1人でのんびり暮らす生活に満足しているという
「たとえば1.5リットルの水を買って帰るのが重くて大変、と困っても、ショッピングカートを使えば済みますよね。便利な世の中になって、だいたい自分で何でもできてしまうし、1人の生活に慣れてしまって寂しさも感じなくなりました。1人は自由で楽ですよ(笑)」
一方で、還暦を過ぎて結婚した女優・桃井かおり(74)のような生き方に憧れもあるという。「知識や経験が豊富な、賢い男性が好き」という立河さんは、そういう男性ともう少し年齢が上がったときに支え合う関係が築けたら素敵だと考えている。
「32歳で結婚したときは、もっと夫と一緒にいられると期待していました。でも、結婚当時、研修医だった夫は、結婚後、救急を担当し昼夜問わない勤務状況に。その後も大学院で博士号をとることになり、研究で朝まで帰ってこられないこともありました。馴染みのない土地での2人暮らしのうえ、私は当時、パニック障害を患っていたので、症状が激しくなり……。夫は受け止めて努力してくれたので、私が全面的に悪かったと思っています」
嫌いになって離婚したわけではなかった元夫とは、今では良い関係を築いているという。
「私の主治医を務めてくれています(笑)。私の家族や病歴などをよく理解してくれているので、いろいろ相談しています」