「新証言」から浮かび上がったのは山下市郎容疑者の”壮絶な殺意”だった(知人提供)
目撃者の証言「倒れた女性の横で一服を…」
犯行を目撃した、浜松市に9年間住むフィリピン人男性が話す。
「私が通りがかった時には、伊藤さんって女性を犯人が襲っている最中でした。日本人の男の人が『何してるんだ!』と止めに入ろうとしたけど、ビビって結局なにもできなかった。でも、こっちにナイフを向けるとかはせず、本当に女の子だけ狙っていた感じでした」
6日深夜、両手に“ククリナイフ”を携えて、竹内さんらが働くガールズバーを襲った山下容疑者。「犯行時、他の客や店員はいたが危害を加える様子はなかった」(全国紙記者)というが、実際に男は2人を殺すことに躍起になっていたようだ。
この男性がさらに続ける。
「女性(伊藤さん)が倒れたあと、なぜか店の中へ戻っていったんですよ。見ると、中でもうひとり女性が倒れていてお客さんがそれを助けようとそばについていた。まだ息があったみたいだけど、その人にグサっと、ナイフで一発だけトドメを入れたのが見えたんです。
さらにそれが終わると、また外に出てきて、今度は血だらけで転がっている女の子の隣でタバコに火をつけて吸い始めた。周りの人たちがザワザワしてその様子を見ていると、男が唐突にこっちを向いて、『テメエらには関係ないから』とひと言だけ発したの。死にそうな人が隣にいるのに、顔に表情はありませんでした。本当に恐ろしいし、不気味だなと思った」
目撃証言から浮かび上がってきたのは、山下容疑者の“凄まじい殺意”を裏付ける壮絶な犯行だった──。