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《10人の子の父親だったゾマホン》18歳年下のベナン人と結婚して13年…明かした家族と離れ離れの生活 「身体はベナン人だけど、心はすっかり日本人ね」

『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)

『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)

 1990年代に西アフリカ・ベナン共和国から来日し、留学生として出演した討論バラエティ番組『ここがヘンだよ日本人』(TBS系)で、テリー伊藤(75)らと激論を交わしていたゾマホン・ルフィンさん(61)。真面目で一本気な性格で、「人生甘くない!」などの発言で人気を博し、バラエティー番組を中心に活躍した。

 当時は独身だったゾマホンさんは、2012年に18歳年下のベナン人女性と結婚。はたして今はどんな家庭を築いているのだろうか。ブレイクから27年──現在は「国際IFE財団」で母国のために日本で働く ゾマホンさんに話を聞いた。【前後編の前編】

 * * *
 奥さんは今、仕事の関係でベナンに住んでる。僕は日本に住んでいるから離ればなれだけど、寂しくないよ! 僕が国のために働いているから、応援してくれている。奥さんとの間に子どもはいない。でも、養子が10人いる。ベナンの親のいない子どもたちを養子にしました。

 1番年上は19歳。僕が造った小学校で勉強している子もいる。双子もいるよ。将来は日本とかアジアに留学させたいね。お父さんとしての僕? 厳しいよ! 無駄遣いしたらダメ。学校まで10キロあったらどうするか? 他の子も歩いているなら「一緒に歩きなさい!」と言うね。送り迎えできる車があったとしても、車はダメ! 人生甘くない。

 養子を大勢迎え入れたのは、僕自身、養子だったから。地方公務員だったお父さんは、僕が15歳のとき、病気で急死。10人兄弟の末っ子だった僕は、父方の叔父の養子になりました。叔父はコトヌー(注:ベナンの都市)でジャーナリストをしていましたが、裕福ではなく、子どももたくさんいた。

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