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《オファー続々》『水ダウ』“ほぼレギュラー“きしたかの・高野 「怒っているけど、実はいい人」で突出した業界人気を獲得 

業界内で突出した人気を誇る、きしたかの・高野正成(高野のXより)

業界内で突出した人気を誇る、きしたかの・高野正成(高野のXより)

 今、業界内で突出した人気を獲得している芸人がいる。きしたかの・高野正成(36才)だ。『水曜日のダウンタウン』(TBS系)のドッキリ企画などで注目度が上昇。それ以外の番組からも次々とオファーが来ているのだ。その理由についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 

* * * 

 毎週火曜になると、その名前がネット上に飛び交う現象が続いているのが、きしたかの・高野正成さん。その理由は翌日に放送される『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の予告が公開されるからなのですが、このところ高野さんは毎週のように出演して笑いを誘っています。 

 きしたかののコンビ結成は2012年ながら、メディア露出が本格的に増えたのは2023年ごろ。YouTubeチャンネルのドッキリ動画をきっかけにジワジワとその存在が知られるようになり、2年あまりでトップシーンにたどり着いたことになります。 

 特にこのところ、ネット上と業界内の人気は特筆すべきものがありますが、その理由は何なのか。なぜ『水ダウ』の“ほぼレギュラー”となっているのか。さらに今後テレビ業界でどんな役割が求められそうなのかなどを掘り下げていきます。 

後輩の楽屋泥棒ドッキリが転機に 

 まずネット上の人気が高いのはなぜなのか。 

 毎週火曜に高野さんの名前がネット上で話題になるのは、それだけ「今週の『水ダウ』は何をやるのか」と楽しみにしている人が多いから。『水ダウ』は「お笑い好きの大半が見ている」と言われ、配信再生数で独走が続くバラエティのトップであり、その“ほぼレギュラー”として認められたことが現在の人気を後押ししています。 

 ただ、少し前まではそのキレ芸や声の大きいツッコミが「苦手」「怖い」などと言われることも多く、好き嫌いのはっきり分かれる芸人でした。風向きが変わりはじめたのは昨年7月に放送された『水ダウ』の「ドッキリの仕掛け人、モニタリング中にターゲットのエグい秘密知っちゃっても一旦は見て見ぬフリする説」。高野さんは「後輩芸人が楽屋泥棒するところを見てしまう」というドッキリを仕掛けられたのですが、吐き気をもよおし、涙をこぼしながら後輩の頭を叩き、一緒に謝罪する姿が感動を誘いました。 

 高野さんはその他の出演時でも、「口は悪くて怒ってばかりで、見た目は実年齢(36歳)以上におっさんながら、優しさがにじみ出るいい人」というイメージが浸透。その人間味あふれるキャラクターから男性の人気が高く、それがネット上での反響につながっているようです。 

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