現職閣僚が落選危機か
全国の1区の象徴でもある東京1区は中道前職で衆院副議長を務めたベテラン、海江田万里氏と前回僅差で敗れた自民元職の山田美樹氏が当選を争う展開。大接戦だが、高市効果で山田氏が返り咲きのチャンスか。候補7人が乱立する2区は中道が候補を見送っており、自民前職の辻清人氏が優勢な戦い。
注目は3区だ。自民の石原宏高・環境相は過去の選挙で公明党の選挙協力に頼っていた面が大きいだけに連立解消は痛手、そのうえ新たに自民と連立を組んだ元職・石崎徹氏とも戦うことになった与党対決選挙区でもある。石原氏は大苦戦中で高市内閣の現職閣僚の落選危機だ。
4区は公明党票が多い選挙区だが、中道が候補擁立を見送ったため自民前職の平将明氏が無難な戦い。5区は中道・手塚仁雄氏、6区も中道・落合貴之氏と世田谷の2選挙区はいずれも中道前職が優勢の戦いだ。
7区は前回総選挙で参院から鞍替えしながら裏金批判を浴びて落選した自民・丸川珠代氏が雪辱を狙うが、裏金批判は拭えていない。前職の中道・松尾明弘氏が優勢で丸川氏が当選するにはよほどの巻き返しが必要なようだ。
大乱戦となった8区。前回総選挙で約2万票を得た維新は今回は候補擁立を見送り、自民・門寛子氏を推薦して自維協力で中道の前職・吉田晴美氏に挑む。立憲の代表選にも出馬して知名度で勝る吉田氏がややリード。
9区では自民が地元の有権者にメロンやカニを配るなど公選法違反で公民権停止となり、2024年に解除された菅原一秀氏を公認、維新も菅原氏に推薦を出した。前回落選した菅原氏には2回目の「みそぎ選挙」となるが、中道の前職・山岸一生氏が優勢。10区の自民と中道の“鈴木対決”は中道の鈴木庸介氏がわずかにリードだが、予断を許さない情勢。
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