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《八乙女光の球速がアップ》WBC帯同の凄腕トレーナーの「うで体」「あし体」鴻江理論のすごさ 去就注目の西武ライオンズ・今井達也も師事 

鴻江寿治氏の指導を受ける西武ライオンズ・今井達也

「オリックス(バファローズ)の宮城投手が『うでタイプ』なので、フォームを真似して投げたら、ちゃんと球速が上がりました!」 

 10月12日に放送された『スクール革命!』(日本テレビ系)は、読書の秋と題して大型書店の裏側に潜入したり、一風変わった気鋭の書店の魅力が紹介された。 

 出演者が「最近読んだ本」を紹介するコーナーで、オードリーの若林正恭(47才)やアンタッチャブルの山崎弘也(49才)が思い思いの本を上げる中、Hey! Say! JUMPの八乙女光(34才)が推したのが、アスリート・コンサルタントの鴻江寿治氏の著書『一生歩ける喜び 「うで体・あし体」鴻江理論で人生が変わる』だった。 

「今年8月、プロ野球の始球式に臨むことになった八乙女さんが投げ方に悩んでいたところ、南原清隆さん(60才)に勧められて読んだそうです。南原さんはテレビ朝日でスポーツ関係の番組のMCを長年務めており、その番組を通して鴻江氏の存在を知ったようですね。始球式本番では、キャッチャー役の選手に向けてノーバウンドのナイスボールを投げ込んでいました」(スポーツ紙記者) 

 鴻江氏は、2006年の第1回、2009年の第2回WBCをはじめ、2021年東京五輪では女子ソフトボール代表チームに帯同した経験を持つ。20年以上にわたってアスリートと対峙して作り上げたのが、人の体を「うで体」と「あし体」の2タイプに分類する鴻江理論だ。鴻江氏本人が語る。 

「簡単に言うと、うで体は猫背型。あし体は反り腰型です。 

 よく、“体のバランスを整えよう”と言われたりしますが、私に言わせると、人は誰でも体の歪みを持っています。猫背か反り腰かという以外にも、具体的には、うで体は右肩が下がっており、右の腰が少し前に出ている。逆に、あし体は左肩が下がり、左腰が前に出ています。 

 こういった歪みがあるのは普通のことで、決して悪いことではありません。大事なのは、自分がどちらのタイプか知り、タイプに合った体の動かし方をすることです」 

 前述の著書では、7つのチェックポイントを設けて自分がどちらのタイプかを見極められる。冒頭にあるように、八乙女は自身のタイプを把握した上で、それに合う体の動かし方をしたことで、パフォーマンスが上がったと言えるだろう。 

 鴻江理論は日本のプロ野球界に浸透しつつある。このシーズンオフのメジャー移籍が取り沙汰される今井達也投手(27才、埼玉西武ライオンズ)を筆頭に、11月15・16日に韓国との壮行試合を行う侍JAPANに選出された隅田知一郎投手(26才、埼玉西武ライオンズ)、種市篤暉投手(27才、千葉ロッテマリーンズ)が鴻江氏の指導を仰ぐ。 

 毎年1月に行っている合宿には代表クラスの選手からも参加希望が多く寄せられるが、規模の関係から断らざるを得なかったこともあったという。かつては、千賀滉大投手(32才、ニューヨーク・メッツ)や今永昇太投手(32才、シカゴ・カブス)、菅野智之投手(36才、読売ジャイアンツ→ボルチモア・オリオールズ)らもその合宿に参加し、球界を代表する選手へと成長して海を渡った。 

 そういったトップアスリートの指導を通して構築した独自の「鴻江理論」を一般化したのが、『一生歩ける喜び 「うで体・あし体」鴻江理論で人生が変わる』だった。同書では、日常のさまざまなシーンをあげ、「何をすべきで、何をすべきでないか」をイラストを用いて解説。アスリートもうなる「鴻江理論」を身近なものにできそうだ。 

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