芸能

『あんぱん』蘭子を演じる河合優実が放つ“凄まじい色気” 「生々しく、圧倒された」と共演者も惹き込まれる〈いよいよクライマックス〉

ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・蘭子を演じる河合優実(時事通信フォト)

ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・蘭子を演じる河合優実(時事通信フォト)

いよいよクライマックスに向かうNHK朝ドラ『あんぱん』。「アンパンマン誕生」がどう描かれるかも気になるが、視聴者を釘付けにしているのが、ヒロイン・のぶ(今田美桜)の妹・蘭子を演じる河合優実(24)の溢れ出る“色気”だ。

物語の前半で石材店を営む高知の実家・朝田家に住み込みで働いていた豪(細田佳央太)との悲恋がお茶の間の涙を誘ったが、戦後を描く後半、新たな展開が待っていた。

戦中、柳井嵩(北村匠海)が新兵だった頃から古参兵として気にかけ、戦後東京で再会した嵩やのぶの仕事と生活を支えた八木信之介(妻夫木聡)と蘭子が、仕事を通じて急接近。

9月2日の放送回では、蘭子のもとを訪ねた八木と傘の柄で手を重ねながら、見つめ合い、ゆっくり言葉を交わす“情熱的”なシーンが話題を呼んだ。

「その存在感で、主役を喰ってしまう。まさに主演女優キラーです」

そう興奮気味に大人の女性に変貌した河合の“色っぽさ”を語るのは、『さらば雑司ヶ谷』『タモリ論』などで知られる作家の樋口毅宏氏だ。樋口氏は『Web LEON』(主婦と生活社)の連載で、2022年3月に河合と対談している。

「2021年の映画『由宇子の天秤』(春本雄二郎監督・脚本・編集)でミステリアスな女子高生役を演じているのを見た瞬間、『ただ者じゃない俳優が現われた』と思いました。それは僕だけじゃなく、誰の目にも明らかだったのでは」(樋口氏)

『あんぱん』での河合の演技は豪とのシーンが「ハイライト」と語る。

「出征前の豪からプロポーズされ、嬉し恥ずかしの振る舞いはいわゆる『受けの演技』の最高峰。河合さんのアドリブでしょうね。彼女しかできない。その後、周囲が豪の『名誉ある戦死』を褒めそやすなか蘭子が忸怩の感情を炸裂させる。また一段と高いステージに上がったのを感じました。河合優実は常に進化し続けています」(同前)

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト