国内
浜松市・ガールズバー店員刺殺

【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》

「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった

事件から2週間。その余波はいまだ消えない──

 静岡県浜松市のガールズバー店長・竹内朋香さん(27)と店員の伊藤凛さん(27)が刺殺された事件からおよそ2週間が経った。

 バーがある浜松市千歳町はかつて“花街”として栄え、その名残りから現在も飲食店やスナックが多く立ち並んでいる。この街で生活を営む人たちにとって、今回の事件は決して他人事ではなかったようだ。近隣で割烹を営む男性が言う。

「今日もバーに警察が出入りしていたね。たまにお店の人が来て、店内を片付けているみたい。殺人があった現場でまた店をやるっていうのは難しいところもあるんでしょうね……。このまま閉めてしまうのかな。

 千歳町ってのは昔は、暴力団が幅を利かせていて、お客さんのガラが悪い土地柄ではあった。もともと暴力沙汰やトラブルが多い街だったんだけど、2人も殺されるってのはさすがにいたたまれないね……。うちも金属バットとか、何か身を守るものを置くべきか真剣に考えているよ」

 山下市郎容疑者(41)の供述によると、事件の発端は伊藤さんが“指名客”である容疑者との関係性を竹内さんにLINEで相談し、その内容をなんらかの方法で知った男が逆上したことだったようだ。浜松駅周辺でガールズバーを切り盛りする男性は「うちらも気をつけないといけない」と語った。

「事件があってから、女の子たちのところに『俺のことどう思ってる?』とか『〇〇ちゃんのお店はそういうトラブルない?』など、気を揉んで連絡してくるお客さんが殺到しました。

 これからはリスクを考えて、店の子がLINEを交換したら運営の方で管理するようにしないといけないかもなと考えています。あと冗談ではなく、身を守るために防犯カメラはもちろん、催涙スプレーなども買わないといけないなと思っています」

 いまだおさまることのない事件の余波──。NEWSポストセブンが再び事件現場を訪れると、犯行があったバーは現在も休業したままで、店の外には片付けられた備品などが高く積まれている。また時折、通行人がバーの前で手を合わせる姿も見られた。

 これまでの記事では、店外で刺された伊藤さんとみられる女性が心肺蘇生されている様子や、「血まみれの衣服が散らばっていた」といった犯行の痕跡を見た目撃者の話などを報じた。今回あらためて取材を重ねると、犯行時に居合わせた「目撃者」に話を聞くことができた。

関連記事

トピックス

筑波大学で学生生活を送る悠仁さま(時事通信フォト)
【悠仁さま通学の筑波大学で異変】トイレ大改修計画の真相 発注規模は「3500万円未満」…大学は「在籍とは関係ない」と回答
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
《佳子さま盗撮騒動その後》宮内庁は「現時点で対応は考えておりません」…打つ手なし状態、カレンダー発売にも見える佳子さまの“絶大な人気ぶり”
NEWSポストセブン
監禁暴行の被害女性はW不倫の相手と別れ話で揉めていた(写真提供/イメージマート)
《ベテラン刑事が振り返る仰天事件》幼い娘2人を放置し…不倫相手に溺れた末、DVから逃げて警察署へ駆け込んだ母親 子供を保護した警察官へ放った「私は母である前に女なんです」
NEWSポストセブン
空いている電車内で居眠りしていた様子を盗撮され、一方的に非難する字幕とともにSNS投稿された(写真提供/イメージマート)
《SNSへの勝手なさらし被害》障がい者の家族がいる女性が専用スペースに車を駐車したところ…「不正利用」と決めつけられ”言い合い”の動画が拡散
NEWSポストセブン
中国が台湾侵攻を決断したらロシアが呼応する可能性も(習近平主席/EPA=時事)
《EU国防委員らが警告》2027年はロシアと中国の同時侵攻が現実化する「最も危険な瞬間」、中国の台湾侵攻にロシアが呼応する可能性
NEWSポストセブン
2025年7月場所
名古屋場所「溜席の着物美人」がピンクワンピースで登場 「暑いですから…」「新会場はクーラーがよく効いている」 千秋楽は「ブルーの着物で観戦予定」と明かす
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
【衝撃の証拠写真】「DVを受けて体じゅうにアザ」「首に赤い締め跡」岡崎彩咲陽さんが白井秀征被告から受けていた“執拗な暴力”、「警察に殺されたも同然」と署名活動も《川崎・ストーカー殺人事件》
NEWSポストセブン
ドバイの路上で重傷を負った状態で発見されたウクライナ国籍のインフルエンサーであるマリア・コバルチュク(20)さん
《“ドバイ案件”疑惑のウクライナ美女》参加モデルがメディアに証言した“衝撃のパーティー内容”「頭皮を剥がされた」「パスポートを奪われ逃げ場がなく」
NEWSポストセブン
今はデジタルで描く漫画家も多くなった(イメージ)
《漫画家・三田紀房の告白》「カネが欲しい! だから僕は漫画を描いた」父親の借金1億円、来る日も来る日も借金を返すだけの地獄の先に掴んだもの
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
【伊東市・田久保市長が学歴詐称疑惑に “抗戦のかまえ” 】〈お遊びで卒業証書を作ってやった〉新たな告発を受け「除籍に関する事項を正式に調べる」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
《不動産投資会社レーサム元会長・注目の裁判始まる》違法薬物使用は「大きなストレスで…」と反省も女性に対する不同意性交致傷容疑は「やっていない」
NEWSポストセブン
女優・福田沙紀さんにデビューから現在のワークスタイルについてインタビュー
《いじめっ子役演じてブログに“私”を責める書き込み》女優・福田沙紀が明かしたトラウマ、誹謗中傷に強がった過去も「16歳の私は受け止められなかった」
NEWSポストセブン