水原とボウヤーが出会ったという2021年の「エンゼルスポーカー大会」(手前はボウヤー、奥左が水原、奥右がフレッチャー)

水原とボウヤーが出会ったという2021年の「エンゼルスポーカー大会」(手前はボウヤー、奥左が水原、奥右がフレッチャー)

「スーパーボウルっていうアメリカンフットボール(NFL)の優勝決定戦で一発勝負に挑み、420万ドル(約6億4000万円)勝ったこともあるよ」

 16歳からギャンブル依存症だったというボウヤーは、大谷マネーを得たことで、ギャンブル熱にさらに拍車がかかった。大谷の口座から50万ドルのカネが数週間おきに送金され、いつかは捜査当局の目に留まるリスクを懸念はしていたが、「欲のほうが勝ってしまった」と述懐する。

 そのボウヤーでさえも驚かされたのが、水原の尋常ならざる賭け方だった。水原は2021年9月から約2年半の間、スポーツ賭博に計約1万9000回賭けた。1日当たり平均25回の計算になるが、ボウヤーにはこんな記憶がある。

「一平は1日で多い時に100回以上は賭けていた。200回は少し誇張しているかもしれないが、それぐらい賭けた日もあったような気がする。あの大谷が試合してる最中にも賭けていたよ。あんな負け方をするヤツは聞いたことがない。彼はクレイジーだ」

 水原が勝った総額は1億4200万ドル(約217億円)で、負けは1億8200万ドル(約278億円)。トータルで4000万ドル(約61億円)のマイナスだった。この結果、水原はボウヤーに対しても2400万ドル(約37億円)の借金を背負ったが、ボウヤーはこう言い切る。

「一平に返済してもらうつもりはないよ。そんな大金を将来、手にすることはないだろうから」

 大谷マネーに溺れ、ギャンブルに歯止めが掛からなくなったボウヤーと水原。水原は6月半ばにペンシルベニア州の刑務所に収監されたが、ボウヤーは10日に米当局に出頭し、収監先が決まる。希望しているのは、自宅から最も近いカリフォルニア州サンタバーバラにある「ロンポック刑務所」だが、水原と同様、それが叶うかどうかは不明だ。

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