2025年8月、群馬県伊勢崎市で国内統計史上最高気温の41.8℃を更新。温度計は42℃を示した(時事通信フォト)
年の瀬を迎え、ようやく冬らしい寒さが感じられるようになった。主婦・Aさん(68才)は2025年の気候に戸惑ったひとり。
「2025年はとにかく暑く、春と秋を感じることが少なかったように思います。2026年は少しでも過ごしやすい1年になることを願うばかりです」
日本人の誰もがそう願っているが、2026年も暑い1年になりそうだ。ウェザーマップ代表で気象予報士の森朗さんが言う。
「残念ながら気温が下がるデータは1つもありません。温暖化の指標である二酸化炭素濃度も過去最高を上回っています。2026年は2025年以上に暑くなる可能性が高い」(森さん・以下同)
では、これから本番を迎える冬も温暖化によって暖冬になって過ごしやすくなるはず……と思いきや、どうやら違うようだ。
「冬はシベリアからの寒気が変わらず強いため、冬の寒さはしっかりとやってきます。なかなか寒くならないねと言っていたら、終わってみると“寒い冬だったね”というパターンになりそうです。そして、やっと春が来たと思ったら5月に入るといきなり暑くなる。
結果として強い夏と冬に押されて、快適と感じる春と秋の期間が短く感じられます。今後もその流れは変わらず、季節の二季化が進むと思われます」
2025年10月に発表された三重大学グループの研究では、1982〜2023年の42年間で「夏の期間」が約3週間も長くなったことがわかっている。また、2025年夏の日本の平均気温は平年を2.36℃上回り、2025年の東京の猛暑日は過去最高の29日だった。
年々勢力を拡大する夏だが、2026年は猛暑日が減るシナリオもあるという。
「2025年は梅雨がきちんと来なかったため、6月から暑くなってすぐに夏が到来しました。もし、2026年の夏の気温が下がるとしたら、大雨や台風が頻発して雲が日光を遮り、雨によって気温が下がるときです。つまり、猛暑の代わりに水害のリスクが非常に高くなる可能性があります」
さらなる猛暑か、大雨が続く夏か──どちらにしても厳しい1年となりそうだ。
※女性セブン2026年1月8・15日号
