15歳のときにアルバイトとして入社した
「いや、実は休みの日はカレーをあまり食べないんですよ──」
そう笑うのは、株式会社スカイスクレイパー代表取締役社長・諸沢莉乃氏(23)。「カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)」を中心に、東京都内ほか全国で27店舗(うち2店舗はラーメン店)を展開するFC(フランチャイズ)企業のトップだ。
15歳でアルバイトとして門を叩き、そこから猛スピードで階段を駆け上がり、ついには昨年5月、22歳で社長に就任。それから1年、若き社長の素顔は意外さで溢れていた──。【前後編の後編】
──休みの日くらいはカレーから離れたいということでしょうか。
「はい、賄いで毎日のように食べているので。弊社では『CoCo壱』が25店あって、『ラーメン大戦争』も2店あります。だから、普段の食生活は“カレー→ラーメン→カレー→カレー→夜はビール”みたいな感じです」
──夜はビール(笑)。
「もう、ビール大好きなんです。しかも、ちゃんとおつまみを揃えて飲むのが好きで。馬刺しとか塩辛とか、そういう渋めのやつですね。休みの日に昼から飲める角打ちとか、フェスとか。あれはもう天国じゃないですか」
──社長に就任されて1年。プライベートでは何か変化はありましたか?
「覚悟はしていたのですが、やはり友達は減りましたね。話もだんだん合わなくなっちゃって。高校の頃は毎週末、違う友達と遊んでたんですけど、今はもう“この人たちだけ”って決めた数人にしか会ってないです。本当に仲のいい、気を遣わない人たちだけ」