鈴木麻央耶容疑者の”お気に入り”だった
「住む場所がなかったと言うのは事実だと思います。1週間、同じ服で出勤して、シャワーも浴びていないようなときがあった。髪もボロボロで、その状態でお客さんの呼び込みをさせられていました」
被害者女性が置かれた環境もひどいものだが、さらに証言から浮かび上がってくるのが、男の横暴さだ。
「気に入らないと営業中でもキャストにキレる。説教がネチネチ続いて、謝ってもなかなか止まないけど、次の日にはけろっとして優しくなっている。まるでDV男のようでした」(前出・元店員)
鈴木容疑者は雇われ店長で、同じ場所で夜間に営業している店を間借りし、ガールズバーを営んでいた。店の使い方が粗雑なことや、“キレ癖”があることから周囲からは避けられ“裸の王さま”と囁かれていたという。
前出の店舗関係者が語る。
「自分の“支配下”におけないとダメな、小心者なんでしょうね。とにかく思いどおりにならないと、客にもキャストにもキレる人だった。すこし面倒な男性客や、クセの強い常連客についても、何かと理由をつけて出禁にしていたそうです」
男の性格や、客をとらないとギャラが支払われない“完全歩合制ルール”も相まってか、従業員の入れ替わりは激しかった。事件前は「ほとんどキャストがいない状態」(前出・関係者)だったともいうが、田野容疑者だけは唯一、この環境に“適応”したようだ。
「田野は3年前くらいに入ってきたのかな。最初の1年間は、素朴でとってもいい子だった。夜の部の店員や常連の誕生日を覚えてわざわざ顔を出してくれたこともありましたし。しかし次の年からはまるっきり変わってしまった。
鈴木(容疑者)に気に入られたのか、“右腕”のようになって、一緒になって偉そうな態度をとっていました。アフターで2人一緒に焼肉を食っていたこともあります。奴の影響なのかどうかはわからないけど、彼女もまた、男の“洗脳”に毒されてしまったひとりなのかもしれませんね」
鈴木容疑者は再逮捕にあたり、「女性のためという気持ちでやった。犯罪をしている自覚はありませんでした」と容疑を否認しているという。売春を強いたうえ、性的暴行まで加えた事実を“女性のため”と語る──。男は今後どう罪と向き合うことになるのだろうか。
