2年前には胆のう炎と診断され手術を受けた

「2年前か。胃が痛くて痛くて、国立の大きな病院に連絡したら、救急外来だと9600円かかりますよって言うけど、それでいいよって言って、夜中に救急外来に行ったら、レントゲン撮って、何でもないという。明日CT撮りましょうって帰されちゃった。仕方がないからかかりつけの病院に頼んで胃カメラを飲んだ。そうしたら、癌もないし潰瘍もないし、荒れてもいないと。でも痛いんだよ、とにかく。仕方がないから次の日もまた9600円かかるっていうけど国立病院行って今度はCT撮った。そうしたらやはり異常はないねと痛み止めが出ただけ。そんなものでは痛みは消えない。水を少し飲んだだけで七転八倒してね。それで、3日目だ。また9600円。おいおい3日で3万かよって病院行ったら、また違う先生が昨日のCT画像を見て、あれ? これ、違うよ、胃じゃないね。胆のう炎だねと言うんだ。それで3時間後には手術だ。ずいぶん急なんだけど、3日間、水もろくに飲めない状態だったからね。すぐやることにした。それで3時間後には切って胆のうを全摘したの。5日で退院しましたけどね。その後、二日酔いがないんですよ。頭が痛いとか、気持ちが悪いとか、いわゆるそういう二日酔いが、ないんですよ。そのかわり、物忘れがひどくなったね」

 胆のうとは関係なさそうだが、それはともかく、内臓の疾患で手術を受けたのはこれが初めてという。もともと強靭な内臓の持ち主なのだが、怪我での手術はある。

 本格的なロードバイクに乗るなぎらさんは、飛び出して来た猫を避けようとして急ブレーキをかけたために、身体が前方へ投げ出されたのだ。

「競輪の中野浩一さんに、転倒するときは絶対に手を突いてはいけないと教わっていたからね、手は突かずに肩から路面に落ちた。そうしたら、肩鎖関節骨折」

 壮絶な転倒事故だが、肩の骨折ですむあたり、競輪選手なみの身のこなしか。私も若い頃、酔って帰る自転車で、井の頭公園の森の同じ切り株に2度突っ込んだことがあるのだが、跳ね飛ばされるように身体は宙に浮いたものの、2度とも怪我はなかった。素面のときにとれたかどうかわからない受け身を取っていたのか。なぎらさんに問うてみた。すると、

「酒を飲むことによって、第七感というのかな、そういうものが出てくる。下戸の人には生涯わからない、第七感」

 第六感をも超越する究極の感知能力か……。すばらしい答えをいただき、少し自信がわいてくる。

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