芸能

オールドメディア王・高田文夫の面目躍如『月刊Takada』が好調で第2弾を発売 「これさえ読めば『日本の大衆芸能史』もすべて丸わかり」

『月刊Takada』PART2の発売が決定(イラスト/佐野文二郎)

『月刊Takada』PART2の発売が決定(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、出版不況と言われるなか、PART2を出すことになった『月刊Takada』について。

 * * *
 ジャーン、突然のお知らせというこの非礼をお許し下さい。出版不況だと言われるこの時代にひと筋の光明。オールドメディア王だ、帰ってきた蔦重だと言われ流星をみつめるこの私ではありますが、昨年6月に刊行した『月刊Takada』がことのほか売れてアッという間に4刷。これは行けるとふんだ花田名物編集長「すぐにPART2を出そう。俺の生きてるうちに」とGOサイン。編集スタッフ1人と私とでこの半年間、実は陰に隠れてコツコツ作っておりました。

 それが、それがジャーン、7月30日にいよいよ発売となったのです。昨年6月に「1」が出て、今年の7月には『月刊Takada 2』です。中味も当然1よりは面白く、まさに「みごろ、よみごろ、わらいごろ」の逸品です。

「高田vs宮藤官九郎 想い出の地、仙台での不適切トーク」再録。

「我が愛する歌謡曲」として私と爆笑問題田中裕二、タブレット純が集まりました。歌謡曲フェチもうなる内容です。

“立川流”一筆が立つ立川談春が私の偉大さ(?)を書きあげてくれました。

“たけし派”一筆が立つ水道橋博士が、我が文武両道の道を書いてくれました。

 私のラジオの女房役、松本明子と磯山さやかも私の居ぬ間に言いたい放題。

 ノンフィクション界で今大当たり『力道山未亡人』を書いた細田昌志が異様な記憶力で少年時代テレビで見た20代の私について書きまくっているのです。『ビートたけしのオールナイトニッポン』のずっとずっと前の話です。

 勿論、私のエッセイ、随筆、名文、駄文あらゆるものも盛り込んでおります。これさえ読めば「日本の大衆芸能史」もすべて丸わかりという寸法。この「ポスト」の連載もセレクションで載せさせて頂きました。イラストの佐野クンも半年間寝ないで大暴れです。

 何が凄いかって今回の「2」のために我が家の蔵(?)に1か月もぐり込み、小さい頃から今日までの「私の集合写真」をタップリ探し出しました。「集合写真」くらい面白いものはありません。エッあの人がこの人と……えっこんな所で一緒に? 驚きの証拠だらけです。相当楽しんで頂けると自信を持って編集致しました。ホコリをかぶっていた原稿やら若き日書き散らかした台本なども載っていて資料的価値は充分(?)だと思います。

『月刊Takadaその2 もう一冊!高田文夫』(飛鳥新社 1900円)。いよいよ芸界仰天の新発売です。

※週刊ポスト2025年8月8日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中居正広氏の近況は(時事通信フォト)
反論を続ける中居正広氏に“体調不良説” 関係者が「確認事項などで連絡してもなかなか反応が得られない」と明かす
週刊ポスト
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
「全てを話せば当然、有罪となっていたでしょう」不起訴になった大物地面師が55億円詐欺「積水ハウス事件」の裏側を告白 浮かび上がった“本当の黒幕”の存在
週刊ポスト
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《大谷翔平が“帰宅報告”投稿》真美子さん「娘のベビーカーを押して夫の試合観戦」…愛娘を抱いて夫婦を見守る「絶対的な味方」の存在
NEWSポストセブン
「お笑い米軍基地」が挑んだ新作コント「シュウダン・ジケツ」(撮影/西野嘉憲)
沖縄のコント集団「お笑い米軍基地」が戦後80年で世に問うた新作コント「シュウダン・ジケツ」にかける思い 主宰・まーちゃんが語る「戦争にツッコミを入れないと」
NEWSポストセブン
神谷宗幣氏(写真中央)が率いる参政党は参院選で大躍進した。東京選挙区でも塩入清香氏(右)が当選(2025年8月写真撮影:小川裕夫)
《午前8時の”異変”》躍進した「参政党」、選挙中に激しい応酬のあった支持者と反対派はどこへ?参院選後の初登院の様子をレポート
NEWSポストセブン
令和最強のグラビア女王・えなこ
令和最強のグラビア女王・えなこ 「表紙掲載」と「次の目標」への思いを語る
NEWSポストセブン
“地中海の楽園”マルタで公務員がコカインを使用していたことが発覚した(右の写真はサンプルです)
公務員のコカイン動画が大炎上…ワーホリ解禁の“地中海の楽園”マルタで蔓延する「ドラッグ地獄」の実態「ハードドラッグも規制がゆるい」
NEWSポストセブン
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さん、撮り下ろしグラビアに挑戦「撮られることにも慣れてきたような気がします」、今後は執筆業に注力「この夏は色んなことを体験して、これから書く文章にも活かしたいです」
週刊ポスト
強制送還のためニノイ・アキノ国際空港に移送された渡辺優樹、小島智信両容疑者を乗せて飛行機の下に向かう車両(2023年撮影、時事通信フォト)
【ルフィの一味は実は反目し合っていた】広域強盗事件の裁判で明かされた「本当の関係」 日本の実行役に報酬を支払わなかったとのエピソードも
NEWSポストセブン
ブラジルの元バスケットボール選手が殺人未遂の疑いで逮捕された(SNSより、左は削除済み)
《35秒で61回殴打》ブラジル・元プロバスケ選手がエレベーターで恋人女性を絶え間なく殴り続け、顔面変形の大ケガを負わせる【防犯カメラが捉えた一部始終】
NEWSポストセブン
モンゴルを公式訪問された天皇皇后両陛下(2025年7月12日、撮影/横田紋子)
《麗しのロイヤルブルー》雅子さま、ファッションで示した現地への“敬意” 専門家が絶賛「ロイヤルファミリーとしての矜持を感じた」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
三原じゅん子氏に浮上した暴力団関係者との交遊疑惑(写真/共同通信社)
《党内からも退陣要求噴出》窮地の石破首相が恐れる閣僚スキャンダル 三原じゅん子・こども政策担当相に暴力団関係者との“交遊疑惑”発覚
週刊ポスト