児玉清一覧

【児玉清】に関するニュースを集めたページです。

「アタックチャ~ンス」で一発逆転
優勝者が語る『アタック25』で重要なパネルの駆け引き
 今なお「クイズ番組長寿記録」を更新中なのが、4人の解答者で25枚のパネルをオセロのように奪い合う『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系、1975年~、最高視聴率は関西地区で24.2%)だ。「正解を連発しているのに有利な『角』をなかなか取れなかったり、逆にほとんど解答ボタンを押さないのにここぞの場面で正解して『角』を取って、あっという間にパネルを自分の色に変えていく人もいる。その攻防に毎回目が離せない」(58・会社員) 20枚のパネルが埋まったところで訪れるのが「アタックチャンス」。 番組初期から36年間司会を務めた児玉清が拳を握って言う「アタックチャ~ンス!」は、いまだにモノマネ芸の定番となっている。 経済ジャーナリストの水野文也氏は2回出場(1983年と1999年)し、2回目で優勝を勝ち取った。「パネルの取り方も重要なので、“ここで答えてしまうと角が取れなくなる”という場面では、答えがわかってもあえてボタンを押さずにスルーすることもあります。1度目の時は、アタックチャンスの早押しでボタンを押し負けて敗戦が決まってしまった。『思い出が駆け巡る様子を照明器具にたとえ、何のように過ぎると言うでしょう?』という最終問題に『走馬灯』と答えて正解した後、司会の児玉清さんに『最後の問題を答えた水野さん、今日の戦いが走馬灯のように過ぎたのでしょうか』と言われたことが鮮明に記憶に残っています。こうした児玉さんの名調子も人気の理由だったんでしょうね」(水野氏) 2度目の出場時に明暗を分けたのが、水野氏が苦戦したとあげた(画像の)5問のうちQ1の「聖徳太子が定めた冠位十二階」に関する問題だった。「普通は『一番上位の色は?』と続くので、4人が一斉にボタンを押し、押し勝った人は『紫』と答えましたが、問題は『一番下の色は?』だった。もし自分が押し勝っていたら不正解だっただけに、ラッキーでした」 パーフェクトは逃したものの、15枚のパネルを獲得し、2度目にして悲願の優勝を遂げた水野氏。「1枚のパネル」をめぐる攻防は、今も視聴者を魅了し続けている。【画像のクイズの答え】Q1:黒、Q2:45回転、Q3:韋駄天、Q4:62、Q5:1958年※週刊ポスト2020年5月8・15日号
2020.05.10 07:00
週刊ポスト
浅丘、吉永、森繁らが名演 殺伐の今こそ輝き増すホームドラマ
浅丘、吉永、森繁らが名演 殺伐の今こそ輝き増すホームドラマ
 テレビ業界で収録中止が相次ぐ中、増えているのが過去のドラマの再放送だ。外出自粛により家で過ごす時間が増え、「家族のあり方」を描いたホームドラマの数々が思い出される。今だからこそ、もう一度放送してほしい名作をプレイバックする。◆「吉永小百合が母だったら」 今回、本誌・週刊ポスト読者にアンケートを行なったところ、「夫婦の有り様」を描いた作品が支持を集めた。1971年の『2丁目3番地』(日本テレビ系)では、石坂浩二と浅丘ルリ子が子育てに奮闘する夫婦を演じた。 二枚目俳優として人気絶頂だった石坂浩二がうだつの上がらないサラリーマンの夫で、妻の浅丘が美容院を経営するバリバリのキャリアウーマンという設定は、当時としては斬新だった。「奥さんに叱られて落ち込んでいる石坂が、赤ん坊に“父ちゃんはこれでも一生懸命やっとるんやで”というセリフには“その通りだ!”と頷きました。2人のやりとりがリアルで、つい感情移入してしまいましたね」(78・元会社員) 放送終了から2か月後に石坂と浅丘は結婚。撮影中から2人は恋愛関係にあったという。だからこそ、演技が真に迫っていたのかもしれない。 同1971年放送の『花は花よめ』(日テレ系)では、20代後半の吉永小百合が人気芸者役を熱演。妻に先立たれた15歳も年上の男(児玉清)と結婚し、若くして3児の母となる役柄だ。「とにかく吉永さんが美しかった。僕も含め、多くの少年が『こんな母親ならいいなぁ』と妄想していた。ドラマでの吉永さんは“芸者上がりのくせに”などといじめられるが、それを夫の児玉清さんが優しく守る。“こんな男になりたい”と憧れた」(60・塾講師) 1970年から5部にわたり放送された向田邦子脚本の『だいこんの花』(テレビ朝日系)は、亡き妻を思う夫の姿が印象的だった。「舞台は明治時代。元海軍大佐の父・森繁久彌は、だいこんの花のように清楚で美しく控えめだったと亡き妻を忘れられない。それで息子(竹脇無我)に『妻を娶るならだいこんの花のような人を』と口うるさく言うんです。 息子の付き合う女性は、どのシリーズでも一見『だいこんの花』とはほど遠いキャラクターなのですが、最後はその心の美しさに気がついて結ばれる。今思えば大人っぽい話でした」(69・元教師) 最後に紹介するのは漫画家のやくみつる氏(61)が挙げた異色作品。『お荷物小荷物』(1970~1971年、TBS系)だ。「当時“チナチスト”と呼ばれる熱狂的ファンが出るほど人気だった中山千夏さんが、下町の運送店に住み込みで働くのですが、その一家はとんでもない男尊女卑の家。日本刀を振りかざす一家の主が志村喬さんで、その5人息子を演じるのが河原崎長一郎、浜田光夫、林隆三、渡辺篤史、佐々木剛という面々。彼らがいつもとんでもない騒ぎを起こすんです」 最終回では、憲法9条が廃止され徴兵制が復活、日本が戦争状態になって5人兄弟は全員死んでしまう。「当時は気づかなかったが、今思えばいろいろな皮肉が込められていた」(やく氏) 殺伐とした今だからこそ、ホームドラマの輝きは時を経て増すばかりだ。※週刊ポスト2020年4月24日号
2020.04.19 07:00
週刊ポスト
吉川晃司
吉川晃司&岡田将生で注目 「白髪」がもたらす効果とは?
 ドラマでは、役者の演技だけではなく、その髪の色に注目が集まることもあるようだ。今期のドラマで脚光を浴びるふたりの“白髪俳優”の注目ポイントと“白髪”の効果について、コラムニストのペリー荻野さんが綴る。 * * * 今シーズンのドラマでは、ふたりの「白髪」が輝いている。ひとりは『昭和元禄落語心中』(NHK)の岡田将生。昭和の噺家・八雲を演じているが、その端正な姿と本格的な語りの技は、落語ファンをうならせている。 このドラマでは、若いころから、晩年、名人と言われるころまで幅広く描かれるため、岡田は新人時代(髪はふさふさで真っ黒)から、白髪の老人姿に。二枚目は「老け」を作り込まずに老人役をすることも多いが、岡田将生は29歳の若さで堂々の老け姿。渋くキメた分、イケメンぶりが強調された気もする。 もうひとりはご存知、『下町ロケット』(TBS系)の財前部長こと吉川晃司。かつて主人公・佃(阿部寛)が営む小さなメーカーの技術を高く評価し、守ってくれた財前は、今期の「ヤタガラス編」では無人トラクターの開発に取り組み、自分が所属する大企業「帝国重工」と下請け企業との間にはさまれて苦しい立場に。それでも「日本の農業を救うため、なんとかお願いできないでしょうか」と佃に頭を下げる。 その頭髪は見事な白髪。銀色に輝いて見える。カッコいいのである。そういえば、財前は佃に誘われて稲刈りに言った時にも、スーツ姿だった。いつでもどこでもジェントルメン。白髪の紳士である。『モニカ』時代、マイクを振り回し、ついでに長い足も振り回していた(※ペリー個人のイメージです)吉川晃司を知る世代から見ると、すっかり落ち着いた様子にしみじみとしたものを感じる。財前の白髪には、「暴れ吉川記憶世代」を惹きつける意図もあったはずだ。 昔から、「ロマンスグレー」という言葉があり、ナイスな白髪まじりヘアスタイルの男性は称えられてきた。私がお会いした中で、これぞまさにロマンスグレーな人だと思ったのは、故・児玉清さんである。ここで重要なのは、ただの「グレー」ではなく、「ロマンス」がついていること。「ロマンス」って、いったいどうやって出すんでしょうか?『下町ロケット』では、財前に圧力をかける帝国重工次期社長候補・的場(神田正輝)も佃らを「下請けが」と見下して嫌な顔を見せる的場派の奥沢(福澤朗)も、帝国重工を恨み、先んじて無人トラクターを実用化した佃のライバル企業社長の重田(古館伊知郎)も、白髪率は1割程度。佃らが開発競争の中でどう生き残っていくのかも大事だが、帝国重工周辺に限ってみれば、白髪財前VS黒髪男たちの対立の構図もポイントだ。オセロか。 キャラの強さとわかりやすさは、「日曜劇場」企業ドラマの鉄則。財前が白髪でなかったら、これほどわかりやすくはならなかった。 これだけ白髪紳士の印象が強くなると、吉川としても今後、黒髪に染めたりしては違和感を持たれるだろう。こうなったら、白髪を続け、そこに「ロマンス」が加わり、ロマンスグレーを超えるロマンス白髪になったらいい。人生百年時代といわれる日本では、ロマンス白髪俳優が主役になるドラマももっと増えるはずだ。
2018.11.28 07:00
NEWSポストセブン
篠田三郎 幕末の人物を演じると俳優は役から魂を与えられる
篠田三郎 幕末の人物を演じると俳優は役から魂を与えられる
 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、俳優・篠田三郎が、吉田松陰、源実朝、飯富昌景を演じた思い出について語った言葉をお届けする。 * * * 幕末の長州藩を舞台にした一九七七年のNHK大河ドラマ『花神』で篠田三郎は吉田松陰に扮した。その苛烈な芝居がドラマ前半を盛り上げている。「最初は吉田松陰のことは名前くらいで、ほとんどよく知りませんでした。それで司馬遼太郎さんの『世に棲む日日』を読んだところ、感動しましてね。あの時代の人たちは、とても感情が豊かだった。武士だから泣かない──というのはなくて、よく泣き、よく笑った。そして志士の多くは若くして亡くなっている。太く短く生きているんです。ですから、自分もそうですが、俳優はあの年代をやると役から魂を与えられて張り切るんです。やりがいがあるんですよ。 寅次郎と名乗っていた若き日の松陰は、当時の日本の現状を知るために萩から出向いて遠い東北にまでよく旅をしています。とても行動的な人間でしたので、僕も演技どうこうではなくそんな松陰に少しでも近づきたく体当たりでやっておりました。例えば息を切らして登場する場面では、出番の十秒くらい前まで腕立て伏せをして本当に息を切らしながら出ていました」 鎌倉幕府の草創期を描いた七九年の大河ドラマ『草燃える』では三代将軍の源実朝に扮した。おっとりした公家的なイメージの強い実朝を、結果的に狂気に憑かれていく悩めるインテリとして演じている。「実朝のときは、どこかでまだ吉田松陰を引きずっていました。実朝は穏やかな、顔でいえば狸、丸顔で鷹揚としたイメージがあると思うんですが、松陰を引きずっているものだから、そういう激しいところが出てしまったように思います」 八八年の大河ドラマ『武田信玄』では武田家重臣・飯富(山県)昌景を演じた。児玉清が演じる兄・虎昌と不倫関係の女(小川真由美)との対決シーンでは緊張感ある芝居をしている。「これは自分の中でかなり頑張れた作品ですね。特に小川真由美さんと対峙するシーンは印象深いです。小川さんは物凄い迫力で来る方なので、僕も闘志が燃えました。その縁で演出家からは朝の連続テレビ小説『京、ふたり』など他の作品でも声をかけていただきました。『武田信玄』を書かれた脚本家の田向正健先生は僕にとって忘れられない方です。その前に先生の書かれた『優しい時代』というNHKの九十分ドラマに出ていまして、これを四本くらいやりました。僕は檀ふみさんとのコンビで鹿児島の先生役でして。生徒の悩みを共有するヒューマニズムあふれるドラマで、とても思い出に残っています。 僕が最初にボロボロ泣いた映画は父親に連れられて観た『ビルマの竪琴』でした。それから『人間の條件』もオールナイトで観ました。ヒューマニズムある作品が好きで、ああいう人間像に憧れるんですよ。『優しい時代』の先生役は演じていて燃えるものがありました。 そういうことがあって先生に懇意にさせていただいていたので『武田信玄』も安心して演じることができました。作家が自分のことを知っているというのは演じる上でも大きいです」●かすが・たいち/1977年、東京都生まれ。主な著書に『天才 勝新太郎』『鬼才 五社英雄の生涯』(ともに文藝春秋)、『なぜ時代劇は滅びるのか』(新潮社)など。本連載をまとめた『役者は一日にしてならず』(小学館)が発売中。■撮影/渡辺利博※週刊ポスト2018年10月26日号
2018.10.18 16:00
週刊ポスト
あさイチMC就任の華丸大吉 NHKで研修&寝坊を心配される
あさイチMC就任の華丸大吉 NHKで研修&寝坊を心配される
 ついに、その時が訪れる。3月30日金曜日、8年間、名コンビを組んできたV6の井ノ原快彦(41才)と有働由美子アナ(49才)が『あさイチ』(NHK)を卒業する。しかし、別れがあれば出会いもあるのが春。4月2日月曜日、新たな「朝の顔」として番組に登場するのがお笑いコンビ「博多華丸・大吉」。「見る人は、まず華丸さん(47才)に驚くかもしれませんよ。最近、髪形を丸刈りにしたんです。別に不祥事を起こしたわけじゃないんです。初主演映画『めんたいぴりり』の撮影で明太子メーカー『ふくや』の創業者を演じるための役作りですが、華丸さんは、“初回放送は謝罪会見みたいになっちゃうかな”なんて笑っていました。ひょっとしたらネタにするかもしれませんね」(NHK関係者)“つかみ”はばっちりになりそうだが、実力もピカイチ。ともに福岡出身の華丸と大吉(47才)によるこのコンビは1990年に結成され、主に地元九州を中心に活動を続けてきたが、35才となった2005年に一念発起して上京。華丸が児玉清さん(享年77)の「アタックチャ~ンス」のモノマネでブレークすると、大吉もクールなツッコミとそつのないトークで「大吉先生」の異名をとり、全国区となった。「その後も博多弁を駆使したゆったりペースの漫才を武器に、2014年末の『THE MANZAI』で優勝。ビートたけしさん(71才)から“老舗の有名な味を出された感じ”とネタをべた褒めされていました」(テレビ局関係者) レギュラー番組も増え、コンビで合わせて10本以上に。そんな充分なキャリアを持っても、NHKとなると多少、勝手が違うようだ。「芸歴が30年近く、生放送や各種イベント、ロケにも慣れている2人ですがNHKは民放とは違い、使ってはいけない言葉の基準が厳しく苦労しているみたいです。2人は今、忙しい合間を縫って『NHKことばのハンドブック』で勉強をするほか、週に1、2回はNHKで研修を受けていると聞いています」(前出・NHK関係者) 朝8時15分からの放送に遅刻しないよう、夜の過ごし方も変えはじめているという。「2人ともお酒が大好きで、飲み歩き番組まで持っているくらいですが、さすがに周りから“ちゃんと起きられるの?”と心配されて、自覚が強まったようです。2人とも4月からは12時頃までしか飲まないと決めたようで、“これじゃまるでシンデレラだよ”と周囲に冗談めかしています」(前出・テレビ局関係者) 寝坊するかどうかも番組の見もの(?)になりそうだ。※女性セブン2018年4月12日号
2018.03.30 07:00
女性セブン
NHKあさイチ 「坂上忍と真逆」華丸大吉は適任との評
NHKあさイチ 「坂上忍と真逆」華丸大吉は適任との評
 国民的な“朝の顔”にしては、意外なダークホースだったという印象が強い。注目されていた『あさイチ』(NHK)司会・井ノ原快彦(41才)の後任に、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」が決まった。「井ノ原さんの続投を望む声は局内にも強くありました。井ノ原さんも、有働由美子アナ(48才)の降板は当初知らなかったようで、10周年まであと2年ちょっと一緒にがんばりたいという思いもあったようです。一方で、有働アナが番組を卒業するのであれば、一緒に歩んできたという思いが強くあったので、番組サイドに同じく卒業させてほしいと申し出たそうです」(テレビ局関係者) 後任候補として、“朝ドラ”で人気を博したディーン・フジオカ(37才)らの名前も報じられたが、NHKの後任選びは難航した。「帯番組のレギュラー交代となると、通常であれば半年以上前から交渉をするケースが多い。他の仕事をセーブする必要がありますからね。後任候補に打診しても、なかなかスケジュールの都合がつかなかったようです。人気MCの後任というプレッシャーもあったのでしょう。劇団ひとりさん(41才)や林家三平さん(47才)らも候補に挙がったのですが、話はまとまらなかったそうです」(芸能関係者) 彼らと同時に名前が挙がっていたのが、博多華丸・大吉だった。コンビ結成28年目。漫才の実力は折り紙付き。児玉清さん(享年77)や川平慈英(55才)のモノマネでも知名度は高い。とはいえ、情報番組のMCというイメージがあまりないのが気になるところ。「もしお笑い芸人の中で選ぶなら、“彼らしかいなかった”というぐらいの適任者です。福岡出身の2人の博多弁の口調は柔らかく、お笑いのスタイルも正統派。他人の悪口で笑いを取ることも、下ネタもありません。お酒は大好きですが、酔って絡んだり暴れたりも全然ない。2人とも既婚者というのもポイントでしょう。その上、よく見るとなかなかのイケメン(笑い)。主婦からも一定の支持があるんですよ」(前出・テレビ局関係者) 生放送の司会の安定感も充分だという。「お堅い企業や行政、自治体のイベントに呼ばれるお笑い芸人は少ないですが、博多華丸・大吉は引っ張りだこ。受け答えが軽妙なだけでなく、失言がなくて発言が慎重なので重宝されるんです」(広告代理店関係者) かつて、朝ドラが終わったら他局の情報番組にチャンネルを変えるのが、多くの人の“朝の習慣”だった。しかし、8年前にイノッチと有働アナの『あさイチ』がスタートすると、朝の時間帯もNHKの独り勝ちになった。そんな人気者2人の「後釜」に、NHKは勝算があるのか。「民放の情報番組系で、今もっとも視聴率が取れるMCといえば坂上忍さん(50才)です。強い口調でときおり毒を吐くのが坂上さんの人気の理由で、そんなMC路線がブームにもなっています。ただ、公共放送のNHKはそれを真似したくてもできない。ならば、と“坂上の真逆”のキャラクターを探したそうです。毒舌に飽きたり、違和感を持つ視聴者も多いはず。さわやかで、口調が穏やかで、他人を悪く言わず、自分たちは脇役に徹することも得意な華丸・大吉はピッタリ。いろいろなテレビ局でまんべんなく仕事をしているので、特定の民放局の色がついていないことも決め手になったようです」(前出・芸能関係者) 一方、有働アナの後任は近江友里恵アナウンサー(29才)だ。近江アナには華丸・大吉の地元である福岡への赴任経験がある。「2014年から2年間、福岡放送局に勤務していました。『ブラタモリ』で共演していたタモリさん(72才)とも、博多の街談議をしていたほどなので、2人との相性も心配ないでしょう。番組の現場スタッフは、ベテランの有働さんの後任が20代の近江アナということで少し不安を感じていたようですが、実力充分で落ち着きもある華丸・大吉が決まって、ホッとしているようです。すでに2人には、NHK特有の言葉遣いなどのレクチャーが始まっているそうですよ」(NHK関係者) イノッチと有働アナという名コンビとのお別れは寂しいけれど、どこかおっとりした雰囲気を予感させる「新生・あさイチ」も楽しみだ。※女性セブン2018年3月8日号
2018.02.23 16:00
女性セブン
ガリットチュウ福島 船越、貴乃花の物まねでインスタが人気
ガリットチュウ福島 船越、貴乃花の物まねでインスタが人気
 出川哲朗、ロバート・秋山竜次、野生爆弾・くっきー…。自分の信じる芸を極めたことでスポットライトを浴びるお笑い芸人たち。そんな中、ガリットチュウ・福島善成(よしなり)の名前を最近よく聞く。芸歴20年以上のベテランだが、昔から地道に重ねてきたものまねに脚光が集まっている。人気の原動力と、これまでの経歴をひも解いた。  1997年から吉本に在籍し、翌98年に熊谷岳大(くまがい・たけひろ)とお笑いコンビ「ガリットチュウ」を結成した福島。現在40歳。愛くるしいベビーフェイスが特徴で、8年前、2010年FIFAワールドカップで活躍した本田圭佑への憧れから金髪にしている。  そんな彼のインスタを覗いてみると、架空の人物ではあるものの「言われたらそうかもしれない」と納得してしまう“ものまね”写真が多数アップされていた。例えば、  ・夏までに痩せると宣言していたのに逆に10kg太った人 ・母親がいなくなった途端、態度が急変する40代独身のピアノ先生  ・ハロウィンではしゃぎ過ぎて友達とはぐれたが、ようやく連絡がとれた人 など、見ているうちにじわじわくるネタが多い。2012年の開設当初は家族と触れ合う姿や営業先の風景などを投稿していたのだが、2015年後半から上記のような人物描写の写真をアップし始めると、フォロワー数も「いいね!」の数も増加。◇転機は「時の人」の模写 無名の人の他にも漫画家・手塚治虫さんや元阪神タイガースのランディ・バースさんといった有名人の模写に挑戦してはいたが、一気に関心が集まったのが昨年7月。4~5年前からレパートリーに取り入れ、2015年のインスタにも公開していた俳優・船越英一郎のものまね写真が、元妻・松居一代との騒動によって注目を浴びたのだ。おしゃれメガネに黒のレザージャケット、微笑みをたたえた写真は「本人そっくり」と謳われた。 勢いに乗った彼は、同じく昨年11月、人気モデル・ダレノガレ明美の顔まねを披露。これが本人からも絶賛され、またもや話題となった。翌12月には、学生時代から似ていると言われてきたという貴乃花親方のものまねをスタート。スーツに首からストールを掛け、少しのけぞっているその姿は、連日の報道とともに、紹介される頻度も増えていく。 すると、年末から今年初頭にかけてテレビオファーも殺到。『有吉ゼミ』『行列のできる法律相談所 2時間生放送!クリスマスザンゲSP』『ニノさん』『スッキリ』(以上日本テレビ系)、『ネタパレ』(フジテレビ系)、『サンデー・ジャポン』(TBS系)など露出は高まるばかりだ。◇長かった下積み時代 彼のものまねの歴史は古い。14年前にはすでに『エンタの神様』(日本テレビ系)で、福島が誰かの人物模写をやり、それに相方の熊谷が解説を加えるというネタを披露していた。そこでは「ドッジボールで最後まで残った女の子」「ドラマの中で落ち込んだままシャワーを浴びる俳優」など、やはりマニアックなネタが多かった。  そんな彼の芸に初めて「称号」が与えられたのが2004年。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の人気コーナー「細かすぎて伝わらないものまね選手権」に出場し、「藤原紀香のキャンペーンガール時代のポーズの取り方」で優勝したのだ。 同選手権のチャンピオンは、例えば俳優・児玉清のものまねをした博多華丸のようにブレークの第一歩を踏み出す者もいたが、福島の場合はその足がかりとはならなかった。 それでも彼は、ものまねはやめなかった。バラエティー番組『やりすぎコージー』(テレビ東京系)の中では、特技である怪力ぶりをアピールする際も、ベレー帽をかぶり、メガネをかけ、タンクトップを着て手塚治虫さんのまねをしていた。◇泥の97年デビュー組 ガリットチュウは吉本のお笑い養成学校「東京NSC」の2期生。だが、彼らを含む同期は「泥の97年デビュー組」と言われ、なかなか芽が出ないことで知られていた。2009年、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でその特集が組まれたこともある。 同期の中にはその後コンビを解散してピン芸人になる者が現れたり、芸能界を引退して実家の手伝いをするなどそれぞれの道を歩く中、福島はそのモノマネを「クソモノマネ」と自虐を込めた呼び方をしながらも、You Tubeでそれを公開したり、レパートリーから選んだ170人を絵札と読み札にした「ものまねカルタ」を、遊び方の説明書を自分たちで封入して売るなどコツコツと続けてきた。 福島のものまねは、歌まねでも、顔まねだけとも違い、髪型も変え、衣装も用意し、時に小道具も持たなくてはならないため、言われてすぐできるというものではない。また、厳密に言えばものまねというより「扮装」に近い。その瞬間を切り取るのにうまくフィットしたのが、写真だけ投稿すればいいインタグラムだった。 また、年を重ねたことで哀愁も加わった。編集者に追いかけられる手塚治虫さんのまねを、若いころやるより、40歳の今披露するほうが、味わいが出る。メディアの変化によって巡ってきたチャンス。この好機をガリッとかじれるか。(芸能ライター・飯山みつる)
2018.02.17 07:00
NEWSポストセブン
谷原章介
『アタック25』司会3年目の谷原章介「児玉さんには及びません」
「歴史ある番組なので、視聴者にとって番組のイメージは固まっている。ですから、最初は視聴者がぼくを受け入れてくださるかとても心配でした」 そう語るのは2015年4月に、『アタック25』の3代目司会者となった谷原章介(45才)。今年で3年目を迎え、ようやく慣れてきたという。 初代司会者だった児玉清さんのことはなるべく意識しないようにしていると谷原。「児玉さんは、この番組を知り尽くされていました。ぼくは児玉さんには及びませんから、変わったことをやろうとか、新しいカラーを出そうとは思っていません」。 心がけていることは、解答者の緊張感をほぐすことだ。「みなさん、この番組を愛してくださっている人ばかりなので、その分、緊張感がすごい。それを解きほぐして、いいところをちょっとでも出してあげること。それが視聴者にとっても親近感がわいて、がんばれと応援する糸口になると思います」 ドラマ出演など忙しいが、この番組にかかわるようになってとても楽しいと笑う。「いろんな豆知識が身についてきました(笑い)。それ以上に、解答者が最後に笑って帰ってくださると疲れも飛びますね」撮影/辻村耕司※女性セブン2017年7月27日号
2017.07.16 07:00
女性セブン
アタック25
アタック25の予選は倍率150倍 出演決定までのプロセス
 1975年の放送開始から、放送回数2090回(2017年7月13日時点)を数えるのは、42年続く長寿番組『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系・朝日放送制作)。民放で唯一の視聴者参加型のクイズ番組で、4人の解答者がクイズの正否によって25枚のパネルを奪い合うというもの。番組出演者決定までのプロセスを紹介する。◆出場するには筆記試験&面接突破が必須条件!【筆記試験】 番組に出るにはまずホームページなどから予選会に応募。予選会に年間約3万通の応募があるが、参加できるのは抽選で年間約7000名と狭き門だ。予選会では制限時間8分間で30問の筆記試験に挑むことに。最終的に番組に出演できるのは年間わずか200名程度。【面接】 筆記試験を突破した人は同じ日に面接を。「キャラクターや『アタック25』のことがどれだけ好きかも見させてもらいます」(番組プロデューサー・渡邉拓史さん)。面接を突破すれば合格となり、出場資格が得られる。ただ、向こう1年の間に番組から連絡がなければ、資格はなくなる。◆本番前打ち合わせに谷原も参加し最終CHECK! 収録前、解答者4人にはメイク室でメイクが施される。衣装はすべて自前。一方、スタッフらは別室で司会の谷原章介(45才)を含めて最終打ち合わせを行い、進行を確認。加藤明子アナウンサー(41才)が実際に問題を1問ずつ読み上げ、考えられる解答例なども挙げられる。【アタック25驚きのDATA】・延べ出場者数:約8600名(2017年6月末時点)・出場者の男女比:男性52.1% 女性47.9%・パーフェクト達成者数:14名(ペア大会で達成した夫婦含む)・シンキングタイム:約7.5秒(問題を読み上げられてから解答を締め切るまでの平均時間)・最高視聴率:24.4%(1979年1月14日放送・関西地区)・児玉清さんが司会を務めた年数:36年(第1回放送の1975年4月6日から、77才で亡くなる直前の2011年4月まで司会を務めた。計1793回出演)撮影/辻村耕司※女性セブン2017年7月27日号
2017.07.15 16:00
女性セブン
時代劇研究家・春日太一氏が選ぶ「心震える大河ドラマ」TOP5
時代劇研究家・春日太一氏が選ぶ「心震える大河ドラマ」TOP5
 現在放送中の大河ドラマ『真田丸』は好評を博しているが、歴代最高の大河ドラマはどの作品なのか? 時代劇研究家・春日太一氏とともに50年超の放送史を振り返り、名作を完全ランキング化した。春日氏が選んだベスト10の中から、1位~5位の作品を春日氏の寸評(「」内)とともに紹介しよう。【1位『独眼竜政宗』(1987年)】主演/渡辺謙(伊達政宗)、原作/山岡荘八、脚本/ジェームス三木 父・弟を殺し母を追放した悲しき武将・政宗が奥州を制覇し秀吉・家康ら天下人と渡り合う姿を描いた。幼少時代の「梵天丸もかくありたい」というセリフがブームに。「若くして戦国時代の東北地方随一の勢力を築いた伊達政宗を若き日の渡辺謙が演じた。英雄的なカリスマ性と躍動感を見せる序盤も素晴らしいが、やがて天下の趨勢が決まる中で忍従する中年時代や徳川政権下で老獪な腹芸を見せる晩年まで、まだ二十代だった渡辺がその生涯を見事に演じ切っている。 また、壮絶な愛憎のドラマを見せる母親役の岩下志麻、器量人として育てる父親役の北大路欣也、支え続ける家臣役の西郷輝彦と三浦友和、荒武者役で初の本格的な役者出演となるいかりや長介、終生のライバル・最上義光役の原田芳雄、そして天下人としてその前に立ちはだかる秀吉役の勝新太郎……多彩なキャスティングが完璧に決まった」【2位『武田信玄』(1988年)】主演/中井貴一(武田信玄)、原作/新田次郎、脚本/田向正健 中井の抜擢がそれまでの信玄像を覆した。武田二十四将の個性も光る。若尾文子の「今宵はここまでに致しとうござります」は流行語大賞に。「山本直純による勇壮なテーマ曲に合わせて躍動する戦国最強の武田騎馬軍の活躍に胸が震える。本作の大きな特徴はコミカルな要素は一切ないことだ。 登場人物たちの闇へと焦点を絞り込み、映し出していく。狂気に奔る父親・信虎役の平幹二朗や女の色香に惑わされて謀反に向かう家老を演じた児玉清が印象深いが、圧巻は信玄を演じた中井貴一。 国を平穏に治めるためにかつての自分によく似た我が子を死に追い込み、家臣たちからカリスマ的な支持を得るもののそのために誰にも心の内を明かせなくなる。そして晩年は若き信長に老いらくの嫉妬心を燃えたぎらせていく――そんな権力者の孤独と葛藤を巧みに表現していた」【3位『草燃える』(1979年)】主演/石坂浩二(源頼朝)岩下志麻(北条政子)、原作/永井路子、脚本/中島丈博 源頼朝を中心に東国武士団の人間像に迫る。小土豪の娘から頼朝に一途な恋をし、最高権力者にまで上り詰める尼将軍・政子の苛烈な性分を演じきった岩下志麻は見事。「源平合戦から鎌倉幕府草創期にかけての源氏の興亡が描かれる。石坂浩二の演じる源頼朝の冷酷なマキャベリストぶりも強烈だが、注目は北条義時(松平健)と伊東祐之(滝田栄)という二人の男。 物語の前半は、北条家に一族を滅ぼされ自らも悲惨な目に遭った祐之が復讐の鬼と化して野盗にまで落ちながら悪の限りを尽くす一方、義時は名門の御曹司として理想主義を貫く。 それが後半に一転、さまざまな人間たちの悲劇を目の当たりにしてきた祐之は煩悩を捨てて仏門に帰依、一方の義時は政争の果てに権力の亡者になっていく。二人の人間の交差する生き方を通して時代の光と影を照射していく、密度の高い人間ドラマになっている」【4位『翔ぶが如く』(1990年)】主演/西田敏行(西郷隆盛)鹿賀丈史(大久保利通)、原作/司馬遼太郎、脚本/小山内美江子 激動の明治維新を生き抜いた二人の英傑の青春と決別を中心とする志士たちの群像劇。ナレーションやセリフに鹿児島弁を用いることでリアリティを追求した。「西郷隆盛と大久保利通の友情が熱く描かれていくが、その周辺の人間たちもまた熱い。序盤で印象を残すのが西郷を見出す薩摩藩主・島津斉彬を演じた加山雄三だ。その凛々しさはいかにも英明。見事なまでのカリスマ性を出していた。 一方、中盤以降はその弟で薩摩の最高権力者となる久光を演じた高橋英樹が強烈だった。兄の存命中は徹底して謙りながら、権力を握ると一転。大久保を抜擢しながらも西郷には嫌がらせを繰り返す様が実に憎々しく、薩摩にさまざまな悲劇をもたらす時代錯誤な判断ぶりも含め、時代劇ヒーローのイメージが強い高橋が新境地ともいえる芝居をしていたのが鮮烈だった」【5位『黄金の日日』(1978年)】主演/市川染五郎(※現・松本幸四郎。呂宋助左衛門)、原作/城山三郎、脚本/市川森一・長坂秀佳 大坂・堺からフィリピン・ルソン島まで商人・呂宋助左衛門が縦横無尽に活躍。信長・秀吉ら天下人とも互角に渡り合った。大河ドラマ初の海外ロケも行なわれた。「堺の商人たちの視点から戦国時代の趨勢を描く異色の作品で、普段は歴史の表舞台に名前の出ることのない人々の人生が、一人一人丁寧に描かれる。 中心となるのは主人公の助佐(松本幸四郎)、五右衛門(根津甚八)、善住坊(川谷拓三)で、この三人の青春グラフィティのような物語になっているが、その中で善住坊の末路は哀しい。 助佐はルソンとの交易で商人として成功、五右衛門は大泥棒として英雄となる一方、一人だけ貧乏クジを引いてしまう。信長の暗殺未遂犯として追われる身となった挙句に「鋸引きの刑」により残忍な死に方をするのだ。川谷が最期まで、あの特有の人懐っこい笑顔で通したため、惨めな死がより切なく際立った」※なお、6位~10位は以下の通り。6位『太平記』(1991年)7位『風と雲と虹と』(1976年)8位『徳川家康』(1983年)9位『北条時宗』(2001年)10位『秀吉』(1996年)※週刊ポスト2016年9月2日号
2016.08.21 07:00
週刊ポスト
下積み長かった谷原章介 鼻っ柱折られた結果培った「気遣い」
下積み長かった谷原章介 鼻っ柱折られた結果培った「気遣い」
 谷原章介、43歳。今、彼をテレビで見かけぬ日がない。情報番組『王様のブランチ』(TBS系)の司会は、今年で10年目。クイズ番組『パネルクイズ アタック25』(朝日放送・テレビ朝日系)や、『きょうの料理』(NHK)など長寿番組の司会でも存在感を示す。この4月からは新たに音楽番組『うたコン』(NHK)の司会を務める。 4番組の司会に加え、4月22日からは主演の連続ドラマ『金曜8時のドラマ ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』(テレビ東京系)の放映も始まる。いったい谷原章介は、なぜもてはやされるのか。 モデル出身だけに高身長でイケメン。低く落ち着いた声。おまけに6児の父という安心感。これだけプラス要素があれば、人気も当然だろうと毒づきたくなるかもしれないが、谷原章介の強みはそこにはない。彼は、“気遣い”の人なのである。それも、ちょっとした気配りのレベルではない。「浮いている子に目が行ってしまいます。ミスが目立って怒られやすい子、元気な子たちの中でひとりだけ沈んでいる子……。それは出演者だけじゃありません。テレビ番組を支えているのは、裏方さんたちです。『今日は、サードADの子、がんばってるかな』とか、そういうことが気になります」 サードADとはいわば、いちばん下っ端の裏方だ。谷原はそこに視線を向ける。ただ声をかけるとか、そういうレベルではない。女性が多い現場ともなると、下手な声かけは嫉妬も生みやすい。谷原は「浮いている子」に気づくと、ディレクターに声をかけ、「○○さん、元気なさそうだけど、どう?」とスタッフを通してケアをする。「なぜそんなに気遣うのか? そうですね、僕自身が浮いていたことが大きいかもしれませんね」 谷原は、“いじめられっ子”の過去を持つ。「中学生の頃の僕って、『俺がやりたいことをやる』って勝気にグイグイやっていました。その頃は身長も140cmちょっとで、チビで生意気(笑い)。皆、僕の言うことを聞いてくれていると思ったら、ある日突然、全員にそっぽを向かれたんです。シカトですね。中学校の3年間、ずっと浮いていました。唯一、Nくんという子だけが声をかけてくれて、嬉しかったなあ」 谷原はこの時の経験を「良かった」と振り返る。「この時に、鼻っ柱をへし折られたことで、今の自分がある。もし気づかずにずっと来て、今折られたとしたら、どうにもならないかもしれない。早く折られたことに今では感謝しています」 実は谷原は、こう見えて芸能界に入ってからの下積みも長い。20歳で『メンズノンノ』の専属モデルとなり、23歳で俳優デビュー。ここまでは順調だ。だがここから急に、しぼんでいってしまう。仕事のオファーが数か月間ないこともザラ。それどころか27歳の頃には1年近くまったく仕事がなかったという。「横浜の実家で暮らしていたから、何とか仕事を続けられたようなものです。20代の頃は、実力も運もなくて、仕事もない。天・地・人、何もなかったですね(笑い)」 連ドラのレギュラー役をもらったのは、30代を目前にした年齢だ。決して順風の俳優人生ではない。だが谷原はそれに挫けることなく、俳優の道を邁進する。2004年にはNHK大河ドラマ『新選組!』に出演。2005~2008年にかけて、15クール連続でテレビドラマ出演という快挙を達成する。 2008年には『ハンサム★スーツ』で映画初主演も果たした。そんな時に谷原は、『王様のブランチ』という生放送の司会のオファーを受ける。34歳の時だ。「正直、悩みました。俳優の自分がやっていいものか、と。ドラマでご一緒した児玉清さんが背中を押してくださって、悩むより一歩踏み出してみよう。この経験は“今しかできない”と思ったんです」 仕事が1年以上なかった時期を経験している谷原は、オファーのありがたさもわかっている。相手が自分を欲しているなら、それに応えたいという思いもあった。こうした経験は俳優業にも繋がると谷原は信じている。「どんな経験も無駄じゃないと思っているんです。例えば子供と過ごす時間もそうです」 谷原は6児の父でもある。一番上は中学生、下はこの春に1歳になったばかりだ。「子育ても、“今”しか体験できないことです。どの子も、10年も経てば手を離れてしまいますから。僕自身、親と子で記憶を共有したい。だから子供たちや家族の夕食を作ることもあるし、妻に代わって上履き袋も縫いました。子供との時間を作るためなら睡眠時間も削ります。 10年後、自分が役者を続けられているかわかりませんが、こうして司会の仕事をさせていただいていること、子供たちと過ごした時間は、無駄にならないと思うんです。その経験が役に生きればいい」【プロフィール】たにはら・しょうすけ/1972年、神奈川県出身。身長183cm。雑誌『メンズノンノ』の専属モデルを経て、1995年に俳優デビュー。2007年より『王様のブランチ』の司会者に。今月12日からは司会を務める新番組『うたコン』がスタート。22日には主演ドラマ『ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~』も始まる。■撮影/国府田利光 ■取材・文/角山祥道※週刊ポスト2016年4月29日号
2016.04.20 07:00
週刊ポスト
『アタック25』での司会ぶりが好評の谷原章介
谷原章介 女性にはソフトに、父親には同じ目線の名司会ぶり
 クイズ番組『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系)の新司会に4月から起用されている俳優・谷原章介(42才)。2011年5月に亡くなった児玉清さん、朝日放送の浦川泰幸アナウンサーに続く3代目の名司会ぶりに今、注目が集まっている。コラムニストのペリー荻野さんが綴る。 * * * 平成のスマート男谷原章介が、『パネルクイズ アタック25』の司会を始めて、早三か月。その司会ぶりは、この番組の名物司会者だった児玉清が作り上げた上品さをしっかり継承しているが、少しずつ「谷原流」も見せ始めている。 たとえば、先日の「パパ大会」。放送当日は父の日とあって、番組のサブタイトルには「司会は6児の父 谷原章介」とバッチリ表記されている。そして番組が始まると、四人のパパ回答者や応援席の家族に対して「どんなお父さんですか?」「反抗期の息子さんにいいところを見せてください」などと言葉をかける。 そんな中、突如として「夫婦仲はよろしいですか?」と質問したのにはびっくりした。ですます調でさりげなく、うっかり聞き流しそうだったが、よく考えたらなかなかできない質問だ。なのに、あのスマートな微笑みで聞かれると、つい答えてしまうから不思議。恐るべし、谷原スマイル。  パパ特集の翌週は、がらり雰囲気が変わって、「女性特集」。四人の妙齢な女性回答者の前の谷原は、まさに「水を得た魚」のごとくスマートパワーを炸裂させた。  正解を出した回答者に「そうです!」「お見事!」と微笑み返しをするのは当然のこと。「香川照之」を「かがわてるあき」と答えてしまった回答者には「惜しい!照之さんなんですね。惜しい~!」と励ます。パネルが一枚もなかった緑のボックスの回答者には、「緑、大丈夫ですか? リラックスしますか」と自ら腕をぐるぐると回してリラックスを促す。すると、緑はメキメキと力を発揮し、あっという間にトップの座を狙えるほどの正解を連発したのである。 回答者が三姉妹の母だと知ると「男親からすると女の子は仲が悪くても可愛いです」、ハーブの問題が出ると「ジャスミンはいいですね。丈夫でかまわなくてもよく育つ」と家庭的なトークもさしはさんで場を和ませる。心憎い配慮だ。ちなみに児玉清は、「アタックチャンス」の前に回答者の緊張をほぐすため、いったん小休憩もとり、自らキャンディーを配る習慣があった。私も取材に出かけた際にいただいたことがあったが、場を和ませる心配りも、谷原流に引き継がれているようだ。 いよいよ「アタックチャンス!」という場面。谷原は「アタックチャンス」の片手ガッツポーズも力まずさらりとした印象。断然、赤と緑が優勢で、せっかく獲得したパネルも取られて一枚もなくなってしまった青の回答者には「一枚開ければ逆にここがすごいチャンスですからね」と優しく激励する。確か前週のパパ特集の同じ場面で劣勢の青パネルのパパには「序盤の勢いがまったくありませんよ!」と背中を押していたのだった。パパに対しては同じ目線で、女性に対してはソフトに。激励を使い分ける谷原。 その後、青の女性回答者は見事一問正解!そして、「やっときた。(パネルは一枚当たり賞金一万円だから)現金持って帰ろう!」とフォローも忘れなかった。緑の攻勢といい、青の一枚ゲットといい、谷原の一言は魔法の言葉かも? 番組の新たな名物になりそうだ。
2015.07.01 07:00
NEWSポストセブン
池上彰、児玉清、椎名誠ら23人が本棚について語ったエッセイ
池上彰、児玉清、椎名誠ら23人が本棚について語ったエッセイ
【書籍紹介】『私の本棚』/新潮社編/新潮社/1365円 愛おしいのに、集まると収納場所に困る本。大量の本を読む作家や評論家になると、その悩みはさらに深刻となる。 本書は、理想の本棚を作るため自宅にある本の総延長を計った小野不由美、本棚が埋まり、床が抜ける恐怖に耐えるか本を棄てるかで苦悩する児玉清をはじめ、椎名誠、中野翠、池上彰など23人の著名人が本棚について語ったエッセイ集。好きな本や読書体験などの貴重な話も多く、おおいに楽しめる。※女性セブン2013年10月10日号
2013.09.26 07:00
女性セブン
児玉清さんの最後のメッセージを収録した書籍を長男が解説
児玉清さんの最後のメッセージを収録した書籍を長男が解説
「本が大好きな父でした」 2011年5月、胃がんのために亡くなった児玉清さん(享年77)の長男で俳優・モデルとして活躍している北川大祐は、そう振り返る。 児玉さんといえば、36年続いた『パネルクイズアタック25』(テレビ朝日系)の司会でも知られるが、読書好きが高じて書評を執筆したり、エッセイストとしても活躍した。 病に倒れてからも、本を出版する予定が進んでいた。「完成を見ずに亡くなってしまったので、父の遺したインタビューやメモをまとめて出すことにしたんです」(北川・以下「」内同) 児玉さんのラストメッセージとして出版された『人生とは勇気 児玉清からあなたへラストメッセージ』(集英社・1470円)には、辛口だがハートウオーミングなエピソードや言葉が詰まっている。<クイズは人生と同じ。そのときボタンを押せるか押せないか。人生は勇気、と、毎回思う。>「父はオールジャンルで本を読んでいました。晩年『週刊ブックレビュー』(NHK)を担当し始めてからは、本当に仕事が楽しそうでした。どんなに忙しくても書評や帯の推薦文の依頼が来ると、ほぼすべて受けていましたから」 自宅の書庫には2万冊以上の本がある。書斎の机の周りには、いくつもの紙袋が積まれている。中にはそれぞれ何冊もの本が。「片付けが苦手な人だったんです(笑い)。後で読むつもりで積み上げて、読み終わる前に次から次へと買ってくるから、あちこち本だらけで(笑い)。 ただ、だらしないことは大嫌いで、美学を持っていましたね。ぼくが中学生のとき、ピンクが流行ったのでピンク色のシャツを着ていたら、“男がそんな色を着るもんじゃない”と叱られたり、ホテルに家族で食事に行くときにジーンズにTシャツで出かけようとしたら、“ネクタイとまではいわないが、せめてジャケットくらい着なさい”と言われたり」 入院中、見舞い客が来るとわかっている日は、朝起きてシャツに着替え、ズボンをはいて待ち構えていたそう。「患者の正装はパジャマのはずなんですけどね(笑い)」※女性セブン2013年1月24日号
2013.01.07 16:01
女性セブン
故・児玉清氏が語る『アタック25』の司会が続いた理由とは
故・児玉清氏が語る『アタック25』の司会が続いた理由とは
【書籍紹介】『人生とは勇気』児玉清/集英社/1470円 昨年亡くなった著者による最後の連載エッセイと、未発表のインタビューからなる一冊。クイズ番組の司会が長く続いた理由を〈ちゃんとできないからなんですよ。(中略)全部、こっちの思惑が外れて終わっちゃうから、次こそはと思って続いた〉と語りその真摯な姿勢をうかがわせるほか、戦時中の少年時代のつらい話や、人生を変えた演劇や文学との出会いなどが綴られる。自身の人生にとって重要であったという「祈り」についての記述も。※週刊ポスト2012年11月23日号
2012.11.17 16:00
週刊ポスト

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