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少女漫画誌「ベツコミ」創刊55周年記念企画展(10月3日~13日) 『僕等がいた』⼩畑友紀さん、『BASARA』⽥村由美さんの「連載当時の思い出」は?

「ベツコミ」創刊55周年記念企画展が10月3~13日に開催

「ベツコミ」創刊55周年記念企画展が10月3~13日に開催

 少女漫画誌「ベツコミ」の創刊55周年を記念した特別企画展「ベツコミ55th ANNIV. BEYOND THE PAGE 好き、のつづき。」が、10月3日(金)から13日(月・祝)まで、LUMINE 0 ニュウマン新宿店5階で開催される。

 ベツコミといえば、『ポーの⼀族』(萩尾望都)、『BANANA FISH』(吉⽥秋⽣)、『⾵光る』(渡辺多恵⼦)、『BASARA』(⽥村由美)、『主⼈恋⽇記』(吉永ゆう)、『僕等がいた』(⼩畑友紀)などの名作・話題作を生み出してきた歴史ある漫画誌だ。

『巴がゆく!』『BASARA』『7SEEDS』などで知られ、『ミステリと言う勿れ』(月刊フラワーズで連載)も大きな話題となっている田村由美さんは連載当時の思い出をこう語る。

「『巴がゆく!』は初回の60ページを描き上げた後に、どうにも納得がいかなくて丸ごと描き直したのが思い出深いです。担当さんには反対されたし内容がかなり変わったんですが、直してよかったと今でも思います。

『BASARA』はとにかく楽しかったです。もう爆走した気がします。読者の方にものすごく応援していただいたし、愛してもらった作品になりました。ありがとう!! 『7SEEDS』は難しかった! この話は自分には無理だったと何度も泣き言を言いました。完走できてよかった…」

(C)田村由美/小学館

(C)田村由美/小学館

 生田斗真と吉高由里子主演で映画化されたことでも話題となった『僕等がいた』をはじめ、『まる三角しかく』『スミレはブルー』など数々の作品を生み出してきた⼩畑友紀さんはこう語る。

「『まる三角しかく』はとても楽しかったです。当時の担当さんと二人三脚でドキドキする少女漫画というものを作り上げてゆく作業が本当にワクワクしました。『僕等がいた』時代は忙しすぎて逆に記憶が少ないんです。食事とお風呂以外はひたすら机に向かっていました。毎月原稿一式持って飛行機に乗って小学館の会議室で缶詰になったり。

 寝てないお風呂入ってないボサボサ頭で空港から小学館まで乗るタクシーの中からボーっと見る首都高の夜景が本当に綺麗でした。なので『僕等がいた』時代の記憶と言うと真っ先に思い出すのが首都高の夜景です」

(C)小畑友紀/小学館 

(C)小畑友紀/小学館 

「ベツコミ」創刊55周年記念企画展では、『BASARA』『僕等がいた』をはじめ、「ベツコミ」を代表する名作の世界を表現したオリジナルのイマーシブ映像が展示される。高さ4メートル×幅20メートル超の巨大スクリーンに、選ばれた16作品の名シーンが約20分にわたり映し出され、最新技術と効果音で作品世界を体感できる。

「女王の花」

「女王の花」

「BANANA FISH」

「BANANA FISH」

 ぜひ企画展を訪れて、作品の世界に没入していただきたい。

 イマーシブ映像に登場する作品は以下のとおり。

  • ポーの⼀族(萩尾望都)
  • BANANA FISH(吉⽥秋⽣)
  • ⾵光る(渡辺多恵⼦)
  • BASARA(⽥村由美)
  • 主⼈恋⽇記(吉永ゆう)
  • 僕等がいた(⼩畑友紀)
  • 砂時計(芦原妃名⼦)
  • ココロ・ボタン(宇佐美真紀)
  • BLACK BIRD(桜⼩路かのこ)
  • ⼥王の花(和泉かねよし)
  • 電撃デイジー(最富キョウスケ)
  • 柚⽊さんちの四兄弟。(藤沢志⽉)
  • ⻘楼オペラ(桜⼩路かのこ)
  • 胸が鳴るのは君のせい(紺野りさ)
  • 1/3 さんぶんのいち(千葉コズエ)
  • 藤原くんはだいたい正しい(ヒナチなお)

【チケット概要】
会期:2025年10月3日(金)~10月13日(月・祝)
時間:初日15:00~20:30、平日11:00~20:30、土日祝11:00~20:00、最終日11:00~15:00
場所:LUMINE 0 ニュウマン新宿店5F
チケット(税込):限定グッズ付き 3,900円・一般 2,900円・学生 2,000円・中高生 1,300円
当日券は一般 3,200円・学生 2,300円・中高生 1,500円
※小学生以下無料
※日時指定制
※限定グッズ付きチケットには「ベツコミ55th ANNIV. コレクターズトート」が付属

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