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香川乱交パーティー ガサ入れをサプライズイベントと勘違い

 香川県東かがわ署と県警生活環境課などは9日、同県まんのう町のロッジで乱交パーティーを開催したとして、公然わいせつ幇助の疑いで乱交パーティ「FREEDOM」を主宰する愛媛県松山市の会社員・上枝巨彦容疑者(38)ら男女4人を現行犯逮捕。同パーティーで性行為中だった別の男女4人も、公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された。

 現場となった香川県まんのう町の貸しロッジを、総勢90人の大捜査陣が取り囲んだのは、10月9日夜のこと。「動くな!」「警察だ!」――捜査員が大きな声を上げると、全裸で絡みついていたカップルと、それを凝視していたギャラリーが凍り付いたように動きを止めた。捜査員の方を振り返るギャラリーたち。怯えたようにうろたえる者もいれば、何事もなかったかのように、再びカップルの局部に視線を戻す者もいた。

 摘発に当たった香川県警の捜査関係者がいう。「セックス鑑賞に熱中するあまり、参加者は自分の置かれている状況が飲みこめなかったのかもしれない。ほとんどの人が、警察が踏み込んでくる様子を呆然と眺めていた。なかには主催者側が用意したサプライズのイベントと勘違いした人もいたようだ」

 これが、主催者自らが「四国ノ乱」と称する大乱交パーティー摘発の瞬間だった。参加者49名(男性25名・女性24名)と、スタッフ4名の計53名が、定員15人のロッジの中にひしめいていたという。

※週刊ポスト2010年10月29日号

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