新型iphoneが発売される(公式HPより)
過去の紹介記事を熟読すれば型落ちのiPhoneが魅力的に見えてくる?
これまでのiPhoneの「進化」を振り返ってみましょう。
無印モデルのメインカメラが12メガピクセルから48メガピクセルになったのは、2023年9月に発売された「iPhone15」からでした。端子がLightningからUSB-Cに切り替わるという「大改革」が行なわれたのも、同じく「iPhone15」からです。
かつてのスマホは、バッテリーがすぐなくなってしまうのが難点でした。「iPhone」もひとケタ台の時代は連続使用時間(ビデオ再生)が最大11~13時間で、実際に使用している場面では見る見る残量が減っていったものです。「Pro/Pro Max」をのぞいて、無印で「最大20時間」が実現したのは、2022年9月に発売された「iPhone14」でした。「iPhone17」はバッテリーが長持ちするのが自慢で、最大30時間のビデオ再生が可能だそうです。
防水・防塵性能はどうか。2017年11月に発売された「iPhoneX」で、初めて「深さ1m、最長30分間」に耐えられるようになり、2020年10月に発売された「iPhone12シリーズ」からは「深さ6m、最長30分間」と大幅に我慢強くなりました。
こんな調子で、その時々の「新型iPhone」は、何がしかの「画期的な進化」を見せつけて、私たちに夢や希望を与えてくれています。最新型はたしかに魅力的ですが、普通の人が普通に使う分には、数年前のモデルでもたぶん何の問題もありません。
ネット上で「13」や「14」や「15」が発売されたころの記事を探して、興奮気味に書かれている「最新機能」の紹介文を熟読してみましょう。読めば読むほど、ちょっと型落ちのiPhoneが魅力的に思えてくるはず。その勢いで、豊富に出回っているリーズナブルな中古品をゲットすれば、それなりの満足感をお得に味わえます。
「でもまあ、しょせん型落ちだし」と、何かの拍子に現実に気づいてしまいそうになっても大丈夫。「つかの間のあだ花でしかない『最新機種』に惑わされる愚かさ」を全力で嘲笑すれば、きっと体勢を立て直すことができます。よかったら、お試しください。