1621枚の視聴履歴があったことも明らかになっている(時事通信フォト)
福島県いわき市出身の影山氏は、浦和レッズやブランメル仙台などでプレーしたのち、1996年に現役を退いた。その後はすぐに指導者としての道を進み、日本代表のテクニカルスタッフを皮切りに、マカオ代表やシンガポールU-16代表の監督を務めるなど、海外でも経験を重ねてきた。
「これからの成長に期待される育成年代の指導者として確固たる地位を築き、2024年には、日本サッカー協会の技術委員長に就任しました。文字通り、日本代表を長期的な視野で、強化、育成戦略の中心を担う立場となっていた矢先の事件でした」(大手紙運動部記者)
事件を受けて、会見に臨んだ日本サッカー協会の湯川和之専務理事は、報道陣からの質問に「プライバシー保護の観点から説明を控える」とし、後任人事については「代行を置くことも含め、議論したい」とコメント。一方、同協会の宮本恒靖会長も「サッカー界として許容できるものではない。これまでも取り組んできたが、ガバナンス、コンプライアンス体制を見直し、徹底的に改善していく」と述べる事態となった。
また前出の国際ジャーナリストはこうも話している。
「フランスでは日本のアニメやイラストが大人気ですが、その一方でフランスではポルノ指定されるような若い女性キャラクターの性的描写も多いため、日本=ロリコンといったイメージを持たれています。
そんな中での事件なので、『やはり日本人はオタクでロリコンなのか』と友人も笑っていました」
国際的な嘲笑を浴びた今回の事件。10月14日に国際親善試合で世界の強豪・ブラジルに日の丸ジャパンが大金星をあげたが、その栄光にも影を落としてしまった。