子ども食堂を訪問し「誕生日会まで開いていただきました」と投稿(茂木敏充公式Xより)

子ども食堂を訪問し「誕生日会まで開いていただきました」と投稿(茂木敏充公式Xより)

 茂木氏はそこで物価高についてなど意見交換したと述べ、子ども食堂について説明した。SNSで拡散された動画の中には子どもに贈られた誕生日ケーキのろうそくを、茂木が嬉しそうな表情で吹き消す様子を映したものもある。10月に誕生日を迎える茂木氏ではなく、本来は子ども食堂に通う子供たちのための誕生日会だ。彼はなぜ、誕生日月の子供と一緒にろうそくを吹き消すということができなかったのか。なぜXに、”誕生日を迎える子供たちと一緒に祝ってもらいました”と投稿できなかったのか。

 批判コメントには様々あるが、「なぜ食べる側にいるのか」「贈られる側ではなく、贈るのが普通」「なぜ子どもではなく、老人がろうそくを吹き消す」など茂木氏の立ち位置を疑問視する声が多かった。それもこれも彼が持つ自己中心性バイアスといってしまえばそれまでだが、だからこそ討論会で橋本氏が放った質問の意味がよくわかる。

「順当なら総裁に一番近いはずなのに、下位に低迷し、支持がなかなか広がらないのはなぜか?」。これに茂木氏は「発信力が弱かった」「いろんな意見を聞くのが一年を通じて大切。さまざまな人たちの意見を聞き、現場に行く。そういうことに努めてきたつもり」と答えたが、結果はついてきていない。子どもたちの誕生日会を乗っ取ったと言われても仕方がない言動をする政治家に日本を託すのは、どうみたって無理だ。

日本記者クラブ主催の自民党総裁選立候補者討論会の冒頭、集合写真の手の組み方を話し合う(左から)小林鷹之元経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相(時事通信フォト)

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