こうしたセレブイベントが終わったあとに性的パーティー「フリーク・オフ」が行われていたという(Getty Images)
4日間ぶっ通しで部屋はオイル塗れ
「コムズの元交際相手のキャシー・ベンチュラによれば、フリークオフは最長で4日間ぶっ通しで行われていました。コムズは彼女に『全身が常にピカピカであってほしい』という不可解な命令を出し、5分おきに全身にベビーオイルの塗り直しを命じ、ホテルの部屋は壁からドアノブまでオイル塗れで、何千ドルもの修復費がかかることもあったという異常ぶりです。
彼はパーティーの間中、音楽を流して、リズムに応じて色が変わるスタジオ用の照明機材を持ち込むなど、セックスパーティーの演出にも異様なこだわりを見せています。キャシーさんは『彼をとても愛していた』ためにやむなくパーティーに参加していたと語っていますが、一方のコムズは、彼女と性的関係を持たせるための男娼を、ロサンゼルス、マイアミ、ラスベガスからわざわざ飛行機で呼び寄せていたといいます」
かつて“帝王”だった男は今、ニューヨーク・ブルックリンの拘置所で鉄格子の向こうにいる。性的人身売買や組織犯罪などの罪に問われている連邦裁判で有罪となれば、終身刑も現実味を帯びる。いま、欲望で築かれた王国は静かに崩れ落ちようとしている。