中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
同僚の女性たちと次々に不倫をして妊娠させ、挙句の果てには感情の乱れから手術中に患者を40分も放置する────。北京の名門病院「中日友好病院」で起きた、信じ難いスキャンダルが中国で大きな波紋を呼んでいる。
問題の医師の名は、肖飛 医師(39)。中国一の名門大学・北京大学医学部を卒業後、アメリカの名門医療機関やセントルイス・ワシントン大学で研究員を務めるなど、競争社会の中国において、まさに順風満帆なエリート街道を歩んできた人物だ。その後は日本政府の無償援助で創設された、中国を代表する医療機関の1つである「中日友好病院」に医師として勤務していた。
このエリート医師が、勤務先を解雇され、その上共産党からも除名されるに至ったのだ。「国営新華社通信」などの中国内主要メディアに加え、香港の英字紙「サウスチャイナモーニングポスト」のほかインドやシンガポールの主要メディアが報じるなど、世界的な話題となっている。
しかもこの発端が、自らの「度を超えた不倫」。一体、何があったのか。国際ジャーナリストが解説する。
「今年4月中旬、肖氏の妻がソーシャルメディア上に、肖氏のにわかには信じ難い公私の不適切すぎる行いについて、暴露したことがきっかけです。まず注目が集まったのは、際限のない不倫。肖氏は妻と娘の家庭があるにもかかわらず、2019年2月から同じ部署の女性看護師と浮気を始めたのだといいます」
さらに大胆なことに肖氏は2人で旅行に出かけたり、故郷の両親に会わせてもいたというのだから驚きだ。肖氏はこの女性看護士と不倫を始めてからわずか1か月後の3月、そしてさらに6月にも2度にわたって妊娠させ、女性看護師が1度目は流産、2度目は中絶したことも暴露されている。
妻はたまたま肖氏とこの女性看護師との性的なメッセージを発見し、不倫の詳細を知って激怒。問い詰めると、肖氏は妻の前にひざまずいて赦しをこい、今後は妻に忠誠を誓うという手紙を書いたのだという。
これで一旦落ち着きを見せるかと思いきや……。