元セクシー女優・早坂ひとみ
地上波のバラエティ番組やドラマ、女性誌にも“セクシー女優”が進出するようになった2000年代、並みいる女優たちのなかでもアイドル的人気を誇った早坂ひとみ(42)。2006年に引退後はプロダクション経営、キャバクラのプロデュースやラウンジバーのオーナーを務め、SNSなどを通じてファンとの交流を続けてきた。そんな早坂が、デビュー25周年を迎えて久しぶりにファンとの再会イベントを開催するという。19年の時を経て、再始動を決めた心境を赤裸々に明かした──。【前後編の前編】
トレードマークのアヒル口と陶器のような肌は現役時代と変わらない。そんな彼女が40代になって、早坂ひとみとしての活動を再始動している。
「元マネージャーが撮影スタジオを開いた縁で、3年ほど前から個人での撮影会などで活動していました。昔からのファンの方から、最近私を知った若い人まで色んな人と会う機会が増えるなかで、ファンの方々にきちんと再会したいなって思うようになったんです。それに女優時代からの大親友の小沢菜穂ちゃんが17年ぶりに復帰したことも重なって、私もデビュー25周年を迎えるタイミングで、ずっと応援してくれているファンの方々に感謝の気持ちを伝えようとなりました。そこでまずは誕生日(6月28日)に近い6月29日に、25周年のイベントをやろうとなりました」
2001年にデビュー、100本近くの作品に出演した早坂は、アイドル級のビジュアルと作中での演技力で人気を集め、女優たちと音楽ユニットを結成してソロで歌うMVも制作された。2006年に人気絶頂のなかで引退すると、すぐに裏方として経営者の道を歩んだ。
「当時は1本あたりのギャラも100万円超で、グラビアやイベントの収入もあったので月収で外車を買えるくらいの額をいただいたこともあります。デビューしたての10代の頃は金銭感覚がおかしくなって、友達と遊ぶ時も全部おごったり、頼まれるままに結構なお金を貸したり、今思い返しても後先考えずに散財していましたね。
ただ、同業の女優のなかでも、しっかり資産形成をして不動産を購入して引退後の人生設計まで立てている人もいれば、その真逆の人もたくさんいたんです。そういうのを見て、私は割と早い段階で危機感を抱いて、しっかり貯金していたことが大きかったですね」