「2024年に最もドッキリにかけられたダマされ王」ランキングの王者となったお笑いコンビ「きしたかの」の高野正成さん
『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で、「2024年に最もドッキリにかけられたダマされ王」ランキングの王者となったお笑いコンビ「きしたかの」の高野正成さん(35)。現在はさまざまなドッキリ案件が王者の元に舞い込んでいるが、これほどダマされ続けるのは純粋だからか、はたまたネタなのか……。
インタビューを進めると、“ドッキリ芸”の原点は相方・岸大将さん(35)とのYouTubeチャンネル『高野さんを怒らせたい。』だった。配信コードギリギリのドッキリは、テレビよりも過激だった──。【インタビュー全3回の第2回。第1回から読む】
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──前のインタビューで、記憶に残っているドッキリとして、事務所の後輩「ガクヅケ」木田さんの楽屋泥棒を挙げていましたが、同じく『水曜日のダウンタウン』のみなみかわさんとの掛け合いドッキリも大反響でした。テーマは「『人がいる』の仕掛け人をやったあと帰宅した自宅に人がいたら気のゆるみもあってめちゃ怖い説」です。
「最初は僕がみなみかわさんの家に行って、僕を見て驚いて終わるはずでした。それが今度、僕が家に帰ったらみなみかわさんがいる。また僕が行く、みなみかわさん来る。毎回スタッフさんが『マジで本当にこれで終わりです』って言うんですけど、その辺りからお互いに『どうせいるだろ』っていう感覚になって来るんですよね」
──ドッキリを繰り返した末、夜にみなみかわさんはいなくなりました。ようやく、みなみかわさんを忘れることができたんですね。
「いや、『みなみなわさーん、どこいるんですかー』って1~2時間くらい家で探していました。冷蔵庫の中まで探して、いないことを確信して寝て朝起きたら目の前に立ってたんですよ。めっちゃ怖いし、驚きましたよ。しばらくトラウマになって、仕事から家に帰ってきて玄関ガチャって開けたら奥さんの姿があって、『うわー!』って叫びました。奥さんに『そりゃいるよ』って言われ、家に人がいること自体怖くなり、1週間くらいは家に帰っても『いる』って思いながら玄関やお風呂のドアを開けていました」