かつて人気絶頂だった英コメディアン、ラッセル・ブランド被告(本人のインスタグラムより)
「私は合意のない行為に関わったことは一度もありません。私の目を見ればそれがわかると思います」──自身のSNSで身の潔白を主張したのは、かつて人気絶頂だった英コメディアン、ラッセル・ブランド被告(50)である。
だが、その“瞳の奥”に隠されていたのは、驚くべき疑惑の数々だ。
2025年6月4日、イギリス検察庁とロンドン警視庁は、ブランド被告をレイプや性的暴行などの容疑で正式に訴追した。訴追の内容は、レイプ1件、強制わいせつ1件、口腔性交レイプ1件、性的暴行2件。いずれも1999年から2005年にかけてのもので、被害者は4人。場所はイングランド南部のリゾート地であるボーンマス、そしてロンドン中心部にあるウェストミンスターだったという。
被害者4人は具体的な被害を訴えていて、その内容が現地で衝撃を与えているという。国際ジャーナリストが解説する。
「ある女性が語ったのは、労働党の議会に出席していた時の出来事で、宿泊先のホテルで強姦されたと主張しています。別のテレビ局スタッフの女性はブランド被告から胸を掴まれ、トイレに引きずり込まれて口腔性交を強いられたと訴えている。また、ラジオ局の女性職員は顔をつかまれて壁に押し付けられ、無理やりキスされた上で、胸や尻を触られたと証言。他にも前腕をつかまれ、男性トイレに連れ込まれそうになったと話す女性もいます」