国内

《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」

白石隆浩死刑囚

白石隆浩死刑囚が使っていたアカウント

 神奈川・座間市のアパートにおいて9人を殺害し、死刑が確定していた白石隆浩死刑囚(34)の死刑が6月27日に執行された。秋葉原通り魔事件・加藤智大元死刑囚(当時39)への2022年7月の執行から2年11か月ぶりとなる。その白石死刑囚の裁判員裁判が始まる2年前、2018年10月から翌年1月にかけて白石死刑囚は筆者との面会で、犯行の詳細を語っていた。【前後編の後編。前編から読む

 かつて繁華街で女性に声をかけ、風俗店を紹介するスカウトをやっていた白石死刑囚。そのころ、得意だと自覚した“口説き”で金を得ようとしたのが始まりだったと彼は言う。そして、常人には理解し難い、白石死刑囚独自の“金を得るためのフローチャート”を、熱く語り出した。

「前提として出会いからゴールまでのフローがあるんです。知り合って『金になる』、『金にならない』でまず分かれます。金になる場合、口説けば金を引っ張れそうか、口説いてもなびかず、引っ張れないか。

 金を持ってても、なびかなそうだったら殺害する。このフローチャートで一個上の、金持ってなさそうということになったら、なびいてもなびかなくても、レイプして殺しました。最初は金目的で始めましたが、得られる金が少ないとしてもレイプしたくてやってしまっていました」(面会での白石死刑囚の発言。以下「」内同)

 恐ろしいフローチャートである。そうであれば、女性に限って言えば、彼に誘い出された者たちが“生き残る”のは“金を持っていて、白石死刑囚になびく”という場合のみである。

「そうです。この子いけるなと思ったのが、実際に生きて帰した子です」

 殺害に至ることなく解放した女性は3人いる、と白石死刑囚は語っていた。

「ほかにも4人会う予定があったんです。合流していたら少なくともやっていた(犯行に及んでいた)と思います」

関連記事

トピックス

参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
《実は既婚者》参政党・さや氏、“スカートのサンタ服”で22歳年上の音楽家と開催したコンサートに男性ファン「あれは公開イチャイチャだったのか…」【本名・塩入清香と発表】
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン
定年後はどうする?(写真は番組ホームページより)
「マスメディアの“本音”が集約されているよね」フィフィ氏、玉川徹氏の「SNSのショート動画を見て投票している」発言に“違和感”【参院選を終えて】
NEWSポストセブン
スカウトは学校教員の“業務”に(時事通信フォト)
《“勧誘”は“業務”》高校野球の最新潮流「スカウト担当教員」という仕事 授業を受け持ちつつ“逸材”を求めて全国を奔走
週刊ポスト