餅つきに現れた司忍組長
2025年12月28日、六代目山口組が恒例の餅つきを行なった。2025年は10年に及ぶ分裂抗争について、六代目側が一方的な終結を宣言したこともあってか、司忍組長を筆頭に直参組長にも笑顔が見受けられた。日本最大の暴力団の“年の瀬”に密着した。【前後編の前編】
会場となった瀬戸一家(愛知県瀬戸市)本部ガレージ前には朝日が昇りきる前から愛知県警をはじめとした警察、メディアが集結。ピーク時には50名ほどが会場を取り囲んでいた。
「おはようございます!」──朝7時過ぎ、現場に到着すると、直参組長が続々と会場入りを始めていた。篠原重則・若林組組長、佐藤光男・落合金町連合会長、井上茂樹・大石組組長が立て続けに姿を見せた。いずれもお供の組員の手には封筒が。実話誌記者が語る。
「例年通りなら参加者のインフルエンザや新型コロナウィルスの検査結果をまとめた表が入っていると思われます。六代目山口組は、新型コロナ流行時からウイルスという“見えない敵”を人一倍、気にしている。餅つきは200人近くが参加しますし、掛け声も出すので飛沫感染のリスクもありますからね。2025年末はインフルエンザが猛威を振るっていることもあり、“少しでも発熱があるなら出席を見合わせるように”という通達が来ていたと聞いています」
次に姿を見せたのは野内正博・弘道会会長、吉村俊一・吉川組組長、上野真慶・奥州会津角定一家総長。12月13日の事始めで司忍組長と盃を交わした新直参組長3人が一緒に会場入り。野内組長は、司組長や高山清司相談役、竹内照明若頭など六代目体制の中心人物の出身組織・弘道会の組長にスピード昇格したとあって警察・マスコミは一斉にシャッターを切っていた。
「2024年まで野内組長はガレージ前で直参組長の出迎え、交通整理と汗を流していたが、2025年は外に出てくることはほとんどなかった。これまでは時にはマスコミと冗談を交わしていた野内組長が、今回、終始険しい顔つきだったのが印象的でした」(同前)
その後も続々と直参組長が会場入り。確認できただけで新井錠士・章友会会長、杉山志津雄・愛桜会会長、本部長の山下昇・極粋会会長、若頭補佐の中田浩司・山健組組長、北島虎・杉組組長、若頭補佐の加藤徹次・豪友会会長、同じく若頭補佐の安東美樹・竹中組組長、川崎誠治・司興業組長、森健司・司興業総裁、水島秀章・益田組組長、薄葉政嘉・平井一家総裁、鈴川驗二・早野会会長と六代目体制の中核人物が姿を現す。
全ての直参組長が会場入りを果たしたと見られる8時前、ガレージが開き、山下本部長を筆頭に若頭補佐らが姿を見せる。「見えました」の声とともにレクサスが到着。姿を見せたのは竹内若頭だった。
