過去の不倫報道が禍根を残している(時事通信フォト)
玉木氏からは「ごめんね」メッセージ
「玉木氏は12日に〈山尾さんに対して大変申し訳なく思っております。本人にお詫びしました〉とXに投稿しているが、このお詫びは携帯電話のメッセージで〈ごめん〉と一言送っただけだったようです」
山尾氏は玉木氏のお詫びについて、17日に自身のXに〈対面でのお詫びを頂戴していないのは事実ですが、まだ日が浅く、選挙戦も抱える中で致し方ないことだったと思っています〉と書き込んでいるが、周囲には「党の謝罪とは受け止めていない」と不快感を示しているとされる。
国民民主党関係者によると、「玉木氏は公認取り消しに伴い、山尾氏に党の政策アドバイザーに就くことを打診したが、山尾氏は固辞した」という。
山尾氏に政策アドバイザー就任を打診されたか否かについて事実確認をしたところ、〈榛葉(賀津也)幹事長から、公認辞退と引き換えに党の政策顧問に就任してほしい旨の打診はありましたが、恐縮ながらお断り申し上げました〉と回答した。
「山尾氏はすでに作成したポスターやチラシ、事務所の開設費用などを国民民主党に請求していく構えで、山尾ショックの余波は収まる気配がありません。
さらに、山尾ショックの影響は思わぬところにも波及しています。国民民主党と源流を同じくする立憲民主党は、参院選比例代表に昨年の東京都知事選で3位に終わった蓮舫氏擁立を正式決定しましたが、時間がかかったのには、多分に山尾氏が影響しています」(全国紙政治部記者)
立憲民主党関係者は事情をこう説明する。