容疑者が逮捕前に漏らしていた伊藤さんへの”思い”とは──
「アフターで彼女と飲みにきていました。昨年11月頃も2人で店にきて、気分がよさそうにウイスキーを飲みながら、でかい声でカラオケを歌ってた。外で2人が一緒にいるのも見かけましたが、その時はぱっと見、凛さんが嫌がっているようには見えなかった。でも付き合っているとか、そういう関係ではなかったはず。あくまで“飲み屋の付き合い”でしょう」
〈あいつウザいです〉のメッセージが示唆するとおり、伊藤さんが男を避けようとしていた可能性がある一方で、山下容疑者は彼女を単なるガールズバーの店員だとは思っていなかったようだ。事件の3週間前に男に会ったという別のガールズバーの店員は、「山下さんは彼女に異常な“執着”があった」と漏らす。
容疑者が抱いていた伊藤さんへの“思い”
「3週間くらい前に店の前で宣伝用のティッシュを配っていたら、山下さんが来て『なんかお前寂しそうだから、入ってやるよ』と、お連れの男性と入店してくれたんです。見た目はTシャツに短パン、キャップを後ろ被りでサングラスで全身入れ墨と、ニュースのまま。その日は一番奥のカウンターに座って、ビールを飲んでいました。
席についているとあるとき突然、彼が被害者の方(伊藤さん)の写真を出して『こいつ可愛くて、“推し”なんだよね。俺はリンの店以外は行く気はない』って、すごく真剣な顔をして宣言してきて……」
ここから山下容疑者は“のろけ”を披露し始めたという。