アウトレットでデートする錦織と観月(2020年)
苦戦が続く錦織
錦織は2022年1月に股関節の手術を受けて、長期離脱を余儀なくされた。2023年6月に実戦へと復帰したが、なかなか完全復活には至らず、現在の世界ランキングは66位。全仏オープンに続き、6月30日から開幕するウィンブルドン選手権も腰痛のため欠場することになった。
今年1月に公開されたインタビューで、錦織は、一時は引退も意識していたことを告白している。
〈正直、1年前は全然あるなと思っていました。引退っていうのがちょっと目の前に見えてきて、怖かったんですけど、今は消えましたね。テニスが楽しくできていれば、っていうところが一番かな〉(『Number』2025年1月)
苦境に立たされるなか、さらに今回のスキャンダルだ。世界的テニスプレイヤーは今、再び自分を省みるタイミングなのかもしれない。