武田鉄矢一覧/2ページ

【武田鉄矢】に関するニュースを集めたページです。

『凪のお暇』のゴンのような男性にハマる女子に一定の傾向アリ
『凪のお暇』のゴンのような男性にハマる女子に一定の傾向アリ
《大島凪(おおしまなぎ)、28歳。ワケあって、恋も仕事もSNSも捨ててみた》という元キラキラOLをヒロインにしたドラマ『凪のお暇(いとま)』(TBS系)が注目を集めている。ヒロイン・凪(黒木華)は元カレに「お前は絶対、変われない」と言われ、婚活パーティーでは元同僚にマウントされ……そんな状況に置かれる女性の、恋愛事情や“傾向”も、ドラマから見えてくる。 エンタメに詳しいライターの佐藤結衣さんは、“だめんず”すぎるヒーローに注目している。「高橋一生さん(38才)演じる元カレ・慎二はスマートに見せかけて、不器用。モラハラちっくな発言をする時のヒリヒリした表情や空気感も、号泣シーンも、本当は凪が好きなのに……というのが感じられて、作中に登場するスナックのママ(武田真治・46才)じゃないですが“バカね”って突っ込みながら見る楽しさがあります。 中村倫也さん(32才)演じる人たらしのゴンは、けだるそうにしていても色気が漏れている。今が旬の俳優さんならではの説得力がある。どっち派かで盛り上がれるのもポイントですね」 同ドラマのプロデューサーである中井芳彦さんは慎二を「恋愛ドラマ界のニュータイプ」と表現する。「『東京ラブストーリー』の優柔不断なカンチ(織田裕二)とか、『ロングバケーション』でヒロインをぐいぐい引っ張っていく瀬名(木村拓哉)とか、これまでいろいろなタイプが誕生してきましたが、慎二は過去のどれとも違う。 ひどいやつに見えるのに、凪が愛しくて歩きながら号泣する一面もあって、恋心を表現する方法がずれている。 ひょっとしたらいちばん近いのは『101回目のプロポーズ』でトラックの前に飛び出すことでヒロインに愛を伝えようとした達郎(武田鉄矢)かもしれません」(中井さん)『貧困女子のリアル』(小学館新書)などの著書がある沢木文さんによれば、ゴンのようなタイプにハマる女子には一定の傾向があるという。「大手企業を辞めた女子がバリスタにぞっこんになったり、ハイスペック女子が不倫相手にゴンタイプを選ぶ傾向はあります。仕事では形と数字にできることしか褒められないけれど、ゴンは優しさやかわいげなど目に見えないものも褒めてくれる。 凪は形や数字を捨てたことで、目に見えない価値を手に入れた。もし凪が“捨てて”いなかったらゴンになびかなかったと思います」(沢木さん)※女性セブン2019年9月5日号
2019.08.30 16:00
マネーポストWEB
堂々とコンビニに出かける横山由依ら
AKB 横山由依、大東駿介とコンビニデートがやましくない理由
 8月3日午前、大阪市内のコンビニに、テレビでも見慣れた2人の有名人の姿があった。AKB48の横山由依(26)と俳優の大東駿介(33)。まさかのカップルに気づいた買い物客たちが色めき立つのをよそに、2人にはこそこそする気配はまったくない。 実は2人、近くのホールで舞台「美しく青く」の大阪公演に出演中だった。どうやら開演前にちょっとした買い物に来ていたようなのだ。この日は舞台の千秋楽で、昼夜2回公演。関係者によると、公演の合間にも2人で外出し飲食店などに入っていたという。横山は京都出身、大東は地元・大阪出身。ともに関西人という共通点もあってか、すっかり意気投合した様子だ。 横山は今年3月、約3年間務めたAKB48グループ総監督の座を向井地美音(21)に譲り、退任した。退任後は、舞台を中心にフジテレビ系のスポーツドキュメンタリー番組『ミライ☆モンスター』のMCなど、“ソロ活動”を充実させている。今年5月には福岡・博多座で武田鉄矢、コロッケらとともに舞台「水戸黄門」に出演。そして迎えたのが、大東と共演した今回の舞台だった。 AKB48グループが「恋愛禁止」という鉄の掟を掲げているのは、ご存知の通りだ。横山は、2009年のデビューからまじめで責任感が強いメンバーとして有名。あの篠田麻里子(33)の在籍時には、多忙だった篠田の振り付けをすべて覚えて教えたことで、篠田から全幅の信頼を勝ち取ったという逸話が残る。スキャンダルが報じられたこともない。コンビニも食事も、「やましくないお友達」だからこそ堂々としていられたというのが真相だろう。 横山は、周囲の環境に刺激を受けてさまざまなことに挑戦していくタイプといわれる。今回も、役者として先輩の大東から熱く演技論を語ってもらっていたのかもしれない。
2019.08.24 16:00
NEWSポストセブン
佐藤二朗の異色の経歴、「暗黒の20代」経て大成するまで
佐藤二朗の異色の経歴、「暗黒の20代」経て大成するまで
 佐藤二朗(50)は独特の風貌と存在感を併せ持つ俳優だ。信州大学を卒業後、リクルートに就職するも1日で退社。2年後に再就職し、サラリーマン生活を送りながら俳優を目指したという異色の経歴を持つ。9月には舞台や映画の公開を控え、大忙しの日々を過ごす佐藤は、子供の頃から役者になる運命だと信じていたという。「根拠もないくせに、自信だけはあった。馬鹿ですよね。きっかけは小学校4年生の学芸会でした。『お芋がこうして生まれました』という劇で、主役はお芋。僕は脇役で、お芋を引率する猫の先生役でした。なぜか僕の台詞が台本の7割もあって。喋るたびに、客席にいた保護者が笑ってくれたのが嬉しかったんです。昔からドラマも好きで、山田太一さんや倉本聰さんが脚本を書かれた作品をよく見ていました」 将来は役者になるという揺るぎない自信がある一方、なれるはずがないと否定するもう一人の自分がいた。育った場所は田んぼが広がる愛知県の田舎町。東京で役者として独り立ちできるとは思えなかったのだ。無難に就職して余暇で芝居をやろうと考えた佐藤は、必死で勉強して信州大学の経済学部へ進学。卒業後はリクルートに就職した。「就職せずに劇団に入って、役者一本で食べていく勇気がなかった。1日で辞めたのは、今思えば入社式で現実を突きつけられたからじゃないかな。入社して初めて、熱意あふれる皆さんを前に、中途半端な気持ちの僕がやっていけるのかと。働きながら役者をやろうなんて甘い考えだと思い知りました。すばらしい会社に入れたというのに、大馬鹿者ですよね」 その後2つの俳優養成所に通うが、劇団員にはなれなかった。佐藤は仕方なく「役者の適性がない」と諦め、広告会社の営業として働き始める。だが、営業成績でトップをとっても、抱き続けた夢を捨て去ることはできなかった。27歳で養成所時代の仲間と演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ。仕事を終えると背広姿のまま稽古場に直行し、脚本と出演の両方をこなした。「ビッグマウスを承知で言えば、この頃も、僕が世に出たら楽しめる人がたくさんいるはずだと本気で考えていました。でも、現実はそんなに甘くないことも知っています。20代は心がボロボロで辛かった。二度と戻りたくない暗黒の時代です(笑い)」 その後しばらくして演出家・鈴木裕美に誘われ、劇団「自転車キンクリート」に入団する。大きな転機は31歳で訪れた。演出家・堤幸彦の目に留まり、ドラマ『ブラック・ジャックII』に無名の医師役で出演してから、少しずつ活躍の場が増えていった。 6月に公開された、岡田准一主演の映画『ザ・ファブル』は大ヒットを記録。現在は吹き替えを担当したディズニー映画『ライオン・キング』が公開中だ。吹き替えに挑戦するのは5度目となる。「主人公のライオンと友達になる、イボイノシシの役です。芝居と違って、声だけで勝負するのは何度やっても難しい。吹き替えと芝居は全く別物ですね」 役者の域を超えたマルチな顔も持つ。映画『memo』(2008年)、『はるヲうるひと』(公開日未定)では監督・脚本を担当。レギュラーでクイズ番組のMCも務める。俳優養成所で出会った妻とは結婚して17年になり、7歳の息子を持つ父親でもある。6月には、最も素敵な父親に送られるベスト・ファーザー賞を受賞した。「立派な賞をもらったけれど、まだまだ子供です(笑い)。昔は嫁の手料理を肴に晩酌をしながら、その日の出来事を聞いてもらうのが楽しみでした。今は夫婦で、子供の話を毎晩聞いていているのですが、途中から自分も話したくなってくる。『次はお父さんの番だ!』って、嫁に話を聞いてもらう権利を息子と奪い合っています(笑い)」 子育てに関しては手探り状態だが、ただひとつ、父親として子供に胸を張って言えることがあるという。「世の中、理不尽が当たり前だけど、それほど捨てたものじゃない。僕みたいな男でも、努力すればたくさんの人に助けてもらって、役者になることができましたから」●さとう・じろう/1969年、愛知県春日井市出身。1996年、演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ。全公演で作・出演を務める。『ブラック・ジャックII』(2000年)でドラマに初出演し、映画『幼獣マメシバ』(2009年)で初主演を果たす。数々の映画、ドラマで活躍する一方、『ケータイ刑事 銭形シリーズ』などで脚本を手がけ、2008年には映画『memo』で監督・脚本も務めた。8月9日公開の映画『ライオン・キング』ではプンバァの吹き替えを担当。■撮影/内海裕之、取材・文/戸田梨恵※週刊ポスト2019年8月30日号
2019.08.21 07:00
週刊ポスト
『水戸黄門』が50周年、脚本家はすぐに終わらせる予定だった
『水戸黄門』が50周年、脚本家はすぐに終わらせる予定だった
 日本の時代劇でもっとも有名な作品といえば、多くの人が『水戸黄門』を挙げるだろう。この時代劇の名作が今月で50周年を迎えた。これまで25年以上、『水戸黄門』を取材してきた時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが知られざる逸話を綴る。 * * * そんなわけで、武田鉄矢主演の『水戸黄門』(BS-TBS)第二シリーズは九州世直し旅を続けて、博多に到着。11日最終回のタイトルは「老公、なんばしよっと?」であった。最終回だけに、内容もてんこ盛りの大サービス。なんと博多にご老公こと水戸光圀(武田)にうり二つの金貸しおや(武田二役)がいて、大騒動になる。金貸しおやじは「このバカちんが!」と武田の得意文句を連発。このことによって、「武田鉄矢は博多弁を使うと声のトーンが高くなる」と判明したのだった!…って、ここに感心している場合じゃなくて、重要なのは、この8月でTBS系の“今のスタイル”の『水戸黄門』が、50周年となったということだ。  おー。すばらしい。ただし、「今のスタイルの」とつけたように、この50周年は、1969年8月に始まったTBS「ナショナル劇場」の枠でスタートしたシリーズについて。水戸光圀がお供の助さん、格さんと世直し旅をするストーリーは、このシリーズ以前にも映画やテレビで多数映像化されている。いざとなると格さんが「控えおろう!」と、葵の御紋の印籠を見せて、悪人たちをギャフンと言わせるスタイルが定着したのは、「ナショナル劇場」だったのだ。  これまで私は25年以上、『水戸黄門』について取材してきたが、このシリーズのスタート時については、意外な事実も多かった。 一番意外だったのは、そもそもシリーズにするつもりがなかったということ。番組スタートの準備期間は4か月ほどしかなく、当初決まっていた主役(森繁久彌)は諸事情によって降板したことはよく知られている。初代ご老公が俳優座の重鎮・東野英治郎に決まったものの、内容がなかなか固まらない。月曜8時、家族みんなで楽しめる「時代劇ホームドラマ路線」でいこうとしたが、大御所脚本家から届いた第一話は、壮大なストーリーで、とてもホームドラマどころじゃなかった。 そんな危機的状況を救ったのは、脚本家の宮川一郎。ドラマ『家売るオンナ』などで知られる脚本家・大石静の師匠である。シリーズ化が決まっていなかったため、最終回に「終わり」と書いた宮川先生は、執筆のため缶詰めになっていた旅館から抜け出して、飲みに行ったところ、スタッフから「好評につき、『終わり』では困る」と呼び戻されて、末尾を書き直したというエピソードもある。なお、森光子、渡哲也ら大御所俳優が多数出演してきたが、『銭形平次』『暴れん坊将軍』に出演した美空ひばりは『水戸黄門』には出演が実現しなかった。ご本人は出演を希望していたと聞くと、本当に残念だと思う。 それから50年。今年7月に放送されたNHK『LIFE~人生に捧げるコント』の「水戸黄門」コントでは助さん(伊藤健太郎)が、ご老公(内村光良)が自分と格さん(中川大志)の名前を「助さん格さん」とまとめて覚えて区別できないのではと疑い、あの手この手でご老公に自分の名前を呼ばせようとする。わざと印籠を落とし、ご老公がちゃんと格さんに渡すのかと思ったら、助格ふたりの間にきっちり置くだけって。やっぱり区別ついてない? こんなコントができるのも、視聴者が『水戸黄門』の基礎知識があるという前提があってこそ。50年前、宮川先生が「終わり」と記したままだったら、今はなかった。そう思うと感慨深い。 BSなどで『水戸黄門』放送は続く。故郷での夏休みに家族で観る機会があれば、半世紀続くシリーズだということ、思い出してください。
2019.08.12 07:00
NEWSポストセブン
芸能マネージャーのような負担がある教師職
若槻千夏も炎上した教員不足問題 親は教師に期待しすぎ
 タレント・若槻千夏(35)の“モンスターペアレント発言”で、「教員不足問題」が注目されている。7月21日に放送された『news zero』(日本テレビ系)での若槻の発言は炎上したが、その背景には「教員に頼りすぎる親」の存在が挙げられる。ライター・井上絵美里氏が、海外での通学経験をもとに、その現状について考察する。 * * * 先日、放送された選挙特番で教員不足が特集された。「勤務時間外の対応をなるべくやめる」、「18時以降は学校の電話に出ないようにする」という対応策に、タレントの若槻千夏が「えー、なんか寂しいですけどね」、「金八先生見たでしょ? ビジネス化しちゃダメでしょ、そこは」と発言し、ネットが炎上。「教師の過重労働についてまったく理解していない」「こういう親がいるから先生は疲弊して、なり手が減る」などと批判を浴び、若槻はその後、自身のインスタグラムで謝罪した。 私は日本の区立と、中学2年生からオーストラリアの私立に通っていたが、日本では教員に対し、保護者の期待が高いと思うし、距離感も近い気がする。オーストラリアでの教員は、熱血教師と呼べる先生は(私が知っている限り)おらず、事務的な対応をする存在だった印象だ。◆日本は「理想の先生像」が多い 考えてみると、日本では、武田鉄矢が演じた『3年B組金八先生』や、反町隆史が演じた『GTO』、仲間由紀恵の『ごくせん』など、教師が生徒のために体を張り、親身になって行動するというヒットドラマが多いが、海外のドラマや映画で『金八先生』のような熱血教師の学園ものは、日本と比べると少ない気がする。 私が区立の中学校に通っていた頃、クラスに馴染めずに孤立していたのだが、学校を辞めたがっている私に気づいた教師はサポートしてくれた。「誰と仲がいいのか」と聞かれ、中学2年生になると小学校の頃に仲が良かった同級生と同じクラスにするなど、配慮してくれた。いま、振り返ると本当に感謝しかない。 しかし、結局クラスに溶け込めなかったので、留学することを決めたのだが、留学先で軽くカルチャーショックだったのは、私が通っていたオーストラリアの学校の教師たちは、日本の教師と比べると、事務的な接し方だったことだ。 留学当初、私の英語力が乏しく、現地の先生とコミュニケーションを深く取れなかったというのも一因でもあると思うが、思い返してみると、現地の友人が先生に勉強の質問以外で頼っている姿をあまり見たことはない。教師は「ネイルを塗るな」、「髪を染めるな」という校則や、授業態度を注意するが、子供の問題に自ら首を突っ込んでいたという記憶がない。 クールな先生が多かったので、留学生である私を心配して手取り足取り面倒見る、ということはなかった。私が一人でランチを食べていても、心配はしない。誰か生徒を捕まえて、「新入生の面倒見てあげて」とサポートするわけでもない。 もちろん、仲良くなった親身な教師もいるが、ディープな悩みを打ち明けた記憶はない。先生に話しても困るだろうし、悩みは日本に暮らす親や、周りの友人に相談していた。心のどこかで「先生は友達じゃないんだから」という一線を引く、心理があったのかもしれない。 そんな、塩対応な教師に対し、現地の生徒は敬意を払っていた。ネックレスや指輪をして校則を破ることはあっても、教師に注意されるとすぐに外した。日本人の同級生がこのやり取りを見て「反抗しないで言うこと聞くのが不思議」と呟いたのが印象的だった。おそらく、先生と生徒が“クールな関係”と割り切っているのだ。◆先生は「お金をもらって勉強を教える人」という認識 確かに、若槻千夏が発言したように、クールな先生が感情ではなく“ビジネス”として生徒に接することは、金八先生を見てきた世代としては、「寂しい」と思えるかもしれない。しかし、「授業を受ける気がないなら、学校から去りなさい」というスタイルに、生徒だった私は「寂しい」と思ったことはない。「授業を受けなかったら、本人の責任」「宿題をやらなければ居残り」「ルールに従えないのであれば退学」という学校に、疑問を抱いたことはない。 これは、あくまでも私が通っていた海外の私立中・高校の話であり、公立の学校や他校では違った環境だったのかもしれない。もちろん教師の性格によって生徒の接し方は異なるだろう。 ただ、親による教師に対しての“期待”がプレッシャーになり、本来の業務に支障があるならば、本末転倒だ。「教師=子供を更生してくれる人」という考えではなく、私が体験したオーストラリアでの「お金をもらって勉強を教えてくれる人」と保護者や生徒が割り切れば、教師の負担が減り、教師不足という問題は解決の方向に向くのではないだろうか。◆人対人の仕事は見えない部分が多い プライベートの時間を削るという点において、教師の仕事は芸能マネージャーの仕事と似ていると感じた。私自身、数年前、芸能プロダクションのマネージャーとして働いていたが、プライベートの時間はほぼなかった。業務時間が終わった後、クライアントからの電話に応対し、タレントから深夜に相談されることもあった。私は比較的、常に相談の電話やメールが来ても平気なタイプだったが、頻繁な連絡に「またか……」と精神的ダメージを受けるマネージャーも中にはいただろう。「マネージャーに構ってもらえない」と嘆くタレントも、何名かいた。彼らは、おそらくマネージャーのプライベートを考えていないというより、業務内容を知らないのだろう。日々の業務にどれだけの時間を割いているのか、睡眠時間がどのくらい取れているのかなど、マネージャーの行動が見えないので、忙しさを想像ができず、甘えてしまう部分があるのだと思う。 今回、「教員不足問題」で炎上したコメントを見てみると、「教師の仕事は授業の準備以外にも、テストの作成、休日出勤、運動会の準備などの業務で、手一杯だ」という意見をいくつか見つけた。おそらく、教師という仕事も生徒や保護者が知らない業務が存在し、それらを把握していないから、教師に頼ってしまいたくなるのだろう。しかし、頼りたいほうの親は、相手に寄りかかりすぎることで、味方である存在が離れていくかもしれないという事態まで、考えるべきだと私は思う。「教師と保護者&生徒」、「マネージャーとタレント」というように、両者の職業は心を持たない“モノ”を商品として扱う仕事ではなく、「人対人」で成り立つ仕事だ。ぶつかることもあれば、理解し合えないことも多いだろう。距離が必然的に近くなってしまう関係だからこそ、仕事の相手(パートナー)に対する配慮が必要だ。 どっちが偉いとか、立場が上という話ではなく、あくまでも長く付き合う“他人”なので、「ここから先は図々しいかな」と、自ら一線を引くことが、マナーであり、「先生にもプライベートな時間がある」という認識と気遣いがモンペにならない要素だと思う。
2019.07.26 16:00
NEWSポストセブン
原田知世、三上博史…トレンディ俳優が今、再び脚光のワケ
原田知世、三上博史…トレンディ俳優が今、再び脚光のワケ
 今期のドラマを見ながら、「懐かしい」と思っている世代の人もいるのではないか。というのも、バブル経済の真っただ中にトレンディドラマで活躍した俳優が多く出演しているのだ。その背景についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * さて、世の中の田中圭ファンは、このドラマを歓迎しているんでしょうか? つい問いかけたくなる『あなたの番です』(日本テレビ系)。 あるマンションの住人たちがふざけて始めた「交換殺人ゲーム」に従って(?)、本当に次々人が死んでいくという恐ろしい展開のこのドラマ。田中圭は、新婚カップル、手塚菜奈(原田知世)の夫・手塚翔太役でW主演している。あれ? 原田知世といえば、朝ドラ『半分、青い。』では、谷原章介の妻で、佐藤健のお母さんでしたよね? それが田中圭と新婚? そうです。この夫婦は、妻が49歳、夫が34歳の年の差カップル。 いつも「翔太くん」「菜奈ちゃん」と呼び合い、事件の緊張感が高まる中、妻が「気をつけてね」と心配すれば、夫は「菜奈ちゃんもね」と見つめ合って、玄関でチュー。食事をすれば「食欲の次は」と夫が妻を追いかけてベッドーGO! これだけわかりやすいいちゃいちゃシーンも今どき珍しい。田中圭ファンのみなさんの心中は如何に!? 原田は1987年にはトレンディ映画とも呼ばれた『私をスキーに連れてって』、1989年には『彼女が水着にきがえたら』に主演。昭和、平成、令和と時をかけて主演を続けている。 原田だけでなく、最近のドラマを見ていると、「バブル期の俳優たちは強い」ことがよくわかる。『私をスキーに~』の相手役だった三上博史は、現在、『日曜劇場 集団左遷!!』(TBS系)で、福山雅治を締め付けている。『集団左遷!!』第3話には、バブル期トレンディドラマの女王とも言われた浅野ゆう子がビューティサロンの女性社長役でゲストに。あまりの迫力に福山ら銀行マンたちもうっかり巨額融資してしまいそうであった。 また「24時間戦えますか」というバブル期を象徴する名キャッチコピーの栄養ドリンクCMで一世を風靡し、ドラマ『日本一のカッ飛び男』などに出演した時任三郎も、今期、山下智久主演の『インハンド』(TBS系)でカギを握る研究者役で出演。7月からの新月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)では、上野樹里演じる監察医の父役だ。 そして、驚いたことに16日に放送される武田鉄矢主演『水戸黄門』(BS-TBS)は浅野温子がゲスト。バブル期に浅野ゆう子とともにW浅野の名で注目された浅野温子が、『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)で武田鉄矢と共演したのは1991年。武田がトラックの前に飛び出し「僕は死にましぇーん」と、彼女に思いを伝えるシーンは語り草だ。後に『101回目のプロポーズ』が時代劇舞台になって博多座で上演されたときには、腰が抜けそうになった(そして観に行った)が、ドラマでの共演は『水戸黄門』が28年ぶりという。 バブル期の俳優の強さはどこにあるのか。一番大きいのは、やはり圧倒的な知名度である。バブル期までは、十代から二十代、三十代、その親世代までドラマ出演俳優の顔や名前をみんなが知っていたのだ。現在のように新進の劇団系や若手お笑い系など、知る人ぞ知る出演者、親世代にはほぼ判別不可能な出演者による深夜ドラマなどはほとんどなかった。 バブル期の俳優が出ることで、人口が多い当時のドラマ視聴者世代にはおなじみ感が持ってもらえるし、敷居が低く感じられることは事実。鉄矢は老けたけど、浅野温子は変わってないわ~。放送前からバブル期視聴者のこんな声が聞こえてきそうである。
2019.06.16 07:00
NEWSポストセブン
菅田将暉 『3年A組』の脚本前倒し告白「8話分を4話で」
菅田将暉 『3年A組』の脚本前倒し告白「8話分を4話で」
 瞬く間に拡散された“朝礼体操”や、ライダー出身ならではの“アクション”、息をつかせぬストーリーで大反響を呼んでいる、今シーズンもっとも注目を集める学園ミステリードラマ『3年A組 −今から皆さんは、人質です−』(日本テレビ系)から、担任の柊一颯(ひいらぎ・いぶき)を演じる菅田将暉(25才)が教室から抜け出した。 * * * 卒業まで残り10日、3年A組の担任・柊一颯(菅田将暉)は29人の生徒たちを人質にとり、「最後の授業」を始める。教室を爆破し、生徒を殺したように見せかけ、生徒との殴り合いも厭わない…狂気じみた行動だが、生徒に体当たりでぶつかっていく熱さは、学園ドラマの金字塔『3年B組金八先生』(TBS系)に通じる部分も。「あんなに素晴らしい作品と比較するのはおこがましいです。武田鉄矢さんが演じられた時の年齢も、時代の風潮も含めていろいろ違いますしね。ただ、一颯を演じてみて思ったのは、教師が生徒に本気でぶつかる時って、同じこと言うんじゃないかなとは思います」 時にそれはフィクションを超えるという。「ある目的に向けて完璧な計画を進める一颯でも、やっぱり人間だから目の前の生徒や社会と対峙していくうちにハプニングが起こるんですよ。実は収録現場でも同じようなことがあって。生徒役の子もぼく自身も、気がついたら涙が出ていたり、台本にはない感情が露わになってしまう。ドラマなんですけど、演じてるぼくらとしてはドキュメントなんです」 もともと数学教師になりたかったという菅田。クランクイン前には現役の教師たちに取材を重ね、生徒役を集めて“ホームルーム”を開いたこともあるという。“先生らしい”立ち居振る舞いに記者が感動していると、「いやあ…、やっぱり高校生は手強いですよ(笑い)。すごい圧があります。毎日29人のみんながこっちを見てるっていうのは結構体力いりますね。でもあの教壇に立つと、学生の頃より教室が広く見える。そして生徒みんなが愛しく思える。 だって全然違いますもん。演技の完成度ではなく、話数を重ねるごとにひとりひとりの個性があふれるように出てきているんですよ。ああいう大人数で個性を出すのって、恥ずかしいし、目立つし、実はすごくやりにくいものだと思うんです。でも必死に考えて体当たりしてる感じがうれしいですよね。 それに、これだけインフルエンザが流行している中で、年が明けてから、誰ひとり風邪もインフルもかからず現場に来てくれたんです。本人たちも自覚していないであろう熱量を感じて、それだけでもう抱きしめてあげたくなりました(笑い)」 2月10日放送の6話からは“第2章”が幕を開ける。今後の見どころは。「実は現場の様子をみて、脚本がどんどん前倒しになっていて。8話でやる予定のことを4話でやっているくらいで、ぼくらでも予測がつかないんです(笑い)。それもまた“ドキュメント”だと思います」 そう言って一瞬沈黙し、再び言葉を続けた。「でも人生ってそうじゃないですか? 今って何に対しても免疫がついているんですよね。小学生でも“この芸能人は演技上手だね~”って語る時代ですよ(苦笑)。“知ってる風”がかっこいいっていうか。たしかに情報がたくさんあるし、ある種、免疫がついているとは思う。でもそれ、ほんとのほんとに知っているんですかって話。このドラマを観て、いろんなことを考え直すキッカケになってほしい。Let’s thinkです(笑い)。ぼくらは表現者として、本気でぶつかるしかない。だから、挑戦。めちゃくちゃ挑戦しています!」 俳優・菅田将暉と教師・柊一颯の挑戦はこれからが本番だ。◆『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系・日曜夜22:30~23:25) 景山澪奈(上白石萌歌)を死に追いやったフェイク動画の作成を依頼したのは、実は魁皇高校の教師であるという疑惑が生まれる。死の恐怖から解放されたと思っていたA組の生徒たちだったが、柊は夜8時までに犯人が名乗り出なければ教室を爆破すると宣言。事件初日と同じ光景ながら、茅野さくら(永野芽郁)だけがあることに気づく──。衝撃の第2章は2月10日に開幕。※女性セブン2019年2月21日号
2019.02.10 07:00
女性セブン
2019年の新ドラマはおっさんブーム! 中年俳優が引っ張りだこ
2019年の新ドラマはおっさんブーム! 中年俳優が引っ張りだこ
 2019年はいったいどんなドラマが流行するのか――注目のキーワードは「おっさん」だという。コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * *  2019年、どんな1年になるか、さまざまな予想がなされているが、1月スタートの新ドラマを見てびっくり。空前のおっさんブームが来ているではありませんか!!  たとえば高畑充希主演の『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)は、新米女性刑事牧野ひより(高畑)が、シェアハウスに暮らす退職した元刑事のおっさんたち(近藤正臣、小日向文世、野口五郎、角野卓造、西島秀俊)に助けられ、事件に立ち向かうというストーリー。キャッチフレーズは「わたしの相棒は、ワザあり、クセあり、持病あり」である。  現役おっさん刑事が頑張るのが、『記憶捜査~新宿東署事件ファイル』(テレビ東京系)の北大路欣也と『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)の沢村一樹。北大路はある事件がきっかけで車いす生活だが、抜群の記憶力で事件を推理し、若手刑事(風間俊介)らを動かしていく。一方、『刑事ゼロ』の沢村は、なんと記憶喪失のおっさん。記憶力抜群VS記憶喪失。正反対だが、北大路の共演には宅麻伸、勝野洋、沢村の共演には武田鉄矢、寺島進、渡辺いっけいと、どちらのドラマもおっさん濃度が高いのは共通している。 さらに『バイプレイャーズ~もしも名脇役5人がテレ東朝ドラで無人島生活したら』(テレビ東京系)などでもいい味を出していた光石研が主演する『デザイナー 渋井直人の休日』(テレビ東京系)がスタート。常に何かが始まる予感がしているおっさんを描くという。いったい何が始まるんでしょうか? ここにも岩松了、杉本哲太など気になるおっさんキャストが。 そして、この冬、大車輪の活躍を見せるおっさんが、遠藤憲一だ。2018年も『ドロ刑-警視庁捜査三課』など多数のドラマに出演、ゲストで出た『嵐にしやがれ』などでは客席の女の子たちからキャーキャー言われる。おっさんスターの代表格だが、新年は『私のおじさん―WATAOJI』(テレビ朝日系)では、無理無体な仕事を振られ涙目の新人AD女子(岡田結実)の前に突然現れた、毒舌おっさん妖精(!)。 かと思えば、『さすらい温泉 遠藤憲一』(テレビ東京系)では、役者を引退してさすらいの温泉仲居男となり、各地の名湯で湯けむり美女と出会う。なんでもできちゃうんですね…。  こうしたおっさんドラマブームの背景には、『バイプレイヤーズ』や『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の成功がある。特に『おっさんずラブ』は、美男美女が織りなす若い世代向けのラブコメに手詰まり感が出てきた中で、突如出てきたおっさんの純愛物語。新鮮かつ感動的だった。 ベテランたちは、キャリアもあり、シリアスからコメディまで演技の幅は広い。こわもての印象がガラリとお茶目に変わる意外性もあって、キャラクターも奥深い。おっさん俳優に任せておけば大丈夫!  そんな空気も感じる新年だが、ひとつ心配なのは、あまりにおっさん俳優が出過ぎではないかということ。水面下でキャストの奪い合いがあったのではと思うほどだ。おっさんは一日して成らず。新たなおっさんキャラはすぐには出てこない。「同じような顔ぶれ」と思われない配慮は必定だ。NHK大河ドラマ『いだてん』もかなりおっさん率高し。おっさんドラマブームはどこまで続く? 2019年ドラマの注目点のひとつになるのかも。
2019.01.01 16:00
NEWSポストセブン
『小河ドラマ』はパロディ満載、龍馬がバイトし合コンにも参加
『小河ドラマ』はパロディ満載、龍馬がバイトし合コンにも参加
 今年で2回目を迎えるパロディ時代劇『小河ドラマ』。今年は坂本龍馬が題材となり、本家の大河にはない設定で、爆笑をかっさらっている。その見どころについてコラムニストで時代劇研究家のペリー荻野さんが解説する。 * * * 今年も『小河ドラマ』がやってきた!しかも、15日からは渋谷で劇場公開! すごいぜ、小河ドラマ!…ひとりで興奮してすみません。『大河ドラマ 西郷どん』が悲劇的な結末を迎える直前のこのタイミングに、同じ幕末を扱った『小河ドラマ 龍馬がくる』が関西テレビの深夜枠で放送され、ディレクターズカット版を渋谷ユーロスペースで公開、年末30日にはCS時代劇専門チャンネルで一挙放送になるということでこっそり(?)話題になっている。 物語は、ドラマで坂本龍馬を演じることになった武田鉄矢の前にタイムスリップしてきた本物の坂本龍馬(三宅弘城)が現れ、台本に文句をつけ、騒動が巻き起こるというもの。  30分のドラマで連発されるのは、さまざまなパロディや「芸能界あるある」シーン。映画『幕末青春グラフィティRonin 坂本竜馬』に主演、マンガ『お~い!竜馬』の原作を書くなど芸能界随一の龍馬ファンを自負する武田は、龍馬の恋人おりょう役の箭内夢菜に「タカダさん」と呼ばれ、さらに彼女が「龍馬」を「リュウマ」と読んだりしてイライラする。 さらに本物龍馬に「ダクションどこ?」と聞いて「海援隊ぜよ」と言われると「海援隊はオレがやってんだよ!!」と怒り出すのだ。おまけに剣豪だと思っていた龍馬が実はそうでもなかったり、新選組におびえてただの蕎麦屋のおじさんを張り倒したりと、本物が語る実像はカッコ悪くてがっかり続き。一方で、本物龍馬はところかまわず立ちションし、武田のピンクのジャケットに袴という珍妙な恰好で、「2018年の日本の姿が見たい」とコンビニでバイトを開始。 スマホを使いこなし、バイト仲間と合コンして大はしゃぎ。ふんどし姿でナイトプールに飛び込み、ビキニ美女に囲まれて、「男は海よりナイトプールぜよ!!」とさっさと現代に適応して絶好調なのである。 笑えるシーン満載だが、重要なポイントは『小河ドラマ』が、ものすごく低予算ということ。制作費は地上波ドラマの2割くらいだという。これが大げさな話ではないことを、私はよく知っている。なにしろ、昨年の『小河ドラマ』第1弾『織田信長』の撮影現場取材をした際、役者信長(ロバート秋山)と本物信長(これも三宅)が登場したものの、相撲(プロレス?)をとって大騒ぎする場面では騒ぐ人々役のエキストラが雇えず(?)その場にいたスタッフ、関係者総動員、取材で居合わせたペリーもついでにわーわー騒ぐといった具合だったのである。 監督・脚本は「大人計画」の細川徹。「龍馬」は前作よりもさらに小回りとセリフのキレがよくなった気がする。武田に「福山んときは、勝海舟やったけど、本当は龍馬をやりたかった」と本音をつぶやかせたり、何気なく画面に映る『龍馬がくる』のポスターの監督の名前が「小友隆史」で、大河ドラマ『龍馬伝』の大友啓史監督を思わせるなど、芸も細かい。「大河じゃないよ、小河だよ!」 ぜひ、福山雅治にも見てもらいたい…鉄矢龍馬からの知らせでもう見てるかも!? ありうる。
2018.12.12 07:00
NEWSポストセブン
霜降り明星M-1優勝 古参ファンが抱く「東京進出への不安」
霜降り明星M-1優勝 古参ファンが抱く「東京進出への不安」
 漫才師日本一を決定する『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)が12月2日に放映され、「霜降り明星」が史上最年少で14代目王者に輝いた。2018年は『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)でも、史上初コンビ揃っての決勝進出を果たし話題を呼んだことが記憶に新しい。 ボケ担当のせいや(26)はモノマネから歌ネタ、ピンネタまで器用にこなし、漫才ではステージ全体を使った贅沢なボケを展開する。一方、ツッコミ担当の粗品(25)はコンビ結成前から“高速フリップ”ネタを得意とするピン芸人として頭角を現し、漫才ではせいやの動きに鋭いワードセンスで切り込む。ネタは2人で共同制作しており、個々の才能とセンスがぶつかりあい、大きな笑いを生む若手実力派コンビだ。 彼らが主戦場とするのは大阪「よしもと漫才劇場」。2018年は多忙のなか毎月単独ライブを重ね、チケットは即日ソールドアウトという人気ぶりを見せていた。新たなM-1王者の誕生に、彼らを応援しているファンはどのような心境なのか。 4年間、彼らを応援してきたという男性Aさん(31歳)はその魅力をこう語る。「女性ファンが多いという印象かもしれないが、男性も唸るセンスと面白さ。いずれ必ず優勝するコンビだと思っていたので、『それが今年だったのか』という印象。彼らの漫才の魅力はボケとツッコミが相乗効果を生み続けるエネルギーの高さとオリジナリティだと思う。誰から大きな影響を受けたか、という他の芸人の影をほとんど感じさせない。中学高校時代、クラスで一番面白いヤツら同士がくっついた感じ。 M-1放映後にGYAO!で配信されていた記者会見でも『上が詰まっているお笑い界に新しい風を吹かせ、次の世代を作りたい』と語っていましたが、まさに平成世代が生み出した漫才の最高傑作だと思う。漫才も面白いですが、僕が一番好きなのが彼らのフリートーク。ラジオがなにより最高なんです」(Aさん) Aさんがいう“ラジオ”とは、彼らの初の冠ラジオである『霜降り明星のだましうち』(ABCラジオ)のことだ。10月で1周年を迎えた同番組は、M-1敗者復活戦にも登場した後輩芸人「からし蓮根」をはじめとする芸人仲間や、アーティスト・岡崎体育らも愛聴しているという。 放送初回からの“お月ちゃん”(同番組リスナー、ファンの愛称)だという女性・Bさん(29歳)はその魅力をこう語る。「霜降り明星の仲の良さ、高い教養、フリートーク力が冴え渡るラジオです。ショーレースや劇場の裏側がリアルタイムで知れる、今一番面白い芸人さんのラジオだと思う。ラジオではボケ担当のせいやさんの方が、粗品さんにズバズバとツッコミを入れていく印象。麻雀、競馬、パチンコと、粗品さんの生粋のギャンブラー生活が垣間見えるところも面白い。せいやさんは昭和歌謡曲が好きで、とくにアグネス・チャンさんのファンだったり、粗品さんがクラシック音楽に造詣が深かったりと意外性もある。 コーナーも充実していて、過去にはせいやさんのモノマネの巧みさを生かして『武田鉄矢』『アウトレイジ』『カイジ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのセリフで遊ぶコーナーや、すぐにムカついてしまう粗品さんの『むかつきますねえ』というコーナーなど、盛りだくさんです。 初回放送から1年経ちましたが、老若男女の名物ハガキ職人がいます。リスナー同士でオフ会を開いて盛り上がるなど結束も強い。深夜帯ということもあって、下ネタが炸裂しているところも気持ちが良い。女性リスナーでも楽しめる、清々しく笑える下ネタです。『売れて東京に進出しても、どうかラジオだけは続けてほしい』というのがリスナーたちの願いだと思います」(Bさん) 漫才日本一に輝いた霜降り明星。今回のM-1優勝で全国区に名前が広がり、幅広いジャンルでの活躍が期待されるが、過去には東京進出によって関西でのラジオ番組が終了してしまった芸人も少なくない。彼らの古参ファンたちの中には、今回の優勝に大きな喜びを感じて祝福する反面、今後は“遠いところに行ってしまうのではないか”と一抹の不安を抱いている人もいるようだ。
2018.12.03 16:00
NEWSポストセブン
労働増えるが対価少ない教師、残業代出さない規定が足かせに
労働増えるが対価少ない教師、残業代出さない規定が足かせに
 第二次ベビーブーム期に合わせて大量に採用された教員が、現在大量退職を迎えている。これまで学校を支えてきた世代がごっそりと抜けることにより、多くの問題が噴出している。 問題の一因には、教師を取り巻く環境が大きく変化したにもかかわらず、教育現場が旧態依然であることにある。明治大学文学部教授で「悩める教師を支える会」の会長を務める諸富祥彦さんはこう語る。「親の年代が上がっているなかで20代の新卒教師が担任をするのがそもそも無理なんです。40代の保護者から見て20代は子供にしか見えず、至らないところがあれば文句を言いたくなる。でも学校は人手不足で若手を担任にするしかない。なり手がないなか、現場に飛び込む若い教師が気の毒です」 かつて教師は地域の名士であり、尊敬に値する相談相手だった。ところが現在は親の高学歴化が進んだうえ、教育や進路の情報をネットで簡単に入手できるようになり、教師にしかわからないことが減ってきているのだ。 一方で教育にかかる手間は格段に増えた。教育雑誌『お・は』の編集人で、小学校を定年退職後、非常勤で教師を続ける岡崎勝さんは近年の教師の苦労をこう述べる。「今の教育現場では勉強だけでなく、生徒の個性に合わせた“オーダーメードの指導”を求められます。例えば子供が上履きにいたずらをされたら、親が『うちの子の靴箱には鍵をかけてくれ』と注文をつける。宿題ひとつとっても、昔は疑いもなく教師に従ったのに、現在は『もっと多くしろ』『いや、少なくして』と喧しい。これでは、対応力が身についていない若い教師ほど参ってしまいます」 人手不足の教師の「労働」はますます増えるが「対価」は極めて少ない。日本の公立学校の教師は世界でも稀な長時間労働だが、残業代は支払われない。1972年に施行された「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(給特法)で、教員の月給に4%の教職調整額を上乗せする代わりに、残業代を出さないと決めたからだ。教育研究家の妹尾昌俊さんはこう語る。「当時の平均的な教師の残業は週に2時間弱との調査結果がありますが、今や毎日3~4時間残業する人も多いのが実態です。最近は給特法の見直しが唱えられますが、労働基準法で定められた残業代を適用すると年間9000憶円もの莫大な負担増との試算もあり、どう見直されるかは不透明です」 滋賀県の大津市教育委員会は市立小中学校の電話を夜間は自動対応にしたり、北海道教育委員会は出席簿や通知表を管理するシステムを導入するなど、全国各地で教師の「働き方改革」が進み、時短に貢献しているとの報告もある。 だが諸富教授は、「本当に教師の負担を軽減するために必要なのは、周囲の意識改革です」と指摘する。「そもそも今の時代にあえて教師を志すのは純粋でまっすぐな若者が多く、コミュニケーションや力量に難はあっても、長い目で見守れば伸びるはずです。しかし、若い教師に親が圧力をかけすぎると授業が遅れてクラスが荒れ、結局は子供の学力低下につながります。本来なら若手をサポートする役割のベテラン教師が次々といなくなる今、親や周囲は若い教師を育てるつもりで応援してほしい。親も教師もお互いにある程度がまんを重ねて、大人になるしかないんです」『熱中時代』の北野広大先生(水谷豊)も、『3年B組金八先生』の坂本金八先生(武田鉄矢)も定年になり、教師の尊厳が失われた時代。教育に求められるのは「忍耐力」かもしれない。※女性セブン2018年10月25日号
2018.10.17 07:00
女性セブン
ゆとり教師が激増、敬語不使用・保護者に逆ギレも 倍率は激減
ゆとり教師が激増、敬語不使用・保護者に逆ギレも 倍率は激減
 1978年、北海道小樽市出身の新人教師・北野広大(こうだい)が東京の若葉台小学校に赴任した。3年4組の担任となった北野先生は、クラスで巻き起こるさまざまな問題に体当たりで立ち向かい、教頭や保護者から批判されながらも、子供ファーストの熱い姿勢で周囲を「熱中」させていく──。 1978年10月から1981年3月まで放送されたドラマ『熱中時代』(日本テレビ系)。水谷豊(66才)が演じた北野先生は「理想の教師」として絶大な人気を誇り、最高視聴率は46.7%を記録した。 実は北野先生と同世代の教員の数は、戦後日本の社会でも突出して多い。その世代が長らく教育の現場を支えてきたと言っていい。 もしも北野先生が実在したら、つい最近、定年を迎えたはずだ。同様に人気教師だった『3年B組金八先生』(TBS系)で武田鉄矢(69才)が演じた坂本金八も、7年前にドラマ内で惜しまれながら定年退職した。 現在、ベテラン教師の一斉退職が日本の教育現場を揺るがしている──。◆2000年度に12.5倍だった採用倍率は3.5倍に なぜ北野先生と同世代の教員の数が多いのか。それは、彼が教師になった「1970年代後半」という時代に理由がある。 1970年代前半、日本には第2次ベビーブームが起こる。1971年から1974年までの出生数は200万人を超え、1973年の約209万2000人がピークだった。直近(2017年)の出生数94万6000人の倍以上の数の子供が生まれた時代だ。 彼らが小学校に入る頃には、学校を次々に新設しないと生徒が学ぶ教室が足りないという事態になった。必然的に、教師の数も足りなくなる。そこで国を挙げての新人教員の採用が行われ、「北野先生世代」の教員数が膨れあがったというわけだ。 その世代が、最近になって定年退職を迎えている。2012年からの10年間で全教員数の3分の1にあたる約15万人が姿を消す。最もボリュームのある層が定年になる2018~2019年は、1年間に1万5000人近くが退職する予定だ。 その結果、全国各地の小中学校で、ゆとり教育を受けて育った世代の若手教師、いわゆる「ゆとり教師」が激増している。 明治大学文学部教授で「悩める教師を支える会」の会長を務める諸富祥彦(よしひこ)さんが指摘する。「15年ほど前までの教育現場は50代の教師が中心で最年少が40代という学校もありました。しかし現在はベテランの大量退職で様変わりし、20代の若い教師が大半を占める学校が増えています」 新人先生の急増に、保護者からは不安の声があがっている。小学5年生の娘を持つ都内在住の主婦・前田美緒さん(仮名・48才)は不満を漏らす。「娘の担任は25才。娘が『休み時間に先生が教室からいなくなる』と言うので個人面談の時にそれとなく触れたら、『プライバシーですから』との返答で言葉を失いました」 静岡県に住む小学2年生の息子を持つ加藤みどりさん(仮名・38才)は、とある担任の一言が今でも忘れられないという。「娘の授業参観でほとんどの児童が新卒の担任の言うことを聞いていなかった。懇談会でそれを伝えると担任は『やることはやっています』と逆ギレしたんです」 ベテランが大量退職する中で、充分な教師の数を保つためには、新たな教員の採用が欠かせない。しかし一方で、「教員の仕事はやりがいはあるが、肉体的にも精神的にも過酷」という認識が広がり、教師を志望する学生は年々、減ってきている。「公立小学校の教員採用試験の倍率は2000年度に全国平均12.5倍だったのが2017年度には3.5倍まで下がりました。定年退職が増えて若い教師をどんどん採用する必要があるのに、受験者数が減って倍率が下がり、採用試験は“広き門”になりました」(諸富教授) 特に小学校では倍率低下が目立っている。文部科学省の調査によると2017年度は東京で2.8倍。全国の最低倍率は富山、広島、高知の2.3倍だった。 採用倍率が低くなることで、多くの識者が懸念するのが「教師の質の低下」だ。「一般に、倍率が3倍を切ると合格者の質が担保できないといわれます。東京など多くの都道府県では、採用試験を受ければほぼ受かる時代。これからは、優秀な教師を確保するのがますます難しくなる。全国の教育現場が頭を抱えています」(諸富教授) 教育ジャーナリストの松本肇さんは、教員免許を取れる大学の二極化が教員の質が低下している一因と話す。「昔は学校の先生といえば、各都道府県に1つある国立大学の卒業者でした。しかし近年、偏差値50前後の大学でも取得できるようになってきています。レベルの高い大学の出身者は高校など教科ごとの専門的な教師を目指すので、偏差値の低い大学の出身者は採用枠の多い小学校教師になりがちです」 事実、小学校における国立大学の教員養成課程出身教員の割合は、2001年の59.1%から2006年には41.4%に低下した。一方、私立大学を中心とする一般大学出身者の教員比率は、2001年の32.7%から2006年に48.8%まで増加。なかにはエスカレーターで進学し、大学受験を経験していない新人教師も存在する。◆指導力の低い教師は、子供の学力伸ばせない恐れ 松本さんは以前の教師志望者では考えられなかった光景も目にするという。「目上の人に対して敬語を使えない教師が多くなったと感じることがあります。子供は大人同士の会話を聞いて、自然と語彙力を身につけていくもの。日常生活で耳にする言葉が間違ったものであるのは心配です」 教育雑誌『お・は』の編集人で、小学校を定年退職後、非常勤で教師を続ける岡崎勝さんは、「教師の学力は子供の学力に直結する」と話す。「スタンフォード大学のハヌシェク教授の研究によると、もともとの学力が同じレベルの子供たちに対し、能力の高い教員が教えた場合、子供たちは1年間で1.5学年分の内容を取得しますが、能力の低い教員が教えた場合、0.5年分しか取得できません。指導力の低い教師は、子供の学力を伸ばせない可能性が高いと言えるのです」 学力の不安だけではない。子供がたくましく育つ力をサポートするのは教師の「経験値」だが、最近の若い教師はリアルの体験が少ない。「ゆとり世代はデジタルは得意ですが、アナログは苦手です。例えば、ホースが丸まったままで勢いよく水を出そうとして、花壇の水やりを失敗してしまったり、朝顔やヘチマの育て方を知らなかったりします。しかもそれを年配の教師に質問しないことも多いです」(岡崎さん) 諸富教授も若手のコミュニケーション能力不足を嘆く。「今の若い教師は、日常生活で、スマホに頼り切っているせいか、思っていることをきちんと言葉にして相手に伝えることが苦手なようです。驚くのは、固定電話を使ったことがない人が多いこと。新卒の先生には、まずベテラン教師が“保護者とどうやって電話で会話するか”をレクチャーするんです」 今年7月、愛知県豊田市の小学校で炎天下の屋外学習後に小1男児が熱中症で死亡した。実習を引率したのは、担任の20代女性教師。「授業とはいえ炎天下で外に連れ出したのは、学校が指定したカリキュラムを優先し、熱中症の危険まで思いがいたらなかったのでしょう。若い教師を他の教師がもっとサポートすべきだったのです」(岡崎さん) 不祥事も後を絶たない。今年だけで「ひざの上に座らせた女子児童の腰や下半身を触った」「勤務校の教師用の女性更衣室を盗撮した」「飲酒運転で物損事故を起こした」「スーパーで食品を万引した」「保護者から預かった教材費を横領した」などで小学校・中学校の20代教師が次々と処分されている。せっかく教職に就いたのに離職するケースも多い。「昔は10倍以上の倍率を超えて苦労して手に入れた教職なので簡単に手放しませんでしたが、今は倍率が低下したせいか、すぐ辞める傾向があります。『同僚や校長とそりが合わない』『通勤に1時間半かかる』といった理由で、さっさと退職するケースが増えています」(岡崎さん)※女性セブン2018年10月25日号
2018.10.12 11:00
女性セブン
『馬のゴン太の大冒険』 萩本欽一や武田鉄矢らが語る魅力
『馬のゴン太の大冒険』 萩本欽一や武田鉄矢らが語る魅力
 1984年、ひとりの若者が自身の体験を1冊の本にまとめた。タイトルは『馬のゴン太旅日記』(小学館)。その名の通り、冒険好きな大学生・シマくんが道産子と呼ばれる馬のゴン太にまたがり、北海道・函館から九州・鹿児島まで、日本を縦断した113日間の記録だ。 作品は『第7回絵本にっぽん賞』を受賞、『全国学校図書館協議会選定「よい絵本」』に選ばれ、ロングセラー絵本として親しまれてきた。これが冒険物語『馬のゴン太の大冒険』となって帰ってきた。この物語に多くの著名人が心打たれている。その感動の声の一部を紹介しよう。◆「シマくんの心を入れ替えたゴン太の優しさ」萩本欽一さん ぼくは馬が大好きで、ずっと中央競馬の馬主を続けてきました。馬って不思議なんですよ。ぼくが『欽ドン!』(フジテレビ系)や『欽ちゃんのどこまでやるの!』(テレビ朝日系)で高視聴率をあげ、「視聴率100%男」といわれていた時期は、まったく走ってくれませんでした。 けがをしたり、賞金も稼いでくれません。でも、ぼくの仕事がうまくいかない時期は「欽ちゃん、大丈夫! ぼくたちが稼ぐから」って大活躍してくれたんです。 主人公のシマくんって、最初はゴン太の世話をまったくしません。『欽ドン!良い子悪い子普通の子』でいえば、ワルオです。それがゴン太との旅の中で、フツオになり、ヨシオになり…。競馬にたとえれば、騎手のシマくんと競走馬のゴン太が北海道をスタートし、ついには鹿児島のゴールまで苦楽を共にしながら駆け抜けるのです。感動的なシーンの数々に胸を打たれます。 そして最後には「何でそうなるの!」というどんでん返しが…。◆「豊かな心は人生の同伴者があってこそ」武田鉄矢さん「人馬一体」という言葉があります。乗り手である人が、馬を巧みに乗りこなしているという意味合いで使われる言葉ですが、本当は馬と人間が別の生き物に変身したいという願望。それが四字熟語になったものなんです。 そうやって考えてみると、人間の欠点も、動物の欠点もお互い別々の生き物になってみないとわからない視点って、きっとあるんじゃないでしょうか。  また、この本を読んで、つくづく人生の同伴者というものを持てるか持てないかっていうことが、いかに大切かということも考えさせられました。共に苦労や喜びをわかちあい、心底から信頼し合える存在。それこそが自分の人生において、心の豊かさを左右していくんじゃないかなと感じたんです。 そういう意味では、お子さんたちはもちろん、これから人生という大海原を泳いでゆく、若い世代にひとつの提案をもたらす本だと思います。 ぜひ、手に取ってもらいたいですね。◆「アナログさが今まさに新鮮!」風見しんごさん ぼくは原作の映画版『あいつに恋して』で、シマくん役を演じさせてもらったんですけど、とにかく撮影は苦労の連続。道産子って農耕馬だからなかなか乗せてくれないし、蹴られるわで。生き物だからどこでもウンチもするし、その都度、撮影を中断して掃除もしなくちゃならない。 もちろん、エサや体の手入れも重要です。いやぁ、これを本当に成し遂げたシマくんって、“もしかして、計画性なかったのかも!?”って(笑い)。だって、綿密にあとさき考えてたら、冒険なんて生まれないですもの。 行き当たりばったりでも自分の体で経験を積んでいく。しかも馬とですよ! これって、いい意味で、ものすっごいアナログじゃないですか。 今は手のひらのスマホで地図だって見られるし、宿の予約もできる。Siri(音声認識で質問に答えるAIアシスタント)に聞けばなんでも答えてくれるけど、ゴン太はな~んにも答えてくれない。だけど、大事なことを旅のなかで教えてくれるんですよね。◆「動物の立場になって考えられます」川上麻衣子さん とっても面白くて一気に読み終えてしまいました。冒頭のイラストのおかげで強くイメージできましたし、そのあと具体的な文章でなぞっていく構成がわかりやすくていいですね。 シマくん、最初は自分の都合よく動く道具として、ゴン太を見ていたと思うんです。でも、旅の途中から徐々にゴン太の気持ちに歩み寄っていくところがとても正直に描かれていて…。 やっぱり、生き物ですから思い通りにはいかないし、想像もしていなかった行動をとることがあって当然なんですよね。 馬であり、犬であり、猫であり、人間がもっと生き物の立場にたってコミュニケーションをとることが大切だなと…。 ペットとの暮らし方が考えられる時代だからこそ、この本を読んで人間が動物たちの本来あるべき姿をちゃんと見つめ直していかなきゃいけないなって、そんなことを改めて考えさせられました。※女性セブン2018年8月2日号
2018.07.24 07:00
女性セブン
なぜジャニーズ事務所はソロではなくグループばかりなのか
なぜジャニーズ事務所はソロではなくグループばかりなのか
 TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince……過去24年間でジャニーズ事務所からCDデビューしたグループは14組にも上り、そのいずれもがヒットチャートを賑わせている。 彼らをプロデュースするジャニー喜多川氏は現在のグループの雛形を作るまで、どのような試行錯誤を繰り返したのか──。ジャニーズ事務所の歴史に詳しく、『テレビとジャニーズ』(blueprint/垣内出版)、『ジャニーズの正体 エンターテインメントの戦後史』(双葉社)などの著書がある太田省一氏はこう語る。「ジャニー喜多川さんは日本でオリジナルミュージカルを成功させるために、1960年代に初代グループのジャニーズを作り、ジャニーズ事務所を立ち上げた。ミュージカル志向の強さは現在に至るまで変わっていません。一方で、創立当初は今ほどテレビでの活動は活発ではありませんでした」(太田氏。以下「」内同) 1964年に『若い涙』でレコードデビューした初代グループのジャニーズは、1965年に『NHK紅白歌合戦』に初出場するなど人気を得る。さらなる芸の向上を図ろうと修業を積むため、1966年8月に渡米。その間、日本での芸能活動は休止した。1967年の正月に帰国した時には日本にグループサウンズブームが訪れており、人気が下降。同年の11月限りで解散することになった。「この時、ジャニーさんはテレビに出ることの重要性を身に染みて感じたのではないでしょうか。2代目のグループであるフォーリーブスは、テレビをより重視して活動することになります」 北公次、青山孝史、江木俊夫、おりも政夫の4人組で、1968年に『オリビアの調べ』でレコードデビューしたフォーリーブスは、テレビ東京系『ヤンヤン歌うスタジオ』の前身である『歌え!ヤンヤン!』に1972年から1975年までレギュラー出演。1970年から7年連続で『NHK紅白歌合戦』出場を果たすなど“TVスター”としても活躍した。「フォーリーブスは、現在のジャニーズグループの原型と言っていいでしょう。司会役の江木、歌唱力の高い青山、バク転を披露するなど運動神経抜群の北、バラエティ対応能力の高いおりも……というように、それぞれの個性を明確にして、テレビで魅力を発揮した。SMAPなど、それ以降につながる1つの形をいち早く作ったグループでした」 1972年、ジャニー喜多川氏は郷ひろみをNHK大河ドラマ『新・平家物語』でブラウン管に登場させ、その後『男の子女の子』でレコードデビューさせる。「フォーリーブスもドラマに出ていなかったわけではないですが、ジャニーズ事務所のタレントが本格的に役者活動を始めたのは郷ひろみからでしょう。デビュー年には森田健作の学園ドラマシリーズ『青春をつっ走れ』、『あしたに駈けろ!』と立て続けに出演しています。グループで各人の個性を明確にしたフォーリーブス、歌ではなくドラマでテレビデビューした郷ひろみという2例が『たのきんトリオ』に繋がります」◆たのきん以降、ファンが好きなアイドルを選べるように 1975年に郷が事務所を離れ、フォーリーブスの人気も下降気味になってきた1970年代後半、ジャニーズ事務所は時代を牽引するようなタレントを生み出せていなかった。 その窮地を救ったのが、ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)の生徒役に抜擢された田原俊彦、近藤真彦、野村義男の3人だった。「それまでの学園ドラマは、中村雅俊などが演じるスーパーヒーローのような先生が大活躍して、いつの間にか問題が解決していた。しかし、『金八先生』は中学生が実際に抱える受験、恋愛、親との関係などの悩みを描いた。先生役の武田鉄矢も含めて、リアリティのある学園ドラマでした。 生徒役の田原、近藤、野村は三者三様の魅力があった。トシちゃんはある種の陰があって、マッチはヤンチャで、ヨッちゃんは親しみのある役柄。トシちゃんのデビュー曲『哀愁でいと』は、ドラマの役柄の雰囲気とも凄くリンクしていた。それも大ヒット曲になった理由の1つでしょう」 彼らは歌手デビューは別々だったが、『たのきんトリオ』と呼ばれるユニットとなり、映画はシリーズ化され、テレビでも毎日のように共演していた。以降、ジャニーズ事務所からデビューするタレントは、ひかる一平や中村繁之などを除き、シブがき隊や少年隊などほとんどがグループになった。「1970年代までの男性アイドルは新御三家などをはじめソロが中心で、ファンからすると “事務所から与えられる”という要素が強かった。しかし、たのきん以降はグループ内でそれぞれ個性が違うので、ファンが好きなアイドルを選べるようになった。また、メンバー同士の関係性も楽しめるようになった。たとえば、SMAPなら草なぎ剛と香取慎吾の仲の良さをラジオや雑誌の対談などから感じ取れる。グループアイドルを応援する楽しみがファンに発見されました」 ジャニー喜多川氏は1964年の初代グループのジャニーズから試行錯誤を経て、1980年代になって、今につながる理想のスタイルを生み出したようだ。「ジャニーズ事務所のタレントは歌、ドラマ、バラエティ、司会、舞台など様々な場所で活躍している。そのベースには、ジャニーさんの独特のセンスと嗅覚であらゆるものを貪欲に取り込むジャニーズならではの“何でもアリ”なエンタメ精神がある。ジャニーズのエンターテイメントの凄さと面白さはそんなところにあると思います」
2018.07.13 16:00
NEWSポストセブン
女子高生の妊娠が生む貧困、学校は自主退学を止めるべき
女子高生の妊娠が生む貧困、学校は自主退学を止めるべき
 3月30日、文部科学省はこれまでにない実態調査を発表した。女子高校生の妊娠についての『妊娠した高校生の在籍状況2015~2016年度』調査を公表したのだ。全国の公立高校(3571校)が把握している妊娠は2098件。うち3割(674件)が自主退学していた。しかも自主退学の中には学校の勧めによるものが32件あったという。 妊娠した女子高生の在籍状況は、「産前産後を除き通学継続」したのは、37.1%。「本人・保護者の意思で自主退学」が、30.6%。「妊娠・育児を含めた休学」は、9.0%。「転学」が8.5%。そして、「学校の勧めによる自主退学」が、1.5%いた。 そもそもこの妊娠退学問題は、日本の性教育の遅れが招いているという声もある。国際政治学者の三浦瑠麗さんは言う。「この調査は、妊娠をした後に“産む”と判断した人の数字でしかありません。その前段階で、ひそかに中絶している人も多いはず。日本では中絶が合法ですが、それ以前の問題として当たり前の避妊策が普及していません。そのため、中絶数は3900万件(1924~2015年)と世界で5位という多さです」 中絶率の高さは、すなわち避妊教育の未熟さを裏づけている。ユネスコのガイダンスでは、コンドームなしの性交のリスクを教える必要性は小学生からということが推奨されている。だが、日本では、小中高校いずれも性交について教えてもいない。「性交しないことを前提としているため、確実な避妊方法を教育するまでに至っていません。結果、男性が女性を妊娠に追い込んでしまうことのリスクも自覚していません」(三浦さん) 高校生の妊娠が世間から批判を浴びる日本で、今から40年ほど前、15才の中学生が妊娠・出産するセンセーショナルなドラマが放映された。『3年B組金八先生』(1979年、TBS系)だ。 宮沢保(鶴見辰吾)との間に子供ができた浅井雪乃(杉田かおる)は、親から見捨てられるなか、学校に踏みとどまり、教師やクラスメートの理解を得ていく。そこで金八(武田鉄矢)は、生徒たちに愛の授業、いわゆる性教育を行うのだった。同作品の脚本家である小山内美江子さんは当時を回顧する。「この話は決して中学3年生で子供を産んでいいよというメッセージではありません。学生が性行為に及ぶということはこういうことなんだよということを伝えたかったんです。中学での出産は早すぎる、だけど彼らの“身ごもった命を大事にしたい”という考えに文句は言えるのだろうか、と。そして性をきちんと学ぶことの大切さを知ってほしかったのです」 それ以降、『14才の母』(日本テレビ系)、『コウノドリ』(TBS系)など、中高生の妊娠をテーマにしたドラマが制作されているが、いまだ根本的な問題はなんら解決していないのが実情である。 一般社団法人ライフデザイン・ラボの代表理事・白水崇真子さんは、妊娠による高校退学のリスクは非常に大きいと警鐘を鳴らす。「学歴は中卒になります。応募できる仕事が限られ、低賃金です。それに10代の出産は周囲の理解を得られないことも多く、家族や友人からも孤立しがちです。そこでパートナーの男性が逃げてしまったら、誰にも頼れない。退学後は学校の先生たちにも頼れない。社会で孤立すると、出産や子育て、母体の健康や福祉の支援サービス“情報”も入手しにくくなる。 結果、生まれてくる子供の貧困にもつながってしまいます」 厚生労働省の『平成28年度全国ひとり親世帯等調査』によると、母子家庭の中でも、中卒者と大卒者では、世帯収入で約1.5倍の開きがある。少子化ジャーナリストの白河桃子さんはこう憤る。「18才以下の結婚の8割ができちゃった婚ですが、うち6割は離婚しているというデータがあります。妊娠したら学業を諦めてお母さん業に専念というのは、あまりに前時代的です。女性も働かないと食べていけない時代、就職に不利な道筋を高校が先導してどうするんでしょう。 周りがサポートして高校は卒業してほしい。できれば大学にも行き、なるべく稼げるようになることは、子供の貧困を防ぐためにも重要なことです。学校側は、もし生徒が自主退学したいといっても止めるべきなんです」※女性セブン2018年5月3日号
2018.04.23 16:00
女性セブン

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