ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”が高級クラブでジャック、出禁となった(X/Instagramより)
「ビーバーがやってきたぞ、君たち!」──8月16日(現地時間、以下同)、米ラスベガスのナイトクラブXS Las Vegasに立ったDJの一言に、フロアは騒然となった。
ステージ上に登場した男性は、淡い色のジーンズにタトゥーの入った上半身、素肌にグレーのフードパーカーを着用しており、頭はバズカット……その特徴は、まさにジャスティン・ビーバー(31)そのもの。彼はヒットソング「Sorry」を歌唱。4分27秒間の演奏中、会場は熱狂の渦に包まれた。
しかしイベント終了後、男性はフランス出身のディラン・ディクロス(29)という全くの別人であることが判明。従業員やDJも含めた会場にいるほとんどの人が、ジャスティン・ビーバーの“なりすまし”であることに気づかなかったという。
この騒動は、現地で大きく報じられた。米ニュースサイト「TMZ」によると、ナイトクラブの担当者は「ディラン・ディクロスと彼のチームによる複雑かつ高度な手口で、XSのステージに登壇することに成功しました。ビーバー本人でないことが判明したのち、彼をリゾートから追放し、今後一切の入場を拒否する旨を伝えました」と回答したという。
大手紙国際部記者が解説する。
「会場となった『XS Las Vegas』は、ラスベガスの高級リゾート『Encore Las Vegas』内にあるナイトクラブです。3メートル以上のシャンデリアや一面ゴールドの壁などリッチさが際立つ内装で、ナイトプールやVIPエリアも完備。世界でもトップレベルのナイトクラブと評判で、多くのセレブが足を運びます。そのため、ジャスティンがシークレットゲストで登場してもなんら不思議ではない場所なんです。