水原とボウヤーが出会ったという2021年の「エンゼルスポーカー大会」(手前はボウヤー、奥左が水原、奥右がフレッチャー)

水原とボウヤーが出会ったという2021年の「エンゼルスポーカー大会」(手前はボウヤー、奥左が水原、奥右がフレッチャー)

 巨額の「大谷マネー」はたびたびトラブルに見舞われている。今年8月にはハワイに購入した別荘をめぐって、ディベロッパーから代理人と大谷本人が訴えられたばかりだ。

 大谷の口座からボウヤーへのカネの流れは、法廷で明らかにされてきた。訴状によると、水原がボウヤーのウェブサイトでスポーツ賭博を始めたのは2021年9月。冒頭の写真が示す「ポーカー大会」の時期とも一致している。

「一平がアカウント開設時に設定した1回の賭け金の範囲は50〜1000ドルだ。アカウントの資金は8000ドル。本人の希望でその額にした。最初に賭けたのはトルコのサッカーチームの試合。一平が賭けるのは80%がサッカーだったね」

 しかしボウヤーは当時、大谷の口座からカネが振り込まれるとはつゆほども思っていなかったという——第2回記事では、振り込みがあった際にボウヤーがとった行動や、エンゼル・スタジアムで水原と会った際に交わした会話などについて詳報している。

第2回につづく

【プロフィール】
水谷竹秀(みずたに・たけひで)/ノンフィクションライター。1975年生まれ。上智大卒。2011年、『日本を捨てた男たち』で第9回開高健ノンフィクション賞を受賞。10年超のフィリピン滞在歴をもとに「アジアと日本人」について、また事件を含めた現代の世相に関しても幅広く取材している。

※週刊ポスト2025年9月12日号

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