山本アナは2016年にTBSに入局。現在は『報道特集』のメインキャスターを務める(TBSホームページより)
これまで数々のハプニングを卓越した対応力で乗り切ってきたことから“神対応”との呼び声も高い、TBSの山本恵里伽アナウンサー(31)。しかし、そんな彼女はいま、自らの発言をきっかけに大きな波紋の中にいる。
事の発端は、7月12日に放送された報道番組『報道特集』(TBS系)での一幕。番組は冒頭で「争点に急浮上“外国人政策”に不安の声」と題した特集を放送。「日本人ファースト」を掲げる参政党を取り上げた。その番組終盤に山本アナは以下のように語りかけた。
「外国人政策が争点に急浮上するなかで、これまではそこまで注目されていなかった強硬な主張が急に支持を集めるであるとか、社会が決して受け入れてこなかった、排外的な、差別的な言葉がSNSで拡散していく。そういった現実に、正直すごく戸惑いを感じています」
「実際、外国籍の人とまったくかかわらずに生活している人って実はほとんどいないと思うんです。学校の友達だったり、職場の同僚だったり。自分の一票がひょっとしたら、そういった身近な人たちを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないなと感じています」