『料理の鉄人』で活躍した坂井さん(左)、道場六三郎さん(中央)、陳建一さん(右)
「鉄人」たちとの“知られざる絆”
『料理の鉄人』の収録は朝10時から。1本4時間ほどかかり、1日2本撮りすることもありましたから、全部で8時間にもなり大変でした。道場さんが途中で降板したのは、2本撮りをするには体力的にきつかったから。硬い鯛の頭をスパッと落とせなくなって、「こんな姿を視聴者に見せられないから」と言っていましたね。
道場さんや陳さんとは、番組出演当時、よく電話をかけあって情報交換していました。フレンチでは扱わない食材の特徴を教えてもらったり、今度は何がテーマになるか予想しあったり。道場さんも陳さんも、『料理の鉄人』で共演する前から顔見知りではありましたが、共演してからすごく仲良くなったんです。3人ともゴルフが好きだから、話が合う。一緒にコースも回りました。陳さんなんて、年間240ラウンドぐらいしていましたよ。道場さんは「年とったから球が飛ばない」と言いながら、最後はちゃんとまとめていくからすごい。僕の腕? 90台です。
