「お酒も好きですね。ほどほどにしなきゃいけないんですけど、けっこうな量を飲めちゃう(笑)」

「お酒も好きですね。ほどほどにしなきゃいけないんですけど、けっこうな量を飲めちゃう(笑)」

「今日1日を楽しんで生きていこう」と思ったきっかけ

今はガツガツ働いてガッツリ稼ごう、というスタンスではなくなったという。方針転換をしたのは、大病を経験したからだった。

「7年前、脊髄神経鞘腫(脊髄腫瘍の一種)という10万人に1人が発症するという珍しい病気を患ってしまいました。最初はひどい腰痛だと思っていたら、だんだん歩けなくなり、次第に座ることも横になることもできなくなり、立ったまま寝なければならないほどの激痛に苦しみました。

 幸い腫瘍は良性で、7、8時間の手術を受け腫瘍を取り除くことで治りました。すばらしい医師と医学の発展に感謝すると同時に、人生観が変わりました。自分の身体が何より大事だな、って」

 実は人生3回目の手術だった。1回目は生後6カ月のとき腸重積(腸管の一部が重なってしまう病)、2回目は盲腸で腹膜炎を起こした18歳。しかし、手術は3回目で終わらず、4回目があった──。

「5年前、命にかかわる病気が人間ドックで見つかりました。私の人生はどうしてこうなのか……と落ち込みました。でも、良いお医者さん、看護師さんに出会い支えていただいたおかげで、私は今もこうして生きている。きっと、他人の痛み、苦しみがわかるような人間になりなさい、という学びなんだ、と思っています」

 3回目の病も4回目の病も、原因がはっきりとあったわけではない。しかし、健康のためにできることをやろう、と生活を変えた。ストレスを溜めないようにすること、ウォーキングをすること、そして好きなことを楽しむこと……。

「今日1日を楽しんで生きていこう、と思うようになりました。好きなことのひとつは旅行。先日、同年代の女性経営者である友人と、東京から福岡まで、各地の神社やご先祖様のお墓にお参りしながら車を運転して回ったんですよ。

 お酒も好きですね。ほどほどにしなきゃいけないんですけど、けっこうな量を飲めちゃう(笑)。昔はワインでしたが、いまはウィスキーや焼酎のおいしさを覚え、夜、1人で晩酌しています。

 YouTubeやNetflixを見たり、ソウル系とかゆったりしたチル系の音楽を聞いたりしながら。それからゆっくりお風呂に入って。仕事があれば仕事もしますが、何もなければ20時にベッドインすることもあります」

 独立と同時に実家を出た立河さんは、のんびりマイペースな1人暮らしを楽しんでいる。しかし、僭越ながら収入的に問題ないのだろうか。

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