大阪府連の青山繁晴氏(時事通信フォト)
A氏はそのB氏からお金を受け取っていたものの、その金額は20万円だったという。
「居酒屋の会合の後、Bがうちの事務所に来て、『これちょっと少ないけど』と封筒を出して。開けたら20万円が入っていた。どうせ太田からのカネだろうと聞いたら、『ちゃう、ちゃう、俺のカネや』と言う。
なんであんたが太田の選挙のためにカネを出すねんと言うと、『聞かんといて』と困っていた。それで事務所の外に出て、Bの前で若い連中に『Bが20万円くれたからみんなでご飯食べに行こう』と声を掛けた。3日間で20万円分メシ食べて、その領収証を全部Bに渡したんです。その話を議連の研修会で太田にしたら、『えっ、500万円渡したのに20万円しかもらってないの』と驚いていた」
A氏がB市議から受け取ったという20万円の原資は太田氏からのカネなのか。太田氏から500万円受け取っていたとすれば残りはどうしたのか。
B市議に聞くと、「選挙は手伝ったけど、太田さんからカネを受け取ったことはない」と答え、居酒屋会合もA氏への20万円提供も「すべて事実無根」と否定した。
(後編に続く)
※週刊ポスト2025年5月30日号