ「そのエピソードを聞いて、こんなおもしろいやつが世の中にいるんだと感動しました。『これは絶対いける! 世界をひっくり返せる! この出会いは運命だ!』と(笑)。しろちゃんとコンビでしゃべっているときの感じもよかったんですよね」
──顔出しで性について発信することに抵抗はありませんでしたか?