ホームページから削除された着工式での写真
真美子夫人や長女が危険に晒される
今回の訴訟トラブルには、兆候があった。今年1月にハワイで行われた着工式に、大谷は身重の真美子夫人(28才)と愛犬・デコピンと共に参加。販売会社のホームページには、建設予定地の前でスコップを持ち笑顔を見せる大谷ファミリーの写真が掲載され、日本でも大きく報じられた。しかしその報道直後、ホームページから写真が削除されたのだ。
「写真の削除は、大谷選手サイドの意向だったのではないかといわれています。今回の棄却申請の書類に記されていた、“契約には含まれていないことに無断で写真を使用された”という事案に当てはまる行為だったのでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)
大谷サイドが反撃に舵を切った背景には、米国で多発している犯罪行為も影響している 今年2月、元メジャーリーガーのイチロー氏(51才)のシアトルの自宅が強盗犯に襲われた。当時、イチロー氏は不在で、寝室にいた弓子夫人(59才)はドアを押し返して犯人に抵抗。なんとかドアに鍵をかけて事なきを得たが、ドアの隙間から催涙スプレーをかけられる被害に遭った。7月には、大谷と同じドジャースに所属する山本由伸(27才)も、遠征中にロサンゼルスのハリウッドにある自宅が狙われた。
メジャーリーガーはシーズンの約半分を遠征先で過ごし、長期間自宅を空けることが当たり前。試合日程が公表されていることもあり、主の不在を狙った強盗被害が増加傾向にあるという。大谷にとっても他人事ではない。大谷が家を空けるタイミングで、真美子夫人や長女が危険にさらされる可能性もある。
「着工式の写真がすぐに削除されたのは、真美子さんも一緒に写った写真だったからでしょう。意図せずに公開された写真の背景や持ち物などから、真美子さんの生活スタイルなどが予想され、犯罪に巻き込まれるリスクも高まります。家族写真の掲載先が、信頼が揺らいだ関係者のホームページという懸念もあったのでしょう。
訴訟に対して戦う姿勢を見せているのも、大切な家族を守るため。“妻には触れさせない”という意思の表れのようにも感じます」(前出・在米ジャーナリスト)
プライベートのトラブルで調子を崩す選手もいるが、心強い味方を得た大谷は訴訟トラブル以降も好調をキープ。メジャー史上6人目の2年連続50本塁打を記録した。両者の主張が真っ向から対立している裁判の第1回期日は、メジャーリーグの全日程が終了した11月3日にオンラインで予定されている。
※女性セブン2025年10月9日号