筋肉ムキムキ姿を披露した藤澤五月(FWJの公式Twitterより)
「ロコ・ソラーレ」現メンバーのこれから
2026年のオリンピックで、金メダル獲得という夢が途絶えた今、ロコ・ソラーレのメンバーたちの今後はどうなるのだろうか。ウィンタースポーツを専門とするライターが明かす。
「まず今シーズンは、現状のメンバーで戦い抜く可能性が高いです。五輪出場は逃しましたが、10月中旬には日本代表として、パンコンチネンタルカーリング選手権(PCCC)への出場が決まっています。また、来春に行われる予定のグランドスラムも招待されていることから、この2つの大きな大会で優勝を目指していくはずです」
10年という時間をともに過ごしてきたメンバー。ただ来シーズンからは、この4人で挑むのは難しいと見られている。
「吉田知那美選手(34)、吉田夕梨花選手(32)は結婚していますし、年齢的にもライフステージが変化するかもしれません。また知那美さんについては、カーリング界初の世界プロリーグ『Rock League』(2026年4月)が開幕することが発表され、アジアパシフィックチームのキャプテンに任命されています。
藤澤選手は試合後、『今、終わったばかりでチームメイトとも改めて話すことはしていないので、みんなでご飯をたべながら、笑いながら、次のことをゆっくり考えたい』と、“次のこと”に触れていて、今後について思案している様子でした。次のオリンピックが2030年ということを考えると、チームを離脱し、新たな夢や目標に向かうメンバーがいてもおかしくはありませんし、そういう時期に差し掛かっています」(同前)
『一般社団法人ロコ・ソラーレ』の代表として、ここまでチームと共に、日本のカーリングの存在感を高めてきた本橋麻里氏(39)。彼女も選手として活躍している中で結婚。その後、2人の子どもを育てながら現役に復帰した過去もある。
カーリング人生の中で、さまざまな経験をしてきた彼女だからこそ、4人がもし新たな挑戦を希望したとしても、ファンはきっと後押しするだろう。