20代の頃からパニック障害に悩まされることに

20代の頃からパニック障害に悩まされることに

オーディション挑戦中、体に違和感が…

 離婚の原因のひとつとなったパニック障害は、芸能活動をしていた20代の頃から、立河さんを苦しめていた。

「初めて症状が出たのは、22歳のとき。クラリオンガールのオーディションに挑戦している時でした。オーディションの進捗状況を聞きに、高速道路を運転し事務所へ向かっている途中、突然、息が苦しくなったんです。車を路肩に停めて、深呼吸をしたら症状がおさまったのですが、『今のはなんだったんだろう』と戸惑いました」

 その約3年後から、仕事で多忙を極めるなか、症状がしばしば顔を出すようになったという。

「心臓がバクバクして息が苦しくなり、もうどうしよう、このまま倒れちゃうんじゃないか、という感じになってしまうんです。『ワンダフル』とか生放送番組の本番中も、毎回のように、症状が出たらどうしよう、みんなに迷惑をかけてしまう、と思い、そのプレッシャーでさらにひどくなって苦しくなって……。

 気心が知れているスタイリストさんに事前に渡しておき、『まずいな』と思ったら、CM中に薬を渡してもらってパッと飲んだり、背中をさすってもらったりして乗り切っていました。でも、薬漬けになるのがイヤで、自分で調整しながら飲んでいたのも、なかなか完治しなかった原因だったかもしれません」

 カメラの前でははじけるような笑顔を見せていても、カメラの外でそんなやりとりをしていたとは思いもよらないことだった。

 立河さんがパニック障害を患った原因を特定するのは難しい。生真面目な性格に加え、仕事に追われ緊張状態が続いたストレスが大きな原因のひとつだ、と立河さんは考えている。

「最初の事務所は小さいところで、事務所も手探りしながら私を育ててくれました。その事務所のみなさんががんばって取ってきてくれたお仕事だから、私が失敗してはいけない、うまくやらなくちゃ、という責任を強く感じていました。

 でも、カメラの回っていないところでも、街で私だと気付かれて指をさされたりして気を抜けず、ずっと緊張し続けていました。緊張状態が続くと、夜、寝ようとしても眠れないんですよ」

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