「スター・アワード」で最優秀新人賞を獲得したイアン・ファン被告(HPより)
ファン被告の執拗なアプローチ
今回の事件が大きく注目を集めたのは、ファン被告の少女への執拗すぎるアプローチだ。現地メディアの報道によれば、少女が新型コロナウイルスに感染し、ホテルで隔離されていた際にも、ファン被告は無神経にも部屋を訪れ、ビール2缶を持参して性行為を要求。不安がる少女がコンドームの使用を求めたが、ファン被告は拒否し、無防備な性行為に及んでいたようだ。これが少女にとって、初めての性体験だったことも報じられている。
その後も少女がインフルエンザで入院した時にも母親の見舞いが終わった後、お構いなしに病室に深夜忍び込み、再び性的関係を迫った。挙げ句の果てには、こうして繰り返される無防備な性行為の結果、少女は性感染症であるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してしまったという。
事件が明るみに出たのはファン被告と少女が知り合って3か月後の8月。母親が2人の関係に気づき、警察に通報したのだ。これによりファン被告は翌日逮捕されるが、保釈後も少女への連絡をやめることはなかったという。
「ファン被告は、1日に18回もの電話やWhatsAppでメッセージを送り続けていたと言います。さらに彼は『刑務所に入るくらいなら自殺する』と少女を脅迫し、少女に対して母親への告発を取り下げるよう迫ったとも報じられています。
この一連のやり取りから少女は深刻な精神的ダメージを負い、適応障害の診断を受け、最終的には5日間入院することになりました。ファン被告の身勝手な犯行は、少女の人生を破壊する、卑劣なものでした」(国際ジャーナリスト)