国際情報

オバマ大統領絶賛のクリーンエネルギーは「シェールガス」

 福島原発で原子力発電への疑問符は世界中に広がった。ガスへの脚光は世界的な潮流でもある。

 いち早く表明したドイツやスイスに続き、国民投票で反対票が9割を超えたイタリアなど、「脱原発」の動きが世界的に高まっている。その動きと前後する格好で、国際エネルギー機関(IEA)は6月6日、世界が「ガス黄金時代」を迎えたとするレポートを発表した。

 それによると、世界の天然ガスの需要はエネルギー全体の約2倍の勢いで伸び、2035年には2008年と比べて62%増加するとされている。今後は原子力はもちろん、原油に取って代わる「エネルギーの主役」としてガスに対する注目度が高まっているのだ。

 エネルギー産業に詳しい一橋大学大学院商学研究科の橘川武郎教授が語る。

「特に米国では、はがれやすい岩石層を採掘して生産する『シェールガス』という膨大な量の非在来型ガスの存在が明らかとなり、2009年には米国がロシアを抜いて世界最大の産ガス国となるシェールガス革命が起きました。かつては『原子力ルネッサンス』と繰り返し説いていたオバマ大統領も、今年3月以降はガスこそクリーンエネルギーといって憚らないほど。いまや世界のエネルギー政策の最前線では、天然ガスの争奪戦が繰り広げられています」

※週刊ポスト2011年7月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

年末、大谷夫妻はハワイで過ごしていたようだ
《お団子白コーデの真美子さんに合わせたペアルック》大谷翔平の「イジられる」魅力…ハワイではファンに妻と笑顔の対応、後輩も気を遣わない「自信と謙虚さのバランス」
NEWSポストセブン
トイレ使用をめぐって揉めることも多い(写真提供/イメージマート)
《年末年始にトラブル増加》わざと女性用トイレを使う男性問題 「注意すると”なぜ小便器がないのか”と逆ギレ」嘆く居酒屋店長
NEWSポストセブン
一世を風靡したビートきよしの現在とは
《意識失い2025年に2度の救急搬送》難病で体重22キロ増減のビートきよし、週3回人工透析も…“止められない塩分摂取”「やり残したことなんてない」 
NEWSポストセブン
川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)
《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」
NEWSポストセブン
引退する棚橋弘至(右)と、棚橋への思いを語る武藤敬司(左)
《棚橋弘至がついに引退へ》「棚橋も俺みたいにハゲていけばよかったんだよ」武藤敬司が語ったかつての付き人に送る“はなむけの言葉”
NEWSポストセブン
餅つきに現れた司忍組長
《六代目山口組の餅つきに密着》近隣住民も驚いた「6時間の“ヨイショ”の掛け声」…高山清司相談役の登場に警察が驚愕したワケ
NEWSポストセブン
静岡大学名誉教授で文学博士の小和田哲男氏(右)と駿河台大学教授の黒田基樹氏
《大河ドラマ『豊臣兄弟!』がスタート》弟・秀長はなぜ主役たりえるのか 「秀長こそが人たらしだった」時代考証担当が明かす“戦国最高の交渉人”の素顔【小和田哲男氏×黒田基樹氏対談】
週刊ポスト
フジテレビをはじめ、女性アナウンサーをめぐる様々な「組織改変」があった2025年(時事通信)
《テレビ各局の社内改革》ひっそりとなくなっていた「女性アナウンサーの人気グッズ」…フジテレビは「コーディネーター職」新設も止まらぬ“退社ラッシュ”
NEWSポストセブン
店を出て言葉を交わす2人(2025年11月)
《寄り添う夫婦の黒コーデ》今井美樹と布袋寅泰、街中でかかげたキラりと光る指輪に妻の「プライド」高級スーパーでお買い物
NEWSポストセブン
結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《圧巻の8頭身ボディ》結婚発表の長澤まさみが語っていた「タイプの男性」 インタビュアーも虜になったオーラと「人間力」
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
2025年に離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(左/本人インスタグラム、右/時事通信フォト)
《ファミリーカーの運転席で弁当をモグモグ…》2児の母・加藤ローサ、離婚公表後の松井大輔氏との現在 いまも一緒に過ごす元夫の愛車は「高級外車」
NEWSポストセブン