卑劣すぎる犯行内容が明らかに(関係者提供)
事件後に支払われた「5738円」
冒頭陳述を経た上で行われた、検察官の証拠品の取調べでは、携帯に被告人とXのメッセージ履歴が残っており、被告人からAの住所を送っている点、「下水漏れのていで入ってもらいます」などと具体的な指示内容が残されていた。なお、Xは捜査機関の取調べにおいて、性交について否認していないという。
また、被告人からXに対して、事件当日に738円、翌日に5000円が電子決済で支払われたことも明らかになった。
事件当時の、Aさんとその知人とのメッセージ履歴なども明らかにされた。犯行が深夜0時ということもあり、AさんはXからの訪問後すぐ、知人に「こんな時間に下水の点検来た、恐い」などと連絡していた。知人は「帰ってもらえ」などと送り、通話状態にすることを伝えたが、その直後に連絡が取れなくなったという。そして数時間後、Aから警察を呼ぶよう依頼されたという。
松田被告には余罪があり、2回目公判以降で否認部分も含め、今後の動向が注目される。なお、共犯者Xの初公判の予定はまだ明らかになっていない。
◆取材・文/普通(裁判ライター)
